新品・中古サーフボード販売、カスタムオーダー、ウェットスーツ、サーフィン用品など。NAKISURFは、プロサーファー、フォトグラファー、サーフライターで知られるNAKIのコンセプトサーフショップです。

naki's blog

【サーフィン研究所】水温27度_クロシオ・ヒルズ・グレイテスト・エクリップス_品格のお好み焼き_(1368文字)

Nacky on

Catch Surf® Heritage Collection Nose-rider 8’6″

.

うねりは遠くなり、

そしてささやかになった。

土佐の水温が温かい。

真夏と同じレベルに温かいのだ。

調べてみると、

西日本のほとんどのエリアで摂氏27度もあった。

27度はカリフォルニア流だと華氏80度であり、

あちらはすでに10度前半(手を入れておくと痛い温度)となっているようで、

「エイティーズ・デス」と、

キャッチサーフ本社のナンバー2、

ジョエル・マナラスタスに自慢していた。

(ジョエル家族日本編は巻末リンクを参照ください)

黒潮町には、

ビバリーヒルズに匹敵する

『クロシオ・ヒルズ』がある。

これは南海トラフ大地震の際に官公庁舎を機能させるべく、

黒潮町中央付近の高台を切り開いて土地としたもので、

その官公庁の周りには高級住宅地が立ち並びはじめた。

そのクロシオ・ヒルズの麓で見たのは、

「サバサバ直列」という珍しいショットだ。

この交差点はきっと何か縁を引き寄せる力、

聖闘士星矢の「グレイテスト・エクリップス」なのではないか、

スカシー河合さんとそんなことを話しこんでいた。

黒潮町の殿堂『お好みマルヤ』に行くと、

スカシー河合さんは、

観光名所にもなっている

『まるやストア・エクステリア』の撮影に集中されていた。

(まるやについては巻末リンク*2を参照ください)

白染めの暖簾をさっとかき分けて入店するのは、

池波正太郎さん流のダンディズムそのもので、

着の身のままで旅行する檀一雄が、

それぞれの終着駅で払い下げコートを購入する話を河合さんにすると、

妙に喜んでいた。

「河合さんは、品格に重きを置く人なんやね」

と言ってターボーくんも納得してくれた。

そのターボーくんにイカとブタ、

そしてトンチーを注文し、

店内に湯気が満ちあふれた瞬間を焼き付けてみた。

完成品を受けた河合さんは、

「ぼくの地元の徳島でもお好み焼き文化があり、

学校帰りによくこうして食べました」

「へー。そうなんですね」

「それにしてもマルヤはおいしいです。

上方のB級品とありますが、味は特Aですね」

そんな感想であるらしかった。

マルヤには、

「何か」というエクセレント・ファクターがあるのだろう。

さきほど、

これを書きながら

スカシーのパウンドケーキ『プレーン』と、

マンダラ・コーヒーの殿堂入り

『レッド・カトゥアイ&マリブ』と合わせると、

〈リリシズム(lyricism:喜怒哀楽が昇華して表れる芸術的な感動の特質)〉

という言葉が浮かんだ。

局止めで荷物が届いたので、

須崎郵便局に行くと室戸の切手が売っていた。

で、

昭和40年前後生まれの読者なら感じられる

『切手収集』という趣味が頭を持ち上げるのだった。

切手というのは秀逸なデザインが

「価値」として封入されているから欲しくなるのだろうか?

そんな質問を瀧朗にすると、

「パトラッシュ、疲れただろう」

そんなセリフが送られてきて、

よく考えると、

私は疲れているのかもしれなかった。(笑)

おやすみなさい・・・z’

【巻末リンク:ジョエル一家日本編】

鎌倉&逗子サーファーズ観光日_(837文字)

【巻末リンク*2:お好みまるやについて】

【サーフィン研究所】ハッピー・サーフィン@黒潮町!_般若心経秘鍵のお好み焼き_(2169文字)

【巻末リンク*3:マンダラ・コーヒー】

【サーフィン研究所渾身号】氷雨の悲哀_マンダラ・コーヒーの渾身新作『レッド・カトゥアイ』『レッド・カトゥアイ&テキーラ』_(2178文字)

Happy Surfing and Happy Lifestyles!!