North Hawaii
May, 2023
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13年前に発刊された写真とエッセイ集の
『NORTH HAWAII』がある。
最終日の夕方、
その表紙と同じような色彩になったので、
撮った場所(ククイウラ港)に行ってみると、
あの日とまったく同じ視界に包まれた。
今回は、
鳥群が空を舞っていた。
ツバメの群れだという。
渡り鳥ではないが、
そんな生態に自身を重ね、
瞠目(どうもく)も瞑目(めいもく)もしていた。
ホワイトハウスがあるラワイ湾。
波の宝庫で、
名のあるブレイクだけでも4つあり、
ビーチハウスとセンター以外は、
書くのも恐ろしい名前が付いている。
「名は体を表す」
という慣用句を思い出していた。
□
さて鎌倉。
「いざ鎌倉」という言葉があるが、
その意味を忘れてしまっている。
35年来の友人ハービー・フレッチャー。
友人と書いたが、
私がサンクレメンテに初めて行ったときにお世話になった人で、
私の子どもたちもハービーと一緒に時間を過ごしているのだから、
いわゆるファミリー・フレンドだ。
彼と一緒に鎌倉でサーフするのは、
なんだかリバース・エクスペリエンスというか、
いろいろが反転しているが、
たぶんきっとメビウスの輪のように正しいのかもしれない。
瀧朗は、
法王を支えるドラグラ摂政職に就いているが、
フレッチャーズの養子のようなものであり、
その縁で日本のエージェント業を請け負っている。
それが今回ロンハーマン東京で開催された
『Take Five展』につながったのだ。
瀧朗とフレッチャーの関係をさかのぼると、
このクリスチャンに行き着く。
二人は、
カタリナ島の遭難、
そしてロンボックのデザート・ポイントでの発火や、
サンエーハイツ101号室での五体投地を経て現在がある。
Takiro on
Catch Surf® ODYSEA 7’6″
.
タキローは、
そんな激烈を通過しているので、
彼の波乗りは、
いわゆる洗練されたドラグラ風味でもある。
Catch Surf® Heritage Collection 8’6″
.
私はこのマサモ斜面とか、
小さくウェッジするピークに38年前を思い出し、
さまざまな想いにひたっていると、
ツーこと白岩勝彦がやってきて、
「ジョージさんが浜にいます!」
そう言うので上がって探すもお姿見えず。
このジョージさん、
またはジョジゲ、
ゲルゲさんという7歳年上の先輩で、
私がサーフィンをはじめたときにものすごくお世話になった人である。
なんとしてでもお会いしたかったが結局お会いできなかった。
またいつか。
上の画像は、
ジョジゲさんがよく履いていたエアジョーダンのオリジナル。
さてさて、
ノースハワイの積み残しがたくさんあって、
すこしずつポストしていきます。
今回の楽しみのひとつがこの
「カウアイ・ジュース・カンパニー」
へ行くことだった。
4年前の『オーシャンズ」取材のときに、
とても気に入った店であったからだ。
あのときはカパアにしか店がなかったが、
いまではこうしてコロアにも支店ができ、
躍進というか、
健康を届ける店として大人気となっている。
旅の疲れとか、
時差ぼけ等々があり、
コールドプレス・ジュースが欲しく、
このユニコーン・ブレンドをいただき、
元気100倍となった。
また続きます。
ALOHA!
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【巻末リンク:瀧朗はドラグラ摂政でもあります】
【巻末リンク*2:ハービー皇帝】
【特大号】白虹_高知自由党サーファー図鑑_台風10号回想記1_ドラグラ始皇帝に三蔵法師の著書を夏休みの自由研究に!?_(2999文字)
【巻末リンク*3:ノースハワイ本のこと】
幻のブイ計測値_サクラとパンダ_計21000字の原稿_『NAKIPHOTO NORTHHAWAII展』_(1985文字)
【巻末リンク*4:五体投地とか託宣がわからなければこちらへ】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
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