土佐西南の足摺岬。
ここは空海が、
観音の住む補陀洛界に最も近い聖地だと感得された岬だ。
岬の内側には大月半島があり、
夕日の美しい宿毛湾が拡がっている。
私は土佐市のハレタで、
豚汁たまごかけごはん朝食をいただきつつ、
その半島の先端まで行ってきた。
Googleマップで計測すると、
千葉の玉前神社から1008kmという距離だった。
南うねりの南西風という予報ではあったが、
東向きの熊が浜に寄ると、
無風の絶好のコンディションだった。
スマグリはんこと、
スマイリー・グリズリーと「ガォ〜」と、
ハッピー・サーフセッションをしつつ、
そこから南西に向けて国道と県道を2時間弱ほど走ると、
養殖ブイが浮かぶ湾に到着した。
そこは、
まさに南の島そのものだった。
GoPro4片手に潜ってみた。
瞑想というか、
ノースハワイや奄美、
または沖縄の海視界があった。
しばし放心しつつ、
息を吐ききっては海底に横たわっていた。
遠くから魚の群れがやってきた。
これは小アジだろうか。
魚博士のタキローにこの画像を送ってみると、
「これはアジ科ムロアジ群のマアジですね」
「へー」
「系統樹で言いますと、クロホシムロアジのすぐ下に属します」
「へー(よくわからないけど)」
ノアも魚博士だったので、
同じような話題となってうれしい。
上がって、
サニーマートFCコモンズ大月店で求めた
「助六寿司」と、
「鯖押し寿司」を食べようとすると、
なんと!
イルカが飛び跳ねていた。
私はすかさずイルカのイルくんと名付け、
こちらもタキローにジマンした。
タキローは、
すみっコぐらしの研究の第一人者であり、
前述したような魚博士ではあるが、
なぜかイルカやクジラ、
ラッコのような哺乳類にはあまり興味がないようだ。
なぜなら、
上記したアジのような魚種や形態ではなく、
このような学術的な返信が送られてきたからだ。
「イルカの知性が法王よりも優れていると、
その可能性が指摘されていますが、
ぼくはそうは思いません。
詳しくはCetacean intelligenceと検索してみてください」
ナッキーは
「野生イルカと泳ぐ」
という夢がかなった。
さらにウミガメを見つけてご満悦だった。
しかし、
高知の足摺岬の裏に野生イルカがいるとは、
私も含めて驚かさせられた事実で、
人生は何があるかわからないと、
これでまでのことをソーマトー(走馬灯)のように思い出していた。
□
【巻末リンク:イルカの夢】
【巻末リンク*2:奄美大島のイルくん】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
◎