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naki's blog

【サーフィン研究所】虚無と感動の交信_クレクレタコラと人格者の海鮮丼_(1062文字)

強烈なる天候がやってくると大気が変わる。

大気が変わると、

反射する色彩が変わる。

豊満、

淡泊とさまざまな波を通過し、

虚無と感動を交互に受け取ることを堪能していた。

漢字が多いのは、

文学作品の読み過ぎで、

その文体が移っていると自省した。

いまは千葉にいるが、

ほんの少し前は土佐にいた。

ある日のことだ。

クレクレタコラの波がいいと聞いて行ってみたのだ。

情報ソースはドラグラしんじょう君チームからのもので、

よって信用できる情報だった。

すると、

人格者農家で知られる信くんがそこでサーフしていた。

聞いてみると、

ハウス山北みかんの収穫を終えて、

次は「波乗りう米(まい)」の稲刈り作業前の休息だという。

信くんは、

「(大正市場の)タナカセンギョへ、

カツオの刺し身でも食べに行きませんか?」

そんなことだったが、

到着すると、

そのタナカさんは定休日だった。

信くんによると、

この大正市場近隣では、

「昔取った杵柄(きねづか)」

の元カツオ漁師の店が次点らしく、

すかさず行ってみると、

無音の店内だった。

私は無音空間で食事ができないので、

せっかくの信くんには悪いが断念して、

三番目のチョイスとなったヤマモトさんに行くと、

他の店はわりと混雑しているのにここだけは無人だった。

海鮮丼を注文した。

店員が

「こちらをお使いください」

丼タレをテーブルに置いて去っていったが、

「もしかすると?」

そんな直感があり、

タクアンの小皿に丼タレを出して味見してみると、

ヤハリの化学調味料と、

白砂糖たっぷり風味に意識がクラリとした。

血圧が上がるのかな?

だが、

おすすめの丼ダレでなく、

醤油を使えばまともな海鮮丼へと更生できた。

この着色タクアンの代わりに、

何かまともなもの、

たとえば旬のものを使った小鉢にすれば、

こんなに閑散せずに人気がすぐに出ると、

プロデューサーの目になるが、

人格者の信くんは、

「おいしいおいしい」と目を細めていた。

さすがだ。

食後は向かいの八百屋さんで、

ブシュカン(酢ミカン)を求める信くん。

八百屋のおじさんも目の前の人が、

人格者であり、

香南市の名農家だとはわからぬが、

信くんの感動的なオーラを感じたのか、

やたらとうれしそうだった。

Cosmos Surfboards

TheOne 6’4”

Cosmos Original Twin Fin

【巻末リンク:主義主張】

【サーフィン研究所渾身号】ドラグラ=自由真剣主義の宝島_(2133文字)

【巻末リンク*2:クレクレタコラだよ】

【サーフィン研究所シルバーウィーク渾身号】直径2600kmの低気圧_タコラ下における64_(1198文字)

【巻末リンク*3:こちらにもタコラ波が】

【サーフィン研究所渾身号】生涯マジックボードNo.1の64生誕記_(2296文字)

Happy Surfing and Happy Lifestyles!!