季節が変わっていくようで、
あまり見ない雲が出たりする。
12月となってしまった。
2023年もあとわずかだ。
千葉北の波は小さいのだが、
満潮だとイリエが良く、
干いてくるとモニースとなる。
ヒザモモだが、
速い無人ライトを駆けるのは楽しい。
先月は、
中旬からずっと北の海が荒れていた。
この荒れた海からのうねりは、
対岸であるハワイ諸島や北米大陸に
「ものすごい波」として到達した。
あの低気圧が作った波ということを考えると、
台風以上ということになる。
↑前回のワイメア・インビテーショナル
『エディ・アイカウ』のクローズアウトセット
.
冬になると、
猛烈な低気圧が発達を続けるエリアは、
アリューシャン列島にある。
ここは古来からたいてい暴風域のため、
人が近づかないのだ。
それにしても上の波に巻かれたら、
普通の人ならば、
最低でも数カ所骨折するだろう。
そのくらい波圧は強く、
こういう波を貨物列車と形容する理由がわかる。
加えて、
長時間沈められるというか、
叩きつけられるので、
呼吸の問題も生じてくる。
浮力体とジェットスキーでの救助がないと、
天に召される系の波だ。
これが、
その天空系波を創り出す「アリューシャン低気圧」だ。
およそ直径3000〜4000km以上の巨大な、
風速15メートル以上の強風域だ。
千葉から、
アリューシャン列島海域までは、
3500km以上の距離があるので、
こちらは何の影響もなく穏やかだ。
とにかく、
冬のあいだの北の海は、
海が荒れ続けているのだ。
太平洋の温かさと、
北極の、
ベーリング海の極冷水が作り出す自然のスペクタクル。
そう考えると、
波には過去とか、
さまざまな事象が編まれるように重なっているのだとわかる。
タキビ神と重なるようにタキビネコのことを思い出すのは、
炎がありがたい季節になったからだろう。
昔はどこでも焚火をしていたものだが、
最近はめっきり少なくなった。
先ほどの大波は、
たいていは11月の終わりに北米に届くものらしい。
「サンクスギビング・スウェル」
としてアメリカ人に知られている。
上のバリー・ボンズをもじって、
サンクスギビングの夕食だとしたのは、
この日はごちそうが食べられるというコンセプトの祭日だからだ。
それにしても筋肉増強剤のパワーには恐れ入った。
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【巻末リンク:北米での感謝祭のこと】
【巻末リンク*2:新UNO】
【巻末リンク*3:長いから誰も読まないだろうけど】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
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