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【サーフィン研究所】11月終わりの大波=サンクスギビング_アリューシャン低気圧_最近_(1044文字)

季節が変わっていくようで、

あまり見ない雲が出たりする。

12月となってしまった。

2023年もあとわずかだ。

千葉北の波は小さいのだが、

満潮だとイリエが良く、

干いてくるとモニースとなる。

ヒザモモだが、

速い無人ライトを駆けるのは楽しい。

先月は、

中旬からずっと北の海が荒れていた。

この荒れた海からのうねりは、

対岸であるハワイ諸島や北米大陸に

「ものすごい波」として到達した。

あの低気圧が作った波ということを考えると、

台風以上ということになる。

↑前回のワイメア・インビテーショナル

『エディ・アイカウ』のクローズアウトセット

.

冬になると、

猛烈な低気圧が発達を続けるエリアは、

アリューシャン列島にある。

ここは古来からたいてい暴風域のため、

人が近づかないのだ。

それにしても上の波に巻かれたら、

普通の人ならば、

最低でも数カ所骨折するだろう。

そのくらい波圧は強く、

こういう波を貨物列車と形容する理由がわかる。

加えて、

長時間沈められるというか、

叩きつけられるので、

呼吸の問題も生じてくる。

浮力体とジェットスキーでの救助がないと、

天に召される系の波だ。

これが、

その天空系波を創り出す「アリューシャン低気圧」だ。

およそ直径3000〜4000km以上の巨大な、

風速15メートル以上の強風域だ。

千葉から、

アリューシャン列島海域までは、

3500km以上の距離があるので、

こちらは何の影響もなく穏やかだ。

とにかく、

冬のあいだの北の海は、

海が荒れ続けているのだ。

太平洋の温かさと、

北極の、

ベーリング海の極冷水が作り出す自然のスペクタクル。

そう考えると、

波には過去とか、

さまざまな事象が編まれるように重なっているのだとわかる。

タキビ神と重なるようにタキビネコのことを思い出すのは、

炎がありがたい季節になったからだろう。

昔はどこでも焚火をしていたものだが、

最近はめっきり少なくなった。

先ほどの大波は、

たいていは11月の終わりに北米に届くものらしい。

「サンクスギビング・スウェル」

としてアメリカ人に知られている。

上のバリー・ボンズをもじって、

サンクスギビングの夕食だとしたのは、

この日はごちそうが食べられるというコンセプトの祭日だからだ。

それにしても筋肉増強剤のパワーには恐れ入った。

【巻末リンク:北米での感謝祭のこと】

【嵐記念号】嗚呼!!(あぁ)ロッキーショア_スコット・プレスティ_(2016文字)

【巻末リンク*2:新UNO】

【サーフィン研究所】新しいウノ_人格者信くんの俳句集_(991文字)

【巻末リンク*3:長いから誰も読まないだろうけど】

【感謝祭特大号】奄美大島2015年11月_BLUE誌2016年3月号掲載編_(11388文字)

Happy Surfing and Happy Lifestyles!!