災害に謹んでお見舞い申し上げます。

新年おめでとうございます。
本年も変わらぬご愛顧のほどよろしくお願いします。

昨日、
3日はひっきりなしにやってくるうねりは、
北東から東へと向きを変えて、
周期10秒台をキープしていた。

こんなに良い波をひさしぶりに見た。
人々は、
この冷水圧力波におののいたのか、
全くの無人だった。

正確には、
ショアブレイクにヒラメ狙いの長尺ロッドのアングラーが、
ひたすら遠投しながら北進しているだけだった。

すかさずパドルアウトしたのはナッキー。
クラシック8を選んだのは、
前日2日の波の記憶からだ。

この一連の新春波は、
粘るように崩れるので、
テイクオフが遅れてしまう。
それを長く、
重いボードで打開するアイディアをナッキーが持ったようだ。
いい考えだと思った。

パドルアウトする前は、
美しい朝焼けがあり、
龍雲が浮いたので動画を撮った。
開始後15秒くらいのところに昨日の月があり、
龍の胴体はまだ続いていった….。

わかりやすくなるように、
顔部分の雲に龍をのせてみた。

古来から守護とされる龍が、
こうしてタマサキ浜の上にありがたく浮かんでいた。
ポストした前述動画にこの龍の全身が映っているので、
興味のある方は確認してみてください。

龍の出現もそうだが、
法王もタマサキ浜に新春奉賀された。

で、
摂政タキローは、
ドラグラ広報部に贈答品がありますと言った。

法王渡りて
見たてまつりたまひて
御涙にくもりつつ
玉前波もおぼろにぞ御覧ぜられける

[訳]法王が来られて、
(玉前の波を)見ていた。
(そのさまをうれしく感じた私は)、
にじむタマサキ波を(法王と)一緒に見た。

ラッコスターの中から出てきたのは、
始皇帝フレッチャー朝廷からの到来品だった。
世が世ならば、
これは皇帝からの恩賜(おんし)といえるものだ。

それは、
ハービー・フレッチャー・サーフボード本人もの(ブラッド・バーシャムズ製)でありつつ、
始皇帝ご本人(上画像中央)によるアートが施されてあり、
さらに皇帝絵師のバリー・マッギー(上画像左)が、
タキローの顔をしたためた金印だった。

私にとってのハービーは、
初渡米時(’80年代後半)からお世話になっている恩人だ。
しかもサンクレメンテの親分なので、
さまざまなことを助けてもらった。

たとえば、
——すでにこれは30年も前の話になるが——
ジョー・マクナリティとメキシコに行ったとき、
エンセナダのジャッキー・バクスター家でハングアウトし、
サンミゲルあたりで一緒にサーフしたことや、

アストロデッキ社がアマネセラの、
サーフィング・マガジン社内にあった彼のスタジオで、
アートの手ほどきをしてくれたことが忘れられない。

12年も前の話になるが、
NAKISURFオリジナルの、
Zライダー・パッドを作ってくれたのがハービーだ。

アストロデッキがAから始まるから、
A to ZということでZライダーと名付けたのだ。
このパッドを持っているのがクリスチャン。
アートワークはこちらもNAKISURFとなじみ深いロイ・ゴンザレス。

皇帝ハービーは、
子どもたちの子守もしてくれた。
ノアの運動能力をたいそうほめてくれたことがいまも忘れられない。

で、
ハービーの長男クリスチャンとタキローが親友。
そんなこともあって、
フレッチャーズのタキローだとみんなが認識してきているのだ。
ドラグラとリアルが交差した瞬間を描いてみた。

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【巻末リンク:ハービーとのメキシコ編】
【もうすぐ終了の特大号】私の波乗りの歴史_第15編_メキシコ、ジョー・マクナリティとハービー・フレッチャー_(3444文字)
【巻末リンク*2:タキロー・プロデュース】
【サーフィン研究所】スーパーボードの可能性_カリフォルニア・ジェネラルストア_ハービー・フレッチャーとバリー・マッギー、ハナイくんのグループ展_(1071文字)
【巻末リンク*3:直近のタキロー&ハービー皇帝】
【巻末リンク*4:1万2千字もあるのでいつか読んでください】
【naki’sコラム】vol.62 The Thrill is Back. Life is Surfing._ハービー・フレッチャー2012_(12008文字)
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
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