千葉から7時間ほど車を走らせると、
美しい波があった。
トリップメーターを見ると、
260km走ったと表示されていた。
そこからまた寄り道しつつ、
380kmかけて千葉に戻ると、
南東うねりがあった。
敬老の日三連休。
中日の昨日は、
NAKISURFの業務終了後に波を見に行くと、
タキビ神、
バリのヤマザキさん、
ジブリKさん、
S氏と市原マーちゃんがいた。
各ブレイクは、
ものすごいサーファーの数で、
昨今の波乗り人気を思い知った。
暗くなるころには空くだろうと、
のんびりと各人の波乗りを見ていた。
私たちのメンバーは最後まで波に乗り、
いわゆるジョウブツを表現していたが、
仲間ではないサーファーのほとんどが、
すぐにボードを蹴り出すことに気がついた。
つまり、
自主的にワイプアウトしていて、
ほとんどのサーファーが粘らずに波に乗るのを止めてしまう。
もしうまくセクションを抜けていったとしても、
このサーファーのように気に入らない、
または自身が容認できないと自発的に波から降りる。
前述したが、
多くのサーファーが波を待っていて、
その気運をかけて乗った波なのに瞬時に飛び降りてしまうのだ。
じつにもったいないし、
すぐに沖には戻れるのだろうが、
やってくる波に対して、
倍以上の数のサーファーが、
「来るべきとき」を待ち望んでいる状況だ。
これは名門校の入試倍率よりも狭き門である。
これでは上達はのぞめないし、
もっと書くと、
ライディング距離が短いおかげで、
パドルアウトしている人よりも波を待っている人のほうが多い。
または、
パドリングをしたくないから、
ライディングを休止しているようにも見受けられた。
今度はそんな推測で目を入れてみると、
やはりみんなヨチヨチと、
さらには片手でノーズをつかみ、
片手で漕ぐという、
『ひたすら怠け者方式』
でパドリングをしていた。
これでは、
「波乗りを楽しむ」
というよりも、
「(波乗りしている)時間かせぎ」
をしているように見えた。
大好きな波乗りに来ているのに、
いざ来てみると、
花火のように儚く散ることを善しとし、
さらには波乗りによって疲れたくないようであった。
苦言と昔話をし過ぎるのは、
「老い」の典型であると、
プレジデントオンラインの記事にあったが、
敬老の日なので、
これを利点と解釈して書き進める。(笑)
波乗りの基本は、
「長く波に乗ること」だ。
パドルアウトのルート、
パドリング、
スルーやダックダイブの修練となり、
何よりもサーフィン時間をすべて使えることになる。
「最後まで波に乗る」
これはロング・ライディングの象徴で、
ドラグラ門人たちは、
「ジョウブツ」という単語で、
波の最後まで乗ることを讃えている。
キックアウト(プルアウト)も完璧でないと、
ジョウブツとはいえない。
それは、
仏教での「成仏」という観点からもわかるだろう。
とにかくサーフィンを上達するには、
一にも二にもロングライディングですよと、
ここにまとめてみた。
NAKISURFに逸品ボードが届いた。
ちょうど6フィートと7フィートの中間の長さで、
195.5cmのエッグ・ミッドレングス。
ロー・ロッカー、
ソフト・レイル、
フラットからスパイラルVボトム。
全体フォルムはドライブ感満載で、
それをパフォーマンス・フィンシステムによって制御させるデザインだ。
このトーマス・サーフボードにはじめて目を入れたが、
渾身の工夫があり、
デウスのロゴ(ステッカー)と共に感銘を受けた。
専用フィンキットも付属していて、
それぞれセッテングできる。
ここから真南のオーストラリアは、
ヌーサの街にあるトーマスくんを想像し、
あんな岬波に乗りたいと思った。
175,000円
キャンペーン適用で3万5千円の割引とし、
税込み14万円で。
きんちゃんが来ているのは、
昔にBEAMSさん個展の際に販売したNAKISURF-Tだ。
いくつかを復刻しつつ、
新作を手がけている。
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【巻末リンク:ジブリKさんの和菓子】
【巻末リンク*2:ワクチンのいま】
【サーフィン研究所】半月板の経過とNAKISURFのいろいろ『サンライズ・プランツ』『ドラグラT』_ワクチン_(1053文字)
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
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