タマサキから去り、
ジローやハナからも去り、
タカラ鮮魚や水守食堂からも去り、
スカシーからもガシラハウスからも去り、
足摺岬経由でクマビーチの夜明けに到着した。
「ずっと波はないけんねガォ〜」
スマイリー・グリズリーは、
流暢(りゅうちょう)な幡多弁でそう言った。
確かに波は小さく、
90cm4.5秒ていどの東南東うねりは、
ショアブレイクまでやってきて、
よれっとブレイクするだった。
「遠浅のサーフスポットならばサーフできるガォ」
海を毎日眺めているグリズリーはそう教えてくれた。
グリズリーは、
ドラグラ西支部のオカシラで、
のんびりと生きているクマと人のハーフだ。
で、
その遠浅のスポットに行ってみると、
パーフェクトの波が、
ライトとレフト共にブレイクしていた。

Smiley Grizzly
建国記念日の祝日、
さらにここは国道沿いだというのに誰も来なかった。
ガォ〜〜!

Nacky on Catch Surf Noserider 86(259cm)
どうやら波情報が、
「フラット」
という情報を出していたようだ。
正直なサーファーたちは、
ノーサーフとしたり、
または波情報が指定するサーフスポットに行ったのか。

@shacho_house
とにかくすばらしい波だった。
結果、
シャッチョさんが8本ものエンゲッツを決めた。
特筆すべき最初の波は、
このサイズにして、
WBP越えの距離を出したリードオフ・テイクオフ。

Cosmos The Classic 80 (244cm)
スマイリー・グリズリー最後の波は、
50m以上のセクションレスが、
まるで性能の良いウェーブプール波のようにつながっていった。
いまだに信じられないセッションで、
水温18度の海はぬるま湯で、
風だけがかろうじていまの季節を伝えていた。
先日、
ホテルの日帰り温泉(800円)を利用したのだが、
カフェが併設されていて、
淹れたてのコーヒーが飲めると聞いた。
この日は、
夜明けから撮影を続けて身体が冷え切っていたので、
行ってみることにすると、
このような環境があり、
とても暖かくこのブログを書くことができた。

Photo by @oji.1173
ミッド・フィッシュに付けられたグルービーのキールフィン。
入荷後、
即完売してしまったので、
別カラーで製作すべく、
かっきんが今日も積層を重ねている。
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【巻末リンク:グルービー・フィン工房のかっきん編】
【サーフィン研究所渾身号】徳島南の宍喰ビーチ『パシィフィコサーフ』_グルービー・フィン工房&クワイエットファンク久保田さん_(1377文字)
【巻末リンク*2:タキビ神のテーマ楽曲】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
◎