

いまの季節は、
夜明けごろに夜勤明けのスマイリー・グリズリーがクマビーチに戻ってくる。

どこに戻ってくるかというと、
クマビーチであり、
それから彼はたいてい海遊びをする。

岩場だが、
彼は巧みにサーフボードを操作し、
ジョウブツさせる。

潮位が変わると、
それは見事なライトが出現したが、
例によって誰もいないのだった。

ジョウブツとは、
波を最後まで乗ることで、
しかもきれいなフィニッシュでないとならない作法だ。
最近はこの所作ができていないサーファーが多いと、
齢77の華厳さんが嘆いていた。
77years young

明徳義塾というスポーツ高校があるが、
冨永のおばちゃんは、
寺地選手を高校時代から応援していたそうで、
ロッテ戦の中継を見るときは体幹に力が入っている。

清水りょうくんが、
IGストーリーズにDセンパイとの3ショットをポストしてくれた。

Dセンパイは、
ナキサーフで一世を風靡し、
各地に熱狂的なファンを作っていった。

でもある日、
とんかつ和幸上大岡店で、

「ごめんな俺は幸せだった。
許してくれ、
謝らなければならないことがある」
と言い出し、

「普通の先輩に戻りたい」
とNAKISURFを引退されていったのだ。

それからこの場は、
波乗道、
逆真会、
ウナクネ流を経てドラグラとなったが、
このあたりを説明すると長くなるので、
それはまたいつかの機会にさせていただく。

さて、
道の駅名店100に入る
「ビオスおおがた」で
吉田さんの無農薬生姜を手に入れた。
これとパイナップルジュースを発酵させてコンブチャを作るのだという。
私は豚バラ肉の生姜焼き使いたいと思った。

「ひなたや食堂」
ここもまた値上げラッシュで、
メニュー板を見ると味噌ラーメンで1150円、
チャーシュー麺が1450円もするのだった。

前述の吉田さんによると、
「観光客ならまだしもローカルに払える値じゃないね」
私たちもそれに大きくうなずいたのは、
このあたりは土地や物価が安く、
たとえば弁当が200円〜400円で購入できる背景からだ。

昭和そのままの下町銭湯に行き、
しばし湯の中でたたずんで、
この旅を振り返っていた。
450円。

夕食は「やくにくや」に行った。
いろいろいただいて、
ひとりあたりチャーシュー麺ほどの価格となった。
1600円。

昭和クラシックな値段の四万十はタイムスリップ感がある。
ちなみに隣の「のらくろ」も名店だと聞いた。
【ドラグラ新聞より】

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【巻末リンク:この春のクマさん方面】
【巻末リンク*2:文芸名作ブラッドフォードも出演】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
◎


