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naki's blog

【ウナクネ保存版特大号】ニューブレイク発見後の友人たち_(7380文字)

【注意】

今号は特大号ですが、

ウナクネ(オルナタティブサーフ)世界のことを書いています。

コンテストの得点が全て、

波乗りは争いである、

テイクオフが早ければ波に乗っていっても良い、

適正浮力のボードだけで、

波のフックだけしか乗りたくない、

というようなこちら世界にご興味のない方はご遠慮ください。

それとこれはお知らせですが、

新企画として、グレイトサーファーの上達をサポートする

『NAKISURFスクール動画』がスタートしています。

「ウナクネボトムターン」

「フローター」

「パドリングガイド(旧ですが)」

「トリミング」を収録し、

より波乗りへの造詣が深まる世界を支援しています。

(巻末にリンク*0として、NAKISURFチャンネルYoutube)

Catch Surf Odysea® Skipper Fish 6’0″

with Special Fins

.

少し前にショア整骨院に行ってからというもの、

7か月も痛めていた右膝が右肩上がりで良くなっている。

今ではこんなトップアクションまでできるようになった。

(じつは今まで曲げられないので、突っ立って乗るだけだったのです)

38%程度回復しているので、

これからはさらに回復させていきたい。

(湘南のショア整骨院については巻末リンク*1を)

最近、スキッパーフィッシュに乗るときは、

スペシャルフィンのセッティングにしている。

この定義というか、コツはメインフィンのベースを長く、

後方トレーラーフィンは低くするといい。

こうすることによって、ターンがよりタイトになる。

これもニューブレイクで、

例によって名前などないのだが、

私たちは「向こう」と呼んでいる。

夏のこの季節は、

南風と南うねりがベースなので、

この堤防沿いに猛烈な流れが発生して、

ほぼダックダイブいらずでパドルアウトできる。

なので、

このときの髪の毛はまだ乾いているのでありました。

ただ、沖に向かう強い流れ、

つまり海水浴の人がいたら一瞬で流される。

こんな季節なのできちんと覚えておいてほしいのが、

助けに行くときは必ず付近にある浮き具、

例えばサーフボード、

またはボディボードを持って向かっていくこと

でないと、水難者にしがみつかれ、

殴られ、蹴られ、

どんなに優れた救助者も一緒に溺れてしまう。

救助=浮き具、浮力体、最重要です。

SX7 ll & Z1 Surfsuits Jacket (Reversible)

.

ウナクネとは、

オルナタティブサーフのことだが、

このウナクネ心友会の会長職をされている河合さん。

Z1サーフスーツのジャケットが届いてご満悦。

A面にはこのオリーブを選択し個性を出し、

B面は真っ黒、ロゴも黒くし、

穏便にサーフしたいときはこちら側を着るという。

会長はいつもニコニコしつつも規範、慣例、常識を疑い、

新しい行き方を日々模索されているひとりである。

フレッシュな目をさらにキラキラとさせたときは、

たいてい波乗りか食で新事項を見つけたとき。

探求心がとても旺盛です。

笑顔がラカ法王38、39世のそれと同じで、

40世はもしかすると会長?

という推測や考察をタキビシたちとしている。

じつは社会に背を向けて放浪したいのだが、

あえて近世の社会に残っている現代のウナクネ志士でもあります。

会長はウナクネSX7だったり、

ウナクネツインで不可能岬の速いセクションを駆け上がっていく。

そのさまは、

まるでラビット・バーソロミュー、

つまりバスティン・ダウン・ザ・ドアだが、

そのことを河合さんに言うと、

「ウナクネの反対ですね」

完璧な答えが瞬時に戻ってきた。

博識な彼は、

そうやって、このノースショアでの詳しくを知っていて、

私は当事者のハーちゃん(ハービー・フレッチャー)

からこの顛末を聞いたが、

それからの私はイアン・ケインズやその取り巻き、

今までの彼への尊敬は吹き飛んだことを思い出した。

やはり謙虚でないといけません。

(ハーちゃん、ウナクネ始皇帝については巻末にあるリンク*2を)

会長のSX7Ⅲ、

つまり第三期型のボトムにペイントを施した。

元々ガルーダを描こうと思っていたのだが、

この絵のアウトラインが浮かんだのでありました。

この日の夕陽は今も忘れられない色と、

3D輝が上総一宮のそらに降り注いだ。

Cole Single Fin 6’4″

.

ツナくんは、

なぜかラカ法王になりたいらしく、

「照れたり、隠れたりせずにいつもニコニコするので

40世に任命してください」

そんなショートメールがあった。

「法王は大変だよ」

そう濁すと、

それでも決意は変わらないらしく、

「なんとかしたいです!」

「だったら、修行をして法王を目指そう」

そう伝えると、

「はい!どんなことでもします!」

「まずは清澄山に入山し、剃髪して、

眉毛も片方剃って、菩提樹の下で悟りを開くまで、

または真理がやってくるまで滞在しよう」

「あ、あの、仕事があります…」

「一般人が法王になるには、そのくらいやらないとだめだよ」

「そうでしたか。では撤回します。すいません、たんていです。」

簡単に引き下がったツナくんでありました。

雑誌を読んでいたら、

ツナくんが乗っているカングーが掲載されているキャンパー特集があった。

清澄山ごもり用にどうだろうか。

「彼は法王になるために大山倍達も籠もったという清澄山に行くのか?」

そんなアンケートをしたらどんな結果になるのかが気になった。

さて、ツナくん。

波乗りの腕はピカ一で、

速いセクションもハイラインを巧みに扱い、

レイルの強弱もいわゆる完璧で、

しかも気弱そうに

「すいません、良い波を抜けてしまいました」

そんな感じでメイクしてくる。

そんな気弱さと、

グッドサーファーが混在するツナくんのことが大好きなショーちゃん。

「彼は(清澄)山、行きますね。真理を得るためには最低でも50年はいますよ」

「ほう」

「そんな信念の人ですよ。ツナくんは」

いわゆるショーちゃん、またはしょう寅さんは、

NATIONのシェビィを持ち出して、

他の人とは違う速度のラインを描いていた。

(しょう寅さんについては巻末リンク*3を)

一昨日の主人公タキビシ。

ファーストセクションからのダウンザラインも、

セカンドセクションのレーシーで、

お祭りのような肉感的な斜面も違わぬスタンスで進攻していく。

福沢諭吉は『学問のすすめ』の冒頭で、

「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」

そうしたためたが、

タキビシは『タキビ詩Ⅰ』の冒頭で

「天は人の上にラカを造らずラカの下に人を造らず」

そうやって、法王も含めての平等説を唱えて、

「ラカは象徴です」

そう主張してやまない瀧朗摂政を凍り付かせていた。

これが噂のインサイドセクションで、

ここまで200mは乗っていて、

ここからさらに100mは乗れるのでありました。

斜面はクネクネとウナギのように伸びていくのだが、

この波について回想したタキビシは、

「あれはですね、龍になったハクの背中に乗って空を飛ぶ千(せん)の気持ちでした」

そんなファンタジックな感想もまたタキビシの真骨頂であります。

『モクシュンギク・リバー』

これまた新しいブレイクのインサイドでのタキビシ。

いわゆるバレル系だが、

タキビシワールドの表記だと、

「マキマキします」

ということでもあった。

Catch Surf Odysea® Skipper Fish 6’0″

with Medium Twin Fin

.

少し文学的な話で恐縮だが、

ジョナサン・スウィフト(Jonathan Swift)

というガリバー旅行記を書いた作家がいる。

彼のことを調べてみると、

17世紀から18世紀に活躍というか、

人生を浮き沈みしながら文献を書いていたとあった。

このスウィフトの『魂について、反論の余地なき試論』では、

観念について書いていて、

これを再読していたときにシギーのことを思い出した。

シギーことシギーGは、

自身の主題の焦点が合わなくなったときに旅に出た。

奄美大島だった。

そして、彼のお姉ちゃんつながりで私と出会い、

ウナクネ式と出会った。

それまでは薄いショートボードで、乗れもしない波を横目に

「いつかきっと僕だって」と闘志を燃やしていたそうで、

こうしてスキッパーフィッシュが彼の人生を変えた。

「乗れない波から乗れる波になりました」

そんな大胆ながら抑制を効かせた表現が彼の魅力であろう。

これがスキッパーフィッシュ6’6″。

コールツインにスモールフィンのスペシャル系。

こんな風に乗れます。

乗れました。

みんなの声援がうれしい波乗りもあります。

Catch Surf Odysea® Skipper Fish 6’0″

with Special Fin

.

自慢の一刀である6フィートスタンプを奥さんに貸してしまい、

途方に暮れていたケイスケ。

彼は「いつも何度でも」の歌詞を愛し、

そのことで知り合ったタキビ仲間の一人だが、

私のスキッパーフィッシュに乗ったら、

文字通り水を得た魚となった。

難しいファーストセクションを、

極まったハイライン、

しかもバックサイドでねじりこんでいる。

これこそが彼のサーフ達人ぶりがわかるショットだろう。

ケイスケとは日曜日にいすみ市で

前出の『千と千尋』主題歌

「いつも何度でも」の作曲家&唄者である木村弓さんのコンサートがあり、

ファミリーメンバーと一緒に行ってきた。

暑い日で、

しかも古民家での開催だった。

座敷に座布団、2時間は修行だった。

ここに人の熱気とPA等の熱が入り、

室内温度は40度は軽く超えていただろう。

それでも天界からの声とされる木村弓さんの歌に、

みんなは目幅の涙(©星飛雄馬)を流すほど感動したのだが、

それは汗によって目幅なのか、

顔全体なのかがわからなくなった。

温度計がなかったが、

「100度を超えていました」

というまさかのサバ読み推測まであり、

私は生まれて初めてのプチ夏バテを経験したのでありました。

そして、これは糸井重里さんではないが、

「コンサートはオモツライ」というコピーを得た。

アキクン・ミヤザーワァ

(チベット文字:ཏཱ་ལའི་བླ་མ་འཛིན་རྒྱ་མཚོ་; ワイリー方式:bsAki-‘kun MyaZtWaa)

というのが本名の父ちゃん。

ラカ39世の生父であり、

さらには木工のプロであり、

「めったに怒りません」

そう次男の二郎に言わしめた全国のサーファー父さんのお見本です。

(リンク*8の二郎のハッピーサーフ日記を参照)

美形でスーパーモデル兼、

ウナクネ式を愛するティナ。

超が付くほど波乗り好きで、

RVCAのアドボケイト(提唱者)でもあるので、

話がわかり、そして仲間感覚がある。

彼女はダウンザラインの天才で、

こうしてスルリとセカンドセクションを抜けていくのは、

簡単そうでむずかしい。

Nation Connector 6’5″

.

ちょうど2年2か月というサーフ歴のナッキー。

不可能岬のファーストからセカンドセクションへのジャンクション。

斜面の角度が切り替わるので難しいのだが、

スキッパーフィッシュのレイルを絶妙に傾けて、

加速してなおコントロールしていた。

前出したタキビシによると、

「ここはですね、満潮はブレイクしずらくなりますが、

もしブレイクしますと、マキマキします」

とあり、やはりこの日もマキマキしていた。

それにしてもたったこれだけのサーフ歴で、

このセットアップができるサーファーをあまり見たことがない。

Tyler Warren’s Tracker 6’6″

.

バリで開催されたウナクネ・リトリートにやってきてくれた純さん。

このグラブレイルを見てもらえば一目瞭然の真性ウナクネ人だが、

彼も不可能岬セッションに参加して、

このソニック・ザ・ヘッジホッグ(Sonic the Hedgehog)波を得ていた。

彼と乗ったバランガンの波がいまだに忘れられない。

土曜日だったかな、

夜明け頃に不可能岬に行くと、

佑麻くんがオフロードバイクで波をチェックしにきて、

そのまま一緒にサーフしたのでありました。

(巻末*リンク4をご参照のこと)

彼とはサンオノフレで知り合ったのだが、

すばらしいサーファー&人格の2刀流。

まるでショーへーオータニであります。

なので、

うれしくてそれからは一緒に時間を過ごすようにしている。

先日のランチのご縁があり、

この不可能岬の初期メンバーになってくれたことがうれしい。

勝浦出身なので、

激掘波は得意中の得意なようで、

切り立つ波もこうしてハルスタンスでドロップしていく。

波の取り方も順番も完全に理解しているので、

彼と一緒にするサーフセッションはいつも忘れられないものになる。

こちらはNAKISURFカリフォルニアのリク。

夏の帰省中で、

千葉の良波を得て、それはうれしそうだった。

元々は高名なテニスプレーヤーだが、

今は波乗りに夢中になっている。

「夏はいいですね!」

「サーフィン楽しいです!」

素直な彼の言葉を聞くのはいつも楽しい。

「ジョンジョン?」

「似てますね」

「怪我は治ったのでしょうか?」

「日本に来ていたんだね!四国に行くのかなぁ」

浜がそんな話題になっていたら、

なんとジョンジョンではなくヨゲさんだった。

彼はカラーズマガジンを主宰し、

さらには大波に乗らない和製シェーン・ドリアンとして名を馳せていて、

いつジョンジョンに寄ったのかは定かでないが、

彼の波乗りは常に進化を遂げている。

私は彼をずいぶんと昔から知るが、

今が一番キレのあるサーフィンをしていると感じる。

ヨゲさんは、

コンペティション一辺倒だと思われがちだが、

真性のウナクネ人で、

ラカもサバもマグロもタキローも全て理解しているのがすごい。

「へへ、アツイっす!」

「ボルコム・パイププロで、決勝前に紹介された」

そんな奇跡的な人間像を持つ。

私が精魂込めて30分書いたら、

『ウナクネ曼荼羅』という問題作ができた。

それを彼がカラーズマガジンの創刊号に見開きで掲載してくれて、

この言霊は今もなお生きている。

そして総帥アレックス・ノストの思想から、

さらには歴代のラカ法王までを網羅した

『ウナクネワールド、知の世界(仮題)』というのを編纂していただきたい。

近代日本に生きる稀有なるアンシクロペディストであり、

ジョンジョンやドリアン並のグレイトサーファー、ヨゲ氏に大きな拍手を。

(ウナクネ曼荼羅は巻末リンク*5に)

日本人初のウナクネカード30番となり、

ウナクネ界では三蔵瀧朗として名を馳せているが、

先日フォトグランプリをした際の選者として、

ペンネーム宮鯖滝呂というのが妙に新しかった。

シュルレアリスト(仏: surréaliste)であり、

よってアンドレ・ブルトン(André Breton)を愛し、

「自分の行動は全てオートマティスム(自動記述)です」

先入観を捨て去った表現方法で、

シュルレアリスム

(現実を無視した世界、

夢の中を覘いているような非現実感によって不可思議さをもたらすもの)

の定義に沿って書いた物語集「溶ける鯖」などを要素とし、

ラカ法王と共に教条的な態度と、自動記述法を重視しているが、

このブログに掲載される頻度に反感を覚える人物もいる。

また、前出のタキビシとウナクネ会長は、

タキローの自動記述とラカ制度を高く評価している。

(フォトグランプリ編はもうすぐ出てくる巻末リンク*6を)

そのタキローは、

ダダイスムに抗議するかのようなチーター5を魅せた。

これこそがウナクネ総帥アレックス・ノスト譲りであり、

さらには直近では、

クリスチャン・フレッチャー⑬と一緒に行ったデザートポイントでの日々研鑽が、

この滑りに直接つながっているのだろう。

なお、水前寺清子のチータとは何も関係がない。

法王とドッキングし、

「ラカ法王は何者か?」

という問いかけに終始していた。

「聖式カルちゃんやタキビシとの関係の中にも、

その問いの答えがありますぞ」

そうバリの高間教授は考察していた。

その後、私の心に残ったいくつもの

(主にサバ、ラカ運動に関する)

エピソードを多数持つ男である。

そのラカ法王と一緒にサバ手の大団円。

このサバ手だが、

角度が変わってきていることに気づいた人もいるだろう。

もしかすると、

サバ手自由化推進協会からの圧力だろうか。

ラカ法王は、

私たちのような大勢のウナクネ人とご歓談し、

そしてクネクネしてあそばされました。

サンエーハイツ・ラカン・タタミヤ・チョーゴ・カタセ・サバッツォ

(聖主、穏やかな栄光、憐れみ深い、信仰の護持者、智慧とサバの大海)

ウナクネ王国法王陛下

(His Majesty King Sanei-RACA Saba Ichiro of the Unagikunekune)は、

千葉を訪問され、現在国賓として滞在されています。

滞在中、

法王はスーパータキビシヤス神託と御会見になるほか、

スシロー晩餐を催されます。

また、ウナクネ広報部長は、

法王と懇談し、

ジマンの手料理で夕食会を催す予定です。

このウナクネ日には、

畏(おそれおお)くも法王の行幸を仰ぎ奉り、

民草はひとしく無上の光栄に恐懼感激した。

(リンク*7:ウナクネ正史、ラカ法王についてをご参照ください)

それではHappy Surfing!!

【リンク*0:ナキサーフYoutube】

https://www.youtube.com/user/nakisurf

【リンク*1:ショア整骨院について】

ジェフリーズのウナクネ仲間_湘南鵠沼と片瀨にて_(2006文字)

【リンク*2:ハーちゃん、フレッチャー始皇帝について】

【特大号】「Saluto Fletcher!」(サルート・フレッチャー)@千葉_(3456文字)

【リンク*3:しょう寅さんについて】

移転セールにありがとうございました!_木村拓哉さんとNALU誌編集長_しょう寅さんによるフィンレス口上『上総国玉前神社奉納編』_(3100文字)

【リンク*4:高貫佑麻くんについて】

高貫佑麻くんに見るスライドと風波、RVCAx村上春樹さんという考察_(2051文字)

【リンク*5:ウナクネ曼荼羅について】

COLORS MAGAZINEに捧げるウナクネ曼荼羅_(3303文字)

【リンク*6:フォトグランプリ、佑麻君登場編リンク】

【テクニック編】ダックダイブなんかいらない!佑麻くん編_フォトコンテスト風サーフショット選評_(1737文字)

【リンク*7:ウナクネ正史、ラカ法王について】

【特別特大号】ウナクネ・カノン(正史。ご注意:普通のサーファーは読まないでくださいね…)_(4038文字)

【リンク*8:二郎のハッピーサーフ日記】

二郎のハッピーサーフィン日記『ゴールデンウィーク』_(2187文字)