土佐高知。
この数日は夏が戻ってきたようで、
10時を過ぎたあたりから、
夏の思い出や心象が戻ってくる。
沿岸が良く晴れて陸地が熱くなると、
大地を冷やすため、
海上にある冷えた大気を吸い上げていく。
これこそが日中のオンショアの原因であり、
専門用語で「サーマルウインド」と言う。
よって、
昨日も夏の例に漏れず、
昼過ぎには見事なオンショアとなった。
朝はオフショアだったので、
ハッピーサーフ・セッションをたっぷりと堪能したのだが、
オンショアは波面が荒れていて、
サーフィンという観点では難易度が上がる。
そんな喧伝(けんでん)もあり、
サーファーはオンショアを敬遠する。
敬遠すると言っても、
松井秀喜さんを敬遠する(明徳義塾戦:1992年8月16日)ような、
敬意を持っているものではなく、
遠慮するというか、
あまり好きではないことを言っているようだ。
自称オンショア好きな私は、
無人ピークに大喜びでパドルアウトすると、
これまた波も呼応して、
こんなみっちりとした豊満なるセクションを形成してくれた。
熱風、
熱くなるタンクの水、
海上がりの冷たい果物。
過ぎてゆく、
去っていく夏を楽しんだ日。
こんなセクションがあるのが、
タヌタヌ・ビーチの特徴だ。
そのことについて、
宇宙学に詳しいシャッチョーに聞いてみると、
「ナキさんはタヌキに化かされているのですよ」
そんなことを言う。
シャッチョーが言うには、
タヌキ波は存在しておらず、
実際はクマビーチだという。
ナキさんは、
タヌキに化かされているのですと熱説された。
タヌキとは、
タヌーマンのことだったり、
タヌ氏だったり、
タヌくんと呼ばれるあの人のことらしい。
Tanu Man at WBP
.
タヌくんは、
サーフの実力があるのに関わらず、
「タヌキだからダメ」
とか、
「ぴょん吉(©ど根性ガエル)スタンスが嫌い」
そんなことを言われて久しい。
しかし、
ドラゴン・グライド・プロダクションズ内のWikipediaみたいなものによると、
「宇宙のどこかから地球にやってきて、
宇宙船の故障で帰れなくなった人間系生物」
そう書いてあった。
(巻末リンクを参照ください)
タヌは、
慢性的な金欠によって、
常に食糧不足で、
よって、
無料で確保できる土佐浦ノ内界隈のタヌキを食べていた。
タヌキ汁とかそんなことらしい。
(昨夜もタヌ汁だったという。当社調べ)
で、
まれなケースだが、
タヌキが取り憑いて、
または宇宙人タヌ氏がやってきて、
合体、
または行動を共にするようになった。
タヌくんは、
天気(波)を当てられるのと、
宇宙船の修理で奔走したので、
機関、
特に軽自動車に詳しい。
2020/09/06
タヌ氏がSR5000で、
激烈なる波にやられた瞬間、
3つの黒いものが体内から飛び出たのが目撃された。
(巻末リンク*2を参照クダサイ)
そんなことがあったので、
すっかりタヌキ事は抜けていたと思っていたのだが…。
話は変わる。
昨日も登場したスマイリー・グリズリーは、
いつもここでサーフしている。
「自分の運動神経はあまり良くないです」
そう謙遜しながらも、
一流以上の滑りを見せる。
それこそが滑走能力で、
これがサーフィンのベースラインなのである。
よって、
グリズリーは、
数々の胸を打つライディングをして、
彼の名がここに残る理由を作った。
膝もちょっぴり曲げられるようになってきたので、
トップアクションというか、
ボードを波のあらゆるところに向けて傾けていくのは、
なつかしくあり、楽しくもある。
Tyler Warren 2+1 / 6’5″
Nakisurf Original Twin Fin
.
これが私の小波セッティング。
いわゆるピンテイル・ツイン。
波高1m以下、
または1m程度で、
ターンをするならこれ一択。
確実なる抵抗と愉楽。
可・減速の魔法。
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【巻末リンク:タヌ氏の秘密】
【巻末リンク*2:タヌキ脱出について】
Happy Surfing and Happy Lifestyle!!
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