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naki's blog

【サーフィン研究所】真夏の黒潮町_(2088文字)

土佐西南に波があると聞き、

ここ黒潮町までやってきた。

室戸岬からおよそ5時間であり、

180kmの距離だ。

夜明けには間に合わなかったが、

到着すると黒潮グレイトサーファーのマサヤが、

フィッシュでパドルアウトするところだった。

ブレイク・エリアを見ると、

すばらしい波がブレイクしていた。

沖に目をやると、

『まるや』のターボーくんが、

スタイルのあるトリムでその黒潮ビューティを疾(はし)っていた。

彼こそが波理論および、

相対性波乗り理論、

ノスタル運動の起源を説明するペンギン村定理、

スマグリ仮説によるクマと伊藤くんの重複性、

お好み焼き熱伝道理論、

古典蒸留酒方程式などを提唱した業績で知られている。

また彼は、

「黒潮町最高のお好み焼き学者」とも評される。

スマグリ仮説に基づく、

ベアクロウ効果の理論的解明によって、

〈スマイリー・グリズリー仮説〉を提唱し、

2020年にドラグーラ物理学賞を受賞した。

(巻末リンク*1〜3をを参照ください)

DJ VCA氏もまた忙しい人であるが、

その合間をぬって一瞬だけサーフして、

仲間と語らい、

家族との約束時間に向かっていった。

DJ VCA氏は、

タヌくんのよき理解者であり、

同時に最大の被害者なのだが、

本人はそうは感じていないので、

理解者という言葉にカットバックしてくる。

彼はちなみに土佐ではよく聞こえた酒豪でもある。

「スマグリはん」

これではまるでNHKの連続テレビ小説のようだが、

前出のターボーくんによると、

クマはクマでもグリズリーらしく、

けれどいつもニコニコと優しいので、

『ニコニコ・クマさん』となった。

それがインスタグラム等で英語翻訳される際、

『スマイリー・グリズリー』とされたのだ。

スマグリはんは、

波乗り前はストレッチタイムで、

こうして砂浜でゴロゴロしている。

「毛皮ですのでウエットスーツはいらんね」

そんなことで、

真冬でもこのいでたちで入っている。

Nacky on

Catch Surf® Heritage Collection Nose-rider 8’6″

Urban Island Society Wetsuits

.

ナッキーは土佐鶴バンクでハイライン・バレルを会得し、

今度はフロントサイドでもトリミング世界の感覚を得たという。

これがその瞬間の画像だろうか。

Catch Surf® Heritage Collection Nose-rider 8’6″

.

波面にレイルを沿わせてラインを調整する。

低速だが、

高速滑走させている感覚になるのはやはり高浮力の利点で、

膝サイズがオーバーヘッドに感じられるほどの体感に今日も驚かされた。

以前、

サンオノフレでお会いした三村さんが後ろに写っている。

Catch Surf® Skipper Fish Ⅵ 6’0″

Nakisurf Original Twin + Vektor VMK

.

今度は66でトリミング。

ミニマリズムという波乗りの愉楽を感じた日だった。

真夏日と湯温海水は、

まるで真夏に逆戻りしたかのようで、

車内で湿っていた全てのものが乾いたうれしき日。

上がってくると、

ターボーくんとスマグリはん、

そしてナッキーが波乗り談議をしていて、

こうしてお互いのサーフィンを見る環境が、

個々のスタイルを創り上げていくのだろう。

シャッチョさんもやってきたので、

〈室戸のこだわりパウンドケーキ〉をお渡しすることができた。

本物の素材だけが持つ銘品かつ逸品だ。(本当)

「レットイットビーですね。見せてください」

そんなことになって、

シャッチョさんは先日の68(シックスエイト)に目を入れてくれた。

(シックスエイトについては巻末リンク*7を参照ください)

「これがそれなんやね」

ターボーくんも興味津々で、

DJ VCA氏もかなり気になっていた。

中でも一番68を気に入ってくれたのがスマグリはんで、

お得意の「スマイリー・グリズリー・ポーズ」を

ガォーとしてくれた。

さらに映画『ポイントブレイク』に出演していたパトリックも

キャッチサーフのヘリテージ・ツインを持って登場し、

二人で「ガォー」とやっていた。

ドコドコ大学の研究で、

風船を成層圏まで飛ばす実験をしていて、

みんなは真剣に一連の作業を見ていた。

「いけ、いてもうたれ〜」

そんな声が聞こえてきそうなほど、

現地は盛り上がり、

声援を受けた大学関係者もかなりうれしそうだった。

カルディで見つけたピーナッツ・バター。

なんと原材料がピーナッツだけという逸品。

植物油脂とか、

シュートニング等は内容物に記載があるだけでげんなりとした気持ちとなるので、

うれしきおいしいものを渾身の気持ちで撮ってみた。

【巻末リンク:まるやターボーくんについて】

【サーフィン研究所:出張編】黒潮町大方の砂浜美術館_マルヤ・ピークとマルヤ・トリム_(2763文字)

【巻末リンク*2:まるやT考察】

【サーフィン研究所&ドラゴン・グライド・プロダクションズ特大号】タイラー・ウォーレンの岬装備_ジミTの朝焼け_72時間限定『まるやオリジナルT』_(2719文字)

【巻末リンク*3:同年の友】

【サーフィン研究所】同年の友とスタイル_(1206文字)

【巻末リンク*4:スマグリはん、DJ VCA氏はこちら】

【サーフィン研究所】スマイリー・グリズリーとシャッチョさんとVCA氏でタヌ・ビーチ_ムーニーマンのマンダラ・コーヒー_(1594文字)

【巻末リンク*5:スマグリはん登場】

【サーフィン研究所特大号:動画あり】不空の生まれ変わりは空海_ニコニコ・クマさん=スマイリー・グリズリー_(2502文字)

【巻末リンク*6:シャッチョさんのホームブレイク】

【サーフィン研究所】台風14号_ファンキーなヘビーリフのSR5000の追加編_(2133文字)

【巻末リンク*7:シックスエイトはこちら】

【サーフィン研究所】タキビ・カラーの千葉ジェフリーズ_アジテーションのシックス・エイト_(1377文字)

Happy Surfing and Happy Summer!!