Catch Surf ®Skipper Fish x Taj Barrow Pro 6’0″
With Captain TW Twin + VEKTOR VT Trailer
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朝晴れていたのに、
フライト時には大雨となった奄美空港。
さよなら〜!
またんきゃ〜(またね〜)とばかりに飛び立ち、
少しすると、
雨雲の上に出てまた晴天。
奄美から大阪伊丹空港までは1時間とちょいなので、
本を読んでいたら着陸態勢に入っていた。
伊丹空港に到着すると、
ラッコ旦那のお出迎えを受けて一路京都へ。
東寺の五重塔。
国宝でございます。
東寺は嵯峨天皇より空海に下賜された寺であり、
当時は真言密教の根本道場として栄えたという。
今回の京都の滞在は京都橘屋さん。
ゲストハウス=民宿だと思っていたら、
そのあたりにあるホテルよりも数倍すばらしい。
京都でのオススメの宿でございます。
京都なので、
おいしいものをと、
ラッコ旦那に聞いてみると、
パリ並においしいパンがありますが行きますか?
そんなことになった。
そしてこんな美しい視界を得たので、
すかさずインスタグラムでポストすると、
すぐにパリに住むフランクからコメントがあった。
@frankfelixf “Bon appétit Naki!”(めしあがれ!)
@nakisurf “C’était délicieux!!”(おいしかった〜)
京都にいながらパリとのやりとりがうれしかった。
さて、
奄美写真が残っているので、
ここにポストしていくことにしました。
これはバックドア。
ここは硬く、速い波質なので、
カットバックは珍しいのだが、
たまにこうしてオープンフェイスが現れる。
Catch Surf ®Skipper Fish x JOB Pro 6’6″
With NATION TW Twin + VEKTOR VT Trailer
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コスタリカから乗り込んでいる66。
奄美でもかなり活躍しました。
『過大なる浮力が創り出す超高速』
こんなキャッチコピーを得た。
Tyler Warren Big Dream Fish 6’7″
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すでに千葉に戻ってしまったけど、
タイラーのビッグドリームフィッシュも特筆すべきものだった。
速く、しなやかで、そして楽しい。
サーフボードはこうでないと。
Nation Eagle 6’8″
TW 7.75″ Center + VEKTOR VT x 2
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「究極のボードです!」
そんなふれ込みでサンクレメンテからやってきたボードだが、
その前振りにも負けず、
パドリングは誰よりも早く、
しなやかでさらには高速でも安定するというマジックぶり。
あまりにもうれしいので、
昨日ライアン・イングル博士に最敬礼のメールを打った。
Tyler Warren’s Bonzer 6’4″
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夜明け前のファーストウエーブ。
ここはかなり良い波。
だけど、アウトにウエッジしてやってくる大セットは、
魔獣そのものだった。
何人も喰らって、そのまま上陸しているのを見た。
おかげでラインナップ周辺は空いていた。
少し前にボンザーは思想だと書いたが、
無限=夢幻でもあるなと、
これを書きながらチラリ思う。
ラカ法王が来島したとは書いた。
その際に彼の親友である天龍さんカップルも来島して、
彼らのコテージでパーティがあった。
サーフ後、
夕陽にならない日没頃だが、
海が見えるところでのんびり飲むのは痛快だった。
これを見ると、
ちょっぴり寒い日でありました。
また私を待っていてくれたパンダ。
彼についてはここで何度も書いているので割愛するが、
私を追跡してくる——一緒に散歩をする猫は、
松風のピースマンギャラリーのロミか、
夢枕獏さんの著書『天海の秘法』に出てくる悟空しか知らない。
すっかりと小さくなったうねり。
海も穏やかになりました。
これは奄美出発前日、
ということは2日土曜日の朝。
『限りなく透明に近いブルー』
村上龍のデビュー作。
この作品の内容は、
存在感が薄い=人物がいつの間にか消えてしまうという、
衝撃的な文体だったが、
奄美のブルーは、
存在感があり、衝撃的な視界そのもの。
こんな風に波の中を見ることができるので、
水中メガネを付けて1日中泳ぎ、
ひどくくたびれたことを思いだした。
さて、今回の台風波のバディだったのは熊ちゃん。
彼はアーティストだとここに書いたが、
何人かから
「熊さんはどんなアートをされているのですか?」
そんな質問があったので、
ここにちょっぴり彼の活動風景を収めてきました。
かれのスタジオ&ショールーム。
全て手作りだという。
造型センスの塊です。
彼のスペシャリティは『ステンドグラス』。
しかも本流を引き継いでの伝統的なものなので、
そんじょそこらのものとは違う。
こちら現在製作中の『波』。
やはり波乗り好きだけに波のモチーフは多かった。
ちょうど鎌倉個展を終えて、
さらには作品のほぼ全てが完売してしまったそうで、
この目でそれら傑作を見ることはかなわなかったが、
熊ちゃんもやはりバリの高間教授と同じで
「コツコツ理論」を熱く説いていた。
(この理論は巻末注釈リンク*1に詳しくございます)
そんなコツコツと火の出るような熱意とが結実して、
熊ちゃんの作品は完成していく。
熊ちゃん家の庭も必見で、
なんでも元果樹園だという。
たくさんのフルーツツリーに、
冬だから花を付けていないけど、
巨大なプルメリア群や暖かい土地の植物に目を惹かれた。
これはCHARくんが撮った。
熊ちゃんのドロップ。
この時の台風波は、
絶望と歓喜が背中合わせにあるようだったという。
すごい波です。
熊ちゃん近影。
いでたちもおしゃれです。
熊ちゃんの息子さん、
開(かい)くんがスーパーカブの改造号で登場した。
カスタムバイクの世界に魅せられていて、
高校卒業後はその業界に就職すると聞いた。
アズサにいるシンヤ木村氏は神さまであるらしい。
(私もそう思います。
巻末注釈リンク*2に木村さんのすばらしさがあります)
開くんは、
こんなカスタムバイクを作りたいのだろうか。
私も単車好きなので、
いつか彼が創りだした夢号に乗ってみたいと思った。
タイラーボンザーと朝日という思考系。
そしてこちらメッキ(ギンガメアジ)のお刺身。
これで300円。
奄美は最高よ〜。
【巻末注釈リンク*1:コツコツ理論について】
【巻末注釈リンク*2:神格カスタムバイク煌の木村さんに初めてお会いした日】
生者必滅世VS永遠鉄駿馬_朝の光耀に轟くエンジン音の決意_ヤマハVSカワサキ_MVアグスタVS大陸横断_ハービー・フレッチャー(2286文字)
Happy Surfing!!
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