Photo by @sky_and_sea_muroto
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台風14号はものすごい風を吹き出して北上している。
普段まったく波がないところが、
ワールドクラスのサーフ・スポットとなった。
910hPaもあった上昇気流の大渦は、
ついに970hPaまでおさまってきた。
上は昨日の予報図で、
下は先ほどのものだが、
気圧が上がれば、
大気の渦(風)も弱くなる。
後は雨だけが心配だ。
いくつかの地域の合計降水量が1000mmとものすごい。
こちらは引き続き注意が必要だろう。
波乗りはこころの糧である。
サーフィン歴ほぼ毎日40年を前にして、
そんなことを感じるようになった。
Tee by @sky_and_sea_muroto
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「波に乗る」
書いてみると軽いけど、
じつは重く、
深いことだと思う。
スカシーこと、
スカイアンドシー・ムロトのTシャツの里帰り。
これもドラゴン・グライド・プロダクションズのグラフィック作品であり、
多くの仲間のヘビー・ローテーションTとなっているが、
すでに完売してしまったので、
来春用にレインチェック(次回販売予約券)が発行されている。
スカシー河合さんのお気に入りTであり、
またクワイエットファンクの久保田さん、
アオゾライトのゾラやん、
おしゃれな総料理長たちがこれを来て、
浮かぶような気持ちになっているお顔が浮かんだ。
希少な金目鯛。
それをふんだんに使ったコンフィは、
「おいしいもの研究所」の名作中の名作だ。
あいにくキンメダイは半年ほど前から不漁になってしまった。
けれど決して魚体数が減ったとか、
絶滅したわけではなく、
キンメダイの生息域と同じ層にイルカの群れがいて、
さらに深い棚に行ってしまって釣り針にかからないというのが、
スカシー特約の漁師さんの見解だ。
ただ室戸岬周辺は他の魚類も豊富で、
しかも価格が安い。
このまぐろのカマ部分がひとつ300円は破格だろう。
台風で漁ができないとなると、
冷凍庫からこんなお宝が出てきて、
お店の棚に並ぶレア品だ。
塩をふりかけて炭で焼いてみようか。
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【南徳島の積み残し】
私が初めて四国に来たのは、
いまから30数年も前にさかのぼる。
鎌倉を出発し、
本州から淡路島へフェリーで渡り、
車で向かう異国というほど遠かったのが四国だ。
当時に立ち寄った喫茶店があり、
いまだに営業されているので、
その炭焼きコーヒーをいただいてきた。
日本語には、
「ひらがな文体」というのがあり、
まさにここはその文体を貫き通している。
「多言語への照れ」
とか、
「異文化を自分(たち)のものにする」
ために平仮名にしているのだと、
文学研究に長けている華厳さんは分析されていた。
高温で深煎り焙煎した苦いコーヒー。
昔は喫茶店でいただくのは、
たいていこの焙煎度合いだった。
拝見していると、
湯温をきちんと計ってドリップしていて、
名店は基本を守るということも勉強させていただいた。
私たちのマンダラ・コーヒーは風味を重視しているので、
中煎りとかフレッシュ系だ。
深煎りコーヒーももちろんいただくが、
やはり焦げ苦いという印象を持った。
https://mandalacoffeejapan.com/
で、
コーヒーの横におかれていた小さなクリームを入れると、
母の飲んでいたコーヒーと直結した。
あれは千葉駅にあったニューナラヤの3階だったこと、
扉を手で閉じる方式の旧型エレベーターの像までが立ち上ってきた。
味覚の記憶とはじつに不思議なものだ。
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【巻末リンク:真の波乗りとは】
必見版【サーフィン研究所&ドラグラ・プロダクションズ特大号】サーフィンの極みとは?ジョエル・チューダーの説法について_(2908文字)
【巻末リンク*2:サーフ歴1万日】
【巻末リンク*3:サーフ歴二万日】
Safe Surfing and Happy Lifestyles!!
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