Cosmos Surfboards TheOne 6’4”
Cosmos Original Twin-Fins
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台風5号からの波だろうか、
少しずつサイズが上がってきた。
現在1mの9秒後半、
南南東、
真南のうねりが届いている。
最近の「おいしいもの研究所」は、
メキシカン料理に没頭している。
目下の議論の中心はトルティーヤのことだ。
トルティーヤには大きく分けて二種類あり、
それぞれ「コーン(トウモロコシ粉)」、
「フラワー(小麦粉)」に分類される。
フラワーは古来品ではなく、
新参ものだがムチムチして、
何にでも合う軽い風味が特徴だ。
フラワー勢の活躍で私を含めたトルティーヤ好きの門戸を広げた功績がある。
トルティーヤは1000年前から存在していて、
トウモロコシの粒を石灰水で溶かしたものをお好み焼きのようなタネとし、
各家庭でそれぞれの大きさで焼いていた図が残されている。
アステカ文明では、
トウモロコシの神もいて(画像上)、
人が生きるためにどのくらいの糧を与えていたかがわかる。
さてトルティーヤ。
この小麦か、
トウモロコシの粉に塩と何かしらの油を加えて練ったものを種(タネ)とする。
これに水を加えて溶いていく。
またはお湯で溶くとどうなるのか、
熱湯だと?
それでまとまったタネはそこからどのくらい寝かすのか、
またはその寝かす温度はどのくらいがよいのか。
「コーンはフラワー(小麦粉)を食感で超えられるか?」
超えるというのは基準値があり、
この場合ツルモチ、
またはツルムチを高い食感数値とすると答えはノーである。
コーンの食感は、
小麦粉のツルムチを上回ることがない。
なぜならグルテンがツルモチを取り持っているからだ。
取り持つとは、
人間界の言葉だろうが、
とにかくグルテンがあのムチムチを発生させていると考えている。
しかしコーンがいまだになぜ存在しているからというと、
トルティーヤの祖先というか、
オリジナルはトウモロコシの粉が主材だ。
コーン=始祖というのが私たちの遺伝子にあるのか、
または中南米料理の主体みたいな風味がこのトウモロコシにあるので、
その記憶による欲求、
またはどこか食してきた食材の感動的な記憶によってトウモロコシ、
コーン・トルティーヤを食べると陶然となる。
陶然というのは、
——この場合は——
「しばし放心するかのように味覚を感じること」
そう定義してみた。
コーンは世界三大穀物のひとつで、
前述したが、
それは古来から世界中で愛されてきた食材だ。
しかも腹いっぱい食べられるのがいい。
ブルーコーンとなると、
その色だけで、
「遺伝子組み換えでない」とわかったり、
ブルーベリーと同様、
天然由来のアントシアニンによって抗酸化作用をもたらすという。
アントシアニンを含む他の食品と同様、
ブルーコーンは肥満、
糖尿病、
心血管疾患を予防するスーパーフードだ。
メキシコというか、
中南米の人たちは、
こうしてすばらしい栄養を取り入れているので健康なのかもしれない。
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【巻末リンク:5年前のメキシカンと聖式カット】
【巻末リンク*2:メキシカン・フード】
【巻末リンク*3:トルティーヤの定義】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
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