新品・中古サーフボード販売、カスタムオーダー、ウェットスーツ、サーフィン用品など。NAKISURFは、プロサーファー、フォトグラファー、サーフライターで知られるNAKIのコンセプトサーフショップです。

naki's blog

【サーフィン研究所渾身号】台風19号波_SCAJ2024レポート前編_(2024文字)

すばらしい波に乗れたのは、

各電車が正確だったからだ。

Cosmos Surfboards TheOne6’4”

Original Twin + Twinzer

Shape, Design and glass by @hiroyuki_maeda

.

193cmのピンテイル、

しかもツインザー。

前田博士にありがとう。

都会から海に戻ってきた。

やはりサーフィンというのは、

生きているという実感があると再確認した。

月曜日の朝は、

連鎖反応なのか、

電車ダイヤが各地で遅れ、

それに乗り合わせてしまった。

なので、

こうして時間通りに到着すると、

関係者ホーメンの笑顔が浮かぶが、

同時にそれぞれの持つ苦悩が浮き上がってくる。

*ダイヤは、

スポーツと違って、

速く走ったからと称賛されず、

ひたすらなる正確度のみが求められ、

繰り返しの美学が当然の世界だと察する。

*ダイヤ=ダイヤグラム、スジ。列車運行図表。

列車線=タテに駅名、

横軸に1分刻みの目盛り、

列車ごとの各駅の到着・出発・通過時刻が色分けされた線で結ばれている。

東京ビッグサイト内では、

『SCAJ2024』という

スペシャリティコーヒー・イベントが二箇所で行われている。

それぞれコーヒービレッジ(主にマンダラコーヒーのようなインディーズ系)、

そしてメイン会場という位置づけの南ウイングでは、

各国からの大資本または躍進中のコーヒー関係者が、

およそ2万㎡の箱の中でうごめいていた。

しかも悪天候なのに満員御礼で、

人気のものを試飲するためには、

列に長時間並ばねばならなかった。

各ブースは、

郷土色を出す人たちあれば、

コーヒー器具屋だったりと、

多岐にわたっていた。

これは、

試飲が足りず、

けれどバリスタが顔色を変えずにアタフタしていて、

そんなところにプロ根性を感じるのだった。

糀のミルク。

これがやたらとおいしく、

砂糖を一切使わないのに、

発酵作用でうっとりと甘くしていた。

コーヒーに合わせると、

瞬時に最高峰のラッテとなる。

いわゆる既存の大型焙煎機を焼き直しつつ、

モディファイドしていた。

見た目がクラシック。

ドリップバッグが全盛だった。

ユーザーは、

かんたんにスペシャリティを味わいたいのだと推察した。

ナイフを見ると、

欲しくなるのは先祖が狩猟族だったのかもしれない。

こうして刃が並んでいる美しさがあった。

グラスという名目のアート。

普段からペルー産のコーヒーが好きで、

そのお国ブースに行くと、

こんなたたずまいで迫っていた。

コーヒーの品種にゲイシャというのがあり、

調べてみると、

実際はゲシャだったのだが流通時に聞き覚えのある

「ゲイシャ(芸者)」に変換(誤謬)されたようだ。

エンスーはゲシャと発音するので、

私たちはそこでその人の入れこみ方を判断することもある。

そんなこともあり、

昨今ゲイシャが大ブームとなっている。

コーヒーに詳しいナッキーに聞いてみると、

「最近はいろんなところでゲシャを栽培しているから、

けれどパナマのエメラルド農園がいわゆるロマネ・コンティとか、

オーパスワンと同じ感じね」

そのパナマ・ゲイシャブースに行くと、

人が取り巻いて容易なことでは近づけないほどの熱気だった。

進化した焙煎機。

この世界が垣間見える。

「浅煎りコーヒーとくれば、

まずワタルが挙げられます」

コーヒー世界では、

超絶激エンスーの彼オススメのコーヒー6種。

台湾からの人は、

蓮の葉のような天才的なドリッパー群を大開帳。

生クリーム好きにはたまらない。

MONINの円形劇場型ブースはひときわ集客していた。

新しいデザートの展開方法を各方面の覇者や、

勉強家の飲食関係の人たち、

または単に甘味好きの来場者たちに示していた。

カカオ屋さんも大人気。

ブラジルの巨大ブースは、

クローズドな雰囲気があり、

サーフ業界での秘密ブースを思い出した。

ファミマがコーヒーに注目しているようで、

4種類のコーヒーを飲んでの印象をマークシートさせていた。

試飲も*オモツライ

*糸井重里さんの造語。

おもしろいとツライの中間心象。

驚いたのが、

近未来のようなエッジで、

ドラグラのようにアパレル展開をし、

Novoというアイアンマンの、

パワードスーツのような焙煎機を作った社があった。

完全自動式焙煎機は、

温度と湿度の管理を自動で行うロボだという。

さらにはチャフ・フィルターがあり、

見聞の狭い私であると前置きして発言すると、

現在これが世界一の焙煎機ではなかろうか。

(巻末に動作映像をポストしました)

でも手焼きや少量焙煎には、

不思議な印象ときめ細やかさもある。

一概には言えないが、

とにかくこれならば、

大量の注文にも安定して応えられるはずだ。

まだ画像がたくさんあるので、

明日か、来週に続きます〜。

【巻末リンク:】

【巻末リンク*2:切れ味のあるマンダラコーヒー系】

【サーフィン研究所】波経験_春のマンダラコーヒー_マカロニグラタンとワンタンメン_(1296文字)

Happy Surfing and Happy Lifestyles!!