さまざまの こと思ひ出す 桜かな
松尾芭蕉
突然暖かくなったが、
ほんの少し前は連日寒く、
何かと身体を冷やしていた。
こうして過ぎてみると、
季節というのは愉快だと思うし、
冒頭の芭蕉の句にもあるように桜を見ると、
さまざまなことを思い出す。
50cmくらいのうねりだったが、
潮位とうねりの向きがすばらしかったので、
ノースジュクオンまで行ってきた。
NAKISURF千葉からは26kmくらいの距離だが、
国が違うと感じるほど、
波質も、
水色も違っている。
あちらでは、
オーガニックな魅力たっぷりのTさんと合流し、
彼の初ジュクオンを間近で見届けることができた。
ジュクオン小松くんは、
この波のすぐそばに住むネコ好きな人で、
およそ38年前にノースショアで会ってからの友人だ。
彼がいま、
速い波を抜けられないということで悩んでいる。
サーフ能力のレベルを一段上げないとむずかしいですと、
テイクオフの角度の調整と修練方法をお伝えしておいた。

Nacky on Cosmos Surfboards The Glider 9’8”(295cm) @nakisurf_chiba
速い波を軽々と抜けてくるのはナッキーだが、
Tさんにもお伝えしたように、
「レイルを踏む」ということと、
テイクオフ時に、
長時間レイルをかける斜面を確保しなくてはならない。
小波でもむずかしいが、
サイズが上がると難易度が格段と高くなる。
よって、
こういう波で修練を積むしかないのだ。
超空腹となり、
名店「藤よし」の開店時刻に合わせてランチにテイクオフした。
開店直後でないと、
たいてい満員御礼だし、
品切れ品も多くなるのでタイミングは重要だ。
ここはご飯はもちろん、
絶品味噌汁があり、
サービスで付いてくる刺身やアジフライは、
魚王国千葉のトップ100に入ってくるのは間違いない。
ここは魚料理のマスターの、
勝浦港・シンゴ風見さんが
「うまいですよ!」
そう教えてくれたことをここに記しておく。
しかもこのご時世におかわり自由。
隣のおじさんは、
見た目が70歳台なのに大盛り二杯食べていたので、
横須賀のガラさんを思い出した。
【おまけ】
ブラ散歩の東京編。
総武線で代々木駅を下車してぶらついた。
これは、
ハスラー・マシコさんに馴染みが深い「厩道踏切」。
千葉に戻ってきたが、
マシコさんもいろいろあるようで、
ハナとリンにも会えていないし、
なかなかさびしい春である。
湘南藤沢の名店は
『ヘア・カリフォルニア』だが、
これは「蒸蒸酒場カイフォルニア」だという。
代々木から歩いて、
東京体育館まで行き、
オリンピック・プールで泳いで、
千駄ヶ谷から総武線。
錦糸町駅で下車したのは、
「快速・上総一ノ宮駅行」が来るまで50分もあったので、
駅ビル内を散策した。
この立ち食い寿司がやたら流行っていた。
なんでもマツコだかなにかのTVに出たからですと、
法王が教えてくれたが、
いまだにTVを見ている人が多いことを知った大行列だった。
戻ってきて、
シギーG改め、
コジ・カズと合流し、
茂原のジョリーパスタでポモドーロをいただいた。
シギーGが改名したのは、
さくらももこさん原作の、
「コジコジ」に感化されたからだと見ている。
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【巻末リンク:大食漢のガラさんエピソード】
【巻末リンク*2:ノース・ジュクオン・ストーリー】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
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