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naki's blog

美しい奄美大島_3Dウエッジの波質とすばらしいローカリズム_(1430文字)

奄美大島。

岬の上だが、

かなり高くまで登ることができたので、

iPhoneのパノラマ機能で撮った。

遠くに3Dウエッジがある手広海岸、

アマミアン・バックドアとパイプライン、

そしてヒロくんのクルクルが見える。

これが3Dウエッジ。

一見すると良い波だが、

超が付くほどの癖波。

具体的には波が両側から合わさり、

さらにはリーフの亀裂と、

深みを介して波面はえぐれる。

これはスキッパーフィッシュの、

タジ・バロウProトライフィンモデル。

まだステッカーが貼られていないので、

奄美に来たばかりのショットだとわかる。

3Dウエッジでのスキッパーフィッシュ。

これはそれほどではないが、

とんでもないほど掘れ上がるときがある。

なので、

波側にレイルを入れておかないと、

飛ばされてしまう。

もし飛ばされると最悪はリーフで額を割ることで、

そうなると意識不明となるので生死に関わる。

3Dウエッジ。

いわゆる手広海岸のメインピークで、

ブレイクマップを見ると、

『初級者〜』

しっかりとそう書いてあるが、

潮位が1m以下でうねりが背丈くらいあれば、

プロ級でちょうど良いほどの波質であります。

でもそう書かなくてはならないのは、

他のブレイクもやはりそんなことになっていて、

ただ、

ばしゃ山やヒロくんのクルクル付近の沖波で満潮ならば、

これまたロングボードに乗った初級者には最高の波質だと突きとめた。

難点はアウトリーフなので、陸から遠いこと。

もしフィンや何かでざっくりと切ってしまったら致命傷となる。

ボートか何かでお連れすれば、

この問題は解決するだろうか。

私が奄美が好きで好きでたまらなくなり、

ついには観光親善大使となったのは、

2011年のときでございます。

(巻末注釈リンク*1をご覧ください)

そのひとつに、

ローカルたちの暖かい心があったからだろう。

この手広海岸の看板のように

笑顔であいさつ
波はゆずり愛
ゴミは持ち帰る

そして

水は山ぬうかげ(のおかげ)
人は世間のぬうかげ
波人は海ぬうかげ

その通りであります。

でも、何人かのローカルに聞くと、

これを逆手に取って、

ロングで波に乗っては戻ってきて、
すぐに次の波に漕ぐ
(待っている人多数)
ショルダー側から逆走する
大きなボードでたくさん乗る(過ぎる)

サーファーが増えたようで、

みんな頭を悩ましているという。

これはローカリズムというより、

サーファー個人の考え方なのだと思う。

「波は自分の順番をしっかりと待ちなさい。
それがわからなければ、
自分の順番はないと思いなさい」

そんなことを波乗りを始めたときに先輩方に教わった。

(波の順番については、巻末注釈リンク*2をご覧ください)

さて、

天才料理人として知られるカズさん。

一時はグリーンヒルさんのキッチンにもいました。

島北側の笠利で、

それはおいしいお弁当屋さん、

「キッチン・マカロニ(朝9:30〜日曜定休)」

をしている。

ちょうど検索をかけたら

このマカロニさんに対して、

悪意のある書き込みがあったので、

「違反です」

そのわけのわからない口コミを報告した。

口コミは公平に見て書かないと、

迷惑する人が出て、悲しむ人もいる。

そんな責任を持っての投稿としていただきたい。

閑話。

これはサーフィン研究所鎌倉所長の

インスタグラム・ストーリー投稿。

あまりにも共感できたので、

自分でもリポストしてみた。

Happy Surfing!!

【巻末注釈リンク*1:奄美観光大使】

『PB真東うねり90度』とは?_GO PRO緑くん初使用日_晴れて観光親善大使候補となりました_天地初發之時のような雨_BMW似のマルちゃん_奄美、ありがとうございました_(2823文字)

【重要注釈リンク*2:波の順番】

【ウナクネ特別編】ワールドクラスの波に乗るために(その壱)_Blue誌より_(1854文字)