Tyler Warren’s Big Dream Fish 6’7″
at Amamian Backdoor
Photo by Brian Miller
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奄美バックドア。
潮位にもよるが、
激浅でかなり危険な波であるが、
きれいなバラにはトゲがあるように、
それは美しい波である。
いつもより遠くに腕を伸ばし、
より大量の水をつかむようなパドリングで得た波。
Nation Dream Crusher 5’6″
2015 November
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前回ここでやったときはもう少しサイズがあり、
こんな波だった。
ドリームクラッシャーというNATIONの名作フィッシュ。
(巻末注釈リンク*1)
あれから3年、12回の季節を重ね、
ボードも6’7″と、1フィート1インチも大きくなり、
水温25度世界にやってきたのは必然のことだとさえ思える。
「奄美は最高よ〜」
これはグリーンこと、
緑くんの有名すぎるセリフだが、
こうやって太陽(てぃだ)の下で、
エメラルドブルーの海で遊ぶのは、
やはりサーファーで良かったと思える瞬間でもあります。
これがそのビッグ・ドリーム・フィッシュ。
(巻末注釈リンク*2に詳しくございます)
カリフォリニア、バリ、千葉とやってきて、
そして奄美大島の波に乗った逸品。
タイラーがシェイプしたボードは、
私やスタッフ、友人、
そしてユーザーさま分の全てから
「やばいです。マジックボードです」
(巻末注釈リンク*3をご参照ください)
そんなご感想をいただいていますが、
なぜそんなことが起きるかと言いますと、
サーフボードオタクであるタイラーが、
歴代のデザインを解体し、
さらには日々、
ほぼ毎日自身で創意工夫をしているからだろう。
前回カイラと友だちになったクレア。
レイアのお姉ちゃんで、大智くんの妹。
緑くんの姪。
元ちとせさんは奄美大島出身。
このハッピービーチで生まれ育ったという。
ちょっぴりオンショアだったけど、
それはすばらしい波。
景色も大気も全てすばらしい。
この集落では、
過疎化によって小学校が廃校となり、
そこにある美術館が秀逸だった。
なぜかはわからないが、
この古代魚アートに心奪われた。
1日1便(予約すれば2便)しかないバスの運行表。
こんなスローライフもあるのだと感じいった。
龍郷町に戻り、
緑くんのお父さんが育てる島野菜畑に行く。
お父さん〜。
いましたいました!
「料理は野菜」ということは、
それは高名なシェフから教わったことだが、
グリーンヒルさんはそんなことを実践しているようだった。
奄美で知り合って、
早14年となる友人のヒロくんがレストランを始めるそうで、
その引き渡し日翌日に見た風景。
青い海を見ながら彼の絶品パスタなんて最高ですね。
ミラーに奄美の伝統文化を知ってもらいたく、
奄美紬村(つむぎむら)に行った。
織り歴50年のベテランでも、
1日に15cm程度しか織れないという大島紬。
これは龍郷柄。
糸を染めて、
それを使って織る。
泥染はここ。
誰かに似ているような。
グリーンヒルさんには蔵書がたくさんあり、
こうして昔に書いたもの多数あり、
これは私の好きな噺のひとつ
『赤いボンザー』
(全文は巻末注釈リンク*5にございます)
前出したカイラとの旅が特集記事となったBLUE誌まであり、
それをミラーが読んでくれた。
正午頃、
浦島ピークというほぼ北端のブレイクに行って、
またこんな美しい海を見た。
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【巻末注釈リンク*1:ドリームクラッシャーについて】
【巻末注釈リンク*2:TWビッグ・ドリーム・フィッシュ】
【巻末注釈リンク*3:タイラーくんのマジックボードの含有率】
【巻末注釈リンク*4:BLUE誌掲載奄美号】
【巻末注釈リンク*5:自分で絶賛する落語】
Happy Surfing!!
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