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【サーフィン研究所&ドラゴン・グライド・プロダクションズ】ボンザー物語_準自給自足に近づいた日_タヌ君は人!?_(2151文字)

Rainy Season, 2020

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梅雨なので、

雨が止んで風があれば、

こうして換気をしている。

キャッチサーフVANは、

朝陽色ではぐれメタルのような色になった。

Bonzer 1973 / 6’5″

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この時代のボンザーに乗ってわかったことは、

基軸のドラグを多面に求めると、

速度低下するので、

そうさせないようにコンケイブが掘られ、

それら機能の相乗効果が、

ボンザー・システムという機構装置なのだということ。

テイルを踏むと加速する。

ボトムターンなどは、

押しつけが滑落と相まって速度となるので、

風切り音が耳先から鳴るのは常のことになる。

本来なら博物館に展示されるべきものを、

こうしてラフに乗っていられるのは、

これが「フル・コピー」だから。

2019年製の新品でありつつ、

1970年代の分厚いクロスとラフなサンディング、

さらには経年変化でクロスが樹脂を吸ったところまで表現したのです。

そのこだわりと製作魂は、

「サーフボード愛」という骨格があるからに他ならず、

それに対して「完璧なる作業」という愛情を注いだ前田博士。

ここにそうクレジットさせていただく。

それにしても1973年のボードが、

あんな波こんな波で完璧に乗れるとは、

47年後のサーファーからは信じられない話でもある。

サーフボード好きのボーイズ&ガールズには、

このボンザー愛と感動の日々を巻末につけました。

どうぞご覧になってください。

(巻末リンク*1*2)

さてさて、

話は横浪半島浦ノ内、

その湾内へ。

「太っといチヌやで〜!」

そんな文体で冨永さんがやって来られた。

なんでも釣り人から2尾もらったので、

おすそ分けと、

魚のさばき方をお伝えしたいらしく、

包丁を持参してやってきてくだった。

なんということでしょう。

このガシラハウスにもお隣さんがいます。

お隣、

森田さんのご自宅は、

鼻(岬)をはさんで裏側、

しかも山側に建っている。

なので、

実際の距離(500m)より遠い感覚がある。

森田さんは漁を営んでいて、

今回のコロナ騒動で、

「これ置いておくで。(魚が)ようけ入るき、使ってみて」

そう言って、

ワナを仕掛けていってくださった。

(巻末リンク*3)

ありがたいし、

なんて優しい人なのだろうと、

いまだに感動しきりである。

それにしても美しく、

豊かな海があれば、

準級、完全ではないが、

自給自足に近づく。

大切にしましょう。

#みんなでサーフィンを変えていく

ワナの中には桃の枝が入っていて、

それを中に入れておくと、

魚が卵を産み付けるらしく、

それに寄ってきた他の魚種も入り、

低気圧が通過した後などは、

たいていが大漁旗がはためくほど魚が獲れる。

冨永さんのチヌのお返しに、

こちらも珍魚をおすそ分けしようと水揚げすると、

冨永さんは、

大きい瞳をさらに大きくして、

「こじゃんと〜(たくさん)」

そう叫ばれた。

かなり入っている。

アエが数尾、

アフリカチヌ、

チヌ、

コッパグレとガシラがたっぷりと入っていた。

「こじゃんと獲れたで〜」

冨永さんのテンションが上がる。

魚は重要なタンパク質補給源である。

魚以外では、

時折集落の誰かの家にイノシシのワナがある。

そこにイノシシがかかり、

達人によってそれがさばかれると、

集落中に各部が廻ってくる。

刺身と塩焼き用に切り分けて、

残りは保存用に干物と燻製にする。

冨永さんが、

魚をさばきながらこう言った。

「あのな、このあいだ来ていた狸の話やけど」

「はいはい。タヌ君ですね」

「あれな、もしかすると人かもしれんで」

「え?そうですか。タヌキが人に乗り移ったとか、

宇宙人がタヌキを食べて逆に乗っ取られたと言われています」

(巻末リンク*4)

「タヌキはな、もちっと恐い顔をしているんやで〜」

「そうなんですか!?」

「あれは優しい顔やからなタヌキではないで。わいはあれを人やと思うちょるんや」

「そうなんですね」

「その、タヌクンは何が好きなんやろね」

「宇佐ショッピング弁当のようです」

「じゃあナニや、そのナニの巻き寿司とか好きなんやね」

「そうみたいです」

「ほな苦手なものは何やろね」

「ぼくたちの間ではキャラクターのカードがあるんですけど、

その裏面に情報が載っていて、

そこには“タヌ君の苦手なものはハチキン”と書いてありました」

「ハチキンか、そうやろ!あの子優しい顔してるもんな」

「そういえば、”タヌキはハチキンがテンテキです”って、

しんじょう君似の友だちが言っていたことを思い出しました」

「しんじょう君はカワウソやで。

タヌキやカワウソ、

ふなきさんの周りにはいろんな人がおるんやね」

「キャラクター揃いです」

「若い人はええなぁ」

そんな会話の後、

おばちゃんがさばいた魚が大量にあり、

カタサバ先生が残されていった超級燻製機(箱)で、

桜の薪を削りだしてスモークチップとして、

50分くらい燻ってみた。

3〜5分おきに火がなくなるので、

それを継ぎ足しながら読書をする。

食料といい、

なかなかのクオリティタイムだった。

【巻末リンク:サーフボード好きのためにその1】

【サーフィン研究所】風魔式!?ボンザー1973完成!!_(1656文字)

【巻末リンク*2:サーフボード好きのためにその2】

【サーフィン研究所・特大号】奇跡の島の作品数種とボンザー1973のラウンドハウス・カットバック_銚子いろいろ_(2510文字)

【巻末リンク*3:ワナ登場日】

【サーフィン研究所】カリフォルニアのタイラー・ウォーレン_ミッドレングスとフィッシュ、TOW_優しい人たち_人生は私たちの考えの集合_(1476文字)

【巻末リンク*4:宇宙人タヌ】

【ドラグラ・プロダクションズ】タヌ氏の任務_(2746文字)

Happy Surfing and Happy Life Style!!