Catch Surf® Heritage Collection Nose-rider 8’6″
.
雨が上がった。
未明まで曇りだったが晴れても来た。
雨が降ると、
晴れのうれしさを感じる。
梅雨だけど、
一日だけの雨でよかった。
大谷翔平くんのリアル2刀流の登板日だが、
メジャーリーグは彼のおかげでマンガのようなことになっている。
少し前は、
ピッチャーの彼がメジャーリーグのホームラン王だった。
そんな奇跡がうれしくて、
上のスクリーンショットを撮った朝はドラグラ会館にいた。
BSの番組表を見ると、
なんと生中継があるという。
楽しみに試合開始前からチャンネルを合わせ、
MLBオープニングロールを見る。
ダルだ!
前田だ!
菊池雄星だ!
そしてショーヘー・オータニの顔が映った。
大画面はすばらしい。
38インチはあるだろうか。
そしてゲームが始まると、
興奮最高潮になるはずが、
違和感を感じるほど盛り下がってしまった。
というのは、
いつもはMLBコムでフォックスやESPN等の米国中継版を見ているのだが、
日本の解説と実況が淡白でつまらないということに気づいた。
もっと書くと、
メジャーリーグはすでに26年も視聴しているので、
野球用語も含めて慣れたものだ。
この日のNHK解説者が誰だったかはここでは言わないが、
実況も含めて上から目線なのと、
メジャーリーガーという超人たちに対して、
全く感動がないのが違和感の理由だろうか。
例えば、
ボールを打って150m以上も飛ばし、
時速160kmで投げる超人たちよりがいるが、
この解説者はその超人よりもご自分の現役時代の方がすごいと思っているようだ。
例えば、
英語版だと、
元メジャーリーガーの解説を交えて実況はこうなる。
「ダークホースとなったレッドソックス守護神バーンズが、
完全な投球で試合を支配しています。
ここまで今シーズン無失点、
セーブ王であり、
名実ともに名門レッドソックスの歴史に刻まれる剛球です。
4−5でむかえた9回、
エンジェルス2アウト、バッターは野球界の奇跡マイク・トラウト。
打った。
けれど、
トラウトですら打ち損じ、
けれどそのおかげで幸運なるヒットとなった。
バッタはーはショーヘイ・オータニ!
ホームランで逆転です。
ここまで封じ込まれていたエンジェルスの起死回生なるか。
連敗脱出はできるのか。
エンジェルス4-5、
2アウト、ランナー1塁。
バーンズ初球、
渾身の96マイルだ!
大谷超スイング!
ガギッ!!
打球は上がった。
ライトポール一直線だ。
ショーヘー・オータニ!!
お〜私の(神さま)!?
(ファールかもなので一瞬アンパイアが映った)
入った!
彼はやった!
ショーヘーが私たちに勝ち点をもたらせた〜!
彼がやってくれた!
WOW!!!!ショーヘー・オータニ!!!」
こう盛り上げてくれる。
というか、
視聴者に真実と興奮を伝えてくれた。
で、
日本版は
「あ、大谷打ちましたね」
・
「………….」
・
「入りましたか?」
。
「入ったようですね」
「球場の一番浅いところですが、これは入ったということでしょう」
「大谷翔平のホームランのようです」
「2点が入って、これでエンジェルスは逆転に成功しました」
「フェンフェイの一番狭いところですが、ホームランはホームランでしょうね」
大谷の逆転ホームラン、
しかも完全に抑え込まれていたバーンズから打った感動も抑揚もなにもなく、
この淡々とした中継に驚かされた
日本の野球人気のなさは、
こういったエンターテイメント性の欠如が、
その原因のひとつだと確信した。
前出のエンジェルスのBFW(Bally Sports West)の実況解説は、
野球好きとして完璧であり、
全く大げさだと思えない。
なぜなら競争が激しいメジャーリーグでは、
人生を賭けて捕らなくてはならないボールだったり、
打たなくては引退せざるをえない状況ばかりで、
そんな中で何年も活躍する選手たちのすごさを感じる。
古舘伊知郎さんの実況(巻末リンク*4必読!)復活まではいかないけど、
興奮感動系の実況をメジャーリーグ・ベースボールに望み、
そしてサーフィンも同じようになることを願うのだった。
無論これはオリンピック競技のことを言っているのではなく、
私たちの日常での話だ。
私(たち)は感動が欲しいのだ。
□
【巻末リンク:大谷翔平くん】
【サーフィン研究所&ドラグラ思想編】初乗り1971ボンザー_サザエさんと大谷翔平くん_桜新町ハガレ_藤沢フーディガイド_2021年の1月のイマジン_(1855文字)
【巻末リンク*2:MLB2】
【巻末リンク*3:MLB3】
【巻末リンク*4:古舘さんのウナクネ実況。必読】
Happy Surfing and Happy Lifestyle!!
◎