梅雨の終わりごろなのか、
風という存在が全くなかった。
Cosmos Classic 8’
.
8フィートのクラシックだけど、
テイルを踏んでターンしはじめると、
各ラインは点でつながり、
円弧という重力の存在を感じ始めた。
アンディ・ニーブレスが千葉北にやってきたので、
ポパイ・ケイスケとドラグラ父ちゃんが、
アンディと一緒にサーフしようと待ち構えていた。
すると、
アテンドしている人が気を使って、
アンディをまともなサーフブレイクには連れてこなかったのだという。
どうやら、
「ボクがガイジンを連れてきたとなると、
また嫌われちゃうんだよね…」
ガイドというか、
案内人は上記の理由があったようだ。
日本ぽいといえば、
まさにそのようであるし、
なんだかその気の使い方もよくわからないとも感じる。
私が知っているグッドサーファーは、
他のサーファーとの接し方もグッドサーファーであるので、
こういう交流はお互いのためだとも思う。
先日ここでお伝えしたように、
チュラさんことベンチュラ・セイジと映画を観てきた。
インディ・ジョーンズの最終編で、
前回から15年後、
第一作から42年半も経つのだと、
しみじみとするほど長い時間を経て、
いまなお好きなシリーズだ。
今回の題名は、
『アンティキティラ島の機械』に由来し、
最古という複雑計算機にまつわるエピソードだった。
前回は宇宙人が登場したが、
今回も最後に仰天する人が出てくる。
で、
本編の感想だけど、
「ただひたすらすばらしかった」
自分のノベルティも含めて最大評価を出したが、
チュラくんとナッキーは、
「悪くはないけど最高得点ではありません」
そんなことを言うので、
「どうして?」
そう聞いたら脚本が荒かったとか、
シリーズ共通のオマージュを仕方なく使っていた感、
そしてなによりもインディ特有のユーモアが少なかったと、
冷静かつ的確な評だった。
けれど、
私は映画を見始めたころの自分とインディを重ね、
老いていくことへの準備みたいな感覚があり、
そう考えると、
じつに花マルな作品だったと評したのだ。
映画館に行くと、
予告編がやたらとおもしろい。
大画面で大音量なので、
アクションものはやたらと迫力がある。
次は『ミッション:インポッシブル』の新作だと決意するほど良かった。
ドラグラ世界でのミッション:インポッシブルというのもある。
それは、
たいていは室戸岬周辺であるのは、
魚類シンジケートの浦戸屋さんをめぐってのIMFだったり、
河合さんだったりタケちゃんというのが痛快なのだ。
(巻末リンクを参照ください)
追加情報としては、
スラムダンクがいまだに上映されていた。
スーパー・ロングランだと感動しつつ、
8月にはなんとトリヤマ・大センセのサンドランドが、
映像化されて封切られるようだ。
ミッション:インポッシブルの新作、
そしてサンドランドと、
夏の映画館が楽しみになった。
映画館はモール内にあったので、
映画終了後にはカルディで、
マスカルポーネとコーン・トルティーヤ、
チーズに冷麺等を求めた。
チュラさんは、
カルディ印のエコバッグ(青)をふくらませていた。
中身は、
イタリア食材を中心に、
爽やか色のカヴァなどがあり、
かなりうれしそうな顔だった。
それから南万々あたりのピザ屋に行って、
熱きサーフ論をかわし、
駐車場に出ても終わらず、
ようやく散会し、
国道56号線の一台となって南下していくと、
なんとトヨタ・パブリカ800が走っていた。
これは昭和36年に発売された空冷、
水平対向2気筒の700ccであり、
インディ・ジョーンズと同じで、
これもまた半世紀前の名作という示唆のようでいて、
引きつけの法則みたいなことだった。
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【巻末リンク:室戸IMFとは?】
【サーフィン研究所】空海二郎と大谷翔平のかんたん_アオゾライトのゾラやんとタケちゃんによるミッション:インポッシブル_(1459文字)
【巻末リンク*2:千葉のインディ?】
【特大号】Surfing, Friends Session. A Beautiful Sunday at Chiba!_(3772文字)
【巻末リンク*3:インディ前回作を観たとき】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
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