南うねりがあのまま大きくなり、重たい波と揺れる海面。
ロングボードに乗ったドノバンとシングルフィンの俺で岸から彼方沖で割れるレフトまで行き、途中でボードを流し、強いオンショアにあおられて、海流に負け、長時間泳ぐはめとなった。
遠い岸、揺らぐ精神と気力。
チョッピーなので、海面はでこぼこで、鮫の恐怖もあり、とんでもない時間をさまよった。
何も考えないようにして、止まらないようにゆっくりと泳ぎ続けた。
砂浜に戻り、水が来ないところまで行き、座り込む。
ここにいる自分を何回も確認し、そして命に感謝した。
いつでも自由に吸える大気に満足して横に倒れ込んだ。
目を開けるとドノバンがいて、ずっと俺を捜してくれていたそうで、俺の無事を知りかなり喜んでいる。
「チョッピーの恐怖だよな」と彼は何度も言い、俺は彼の青い瞳を見ながら呆然としていた。
海の大きさを知り、怖くなった。
ドノバンが持ってきてくれた俺のシングルフィンは岩場に打ち上げられていたそうで、ぐしゃぐしゃになってしまっていた。
俺の代わりに犠牲になってくれたのだ。
時間をかけてきれいに直してあげよう。
↓これは昨日のWHW。
芸術ですが、今見ると怖いです。
海にまた怖さを教えてもらった事で、ナキさんはまた一つ強くなったんだろうね。
お久しぶりです。
相変わらずnakiさんの「海にやられた」体験、コワイです。
723さん、
そのようです。
今日もわからされてきました。
z35さん、
本当はもっと怖いのですが、R指定になるので自重しました。
今日は足をフィンで削ぎました。