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【サーフィン研究所特大号】アムステルダム・ウェットスーツ_SEEDモデル_カリフォルニア・ジェネラルストア_(2619文字)

Cosmos Classic 8’

Amsterdam Wetsuits ARX

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この数日間の海周りは、

この季節のカリフォルニアと同じように感じられた。

あちらのいろいろを思い出していた。

温度と記憶の関係があるのだろうか?

気になったので、

同日のサンクレメンテの気温と水温を調べたら、

数日前の千葉と同一だったのでおどろいた。

味覚もそうだが、

温度にも強い記憶が刷りこまれるのかもしれない。

昨日連載10回目となったギンサバミチの人気がすごく、

それは多くのメッセージをいただきました。

ありがとうございました。

解説をお願いしている華厳さんにすべてのメッセージをお送りすると、

昨夜は祝杯を上げたと先ほど教えてくれた。

さて、

金曜日の続きをここに書きます。

情報量から間違いなく特大号となるので、

題名にそう書いてしまった。(笑)

木曜日は強い南風が吹き始めた日だった。

湘南鵠沼まで、

アムステルダム・ウェットスーツのシードモデルの展示会があった。

東京湾アクアラインは、

9.4kmの海底トンネルだ。

最深部60mとも知っているので、

状況を考えると恐ろしい。

よってなるべく早く通り過ぎたいのだが、

相当走らないと陸地には着かない。

千葉側には全長4.4kmのアクアブリッジまであるので、

東京湾の広さを思い知らされることになる。

無事に鵠沼に到着すると、

清水さんと秋山さんがこのように迎えてくれた。

よく考えると、

お二人にお会いするのはおひさしぶりでした。

清水さんも秋山さんもサーフ三昧の冬だそうで、

「寒いのに慣れました」

「いや、暖かくなったんですよ」

そんな会話をしていた。

または水温10度とかそんなことだ。

新装CGS、

石田さんがお好きなものがたくさん飾られていて、

すばらしい空間でありつつ、

カルチャーという磁力を帯びた店内だ。

石上本店にあった壁や、

トーマス(キャンベル)が描いたものが移植されていて、

いろいろ全てがすごい。

CGSには海側にショールームがあり、

そこが今回の展示会場だった。

お二人とは、

ARX(フード付きフルスーツ)のことや、

ドライスーツのことになった。

チュラさんことベンチュラ・セイジによると、

寒冷地というか、

スノーボード周りではこのスーツらしく、

しかも軽くて着やすいことに驚いた。

清水さんが、

今年モデルとなる「シードモデル」のことを説明してくれた。

いわゆる「吊るしのスーツ」なのだが、

さすが石田さん、

アムステルダム・コミュニティならではの仕掛けがあった。

まずは生産背景。

こういった「ツルシ」だったり、

そんなたいていは、

台湾の巨大工場に大口(おおぐち)ロットで発注される。

これは廉価が目的なので、

良いとか悪いとかの論点ではなく、

業界だけで言うところの

「エントリー・ライン」であり、

いわゆる消耗されていくものだ。

それを良しとしないアムステルダム・コミュニティは、

耐久性の高い最高級の吊るしを、

可能な限りの低価格で作るプロジェクトが組まれた。

そして、

限定期間の受注で生産されるシードモデルが誕生したのだ。

エントリーモデルでありながら達人仕様となっているのがアムステルダム流だ。

のみならず、

わが国が誇る老舗であり、

技術力も達成度も最高峰のウェットスーツ工場で制作されるのもすばらしい。

フラット・スキンの見事なまでの美しさと、

技術力がいる水性ボンドだったり、

膝パッドもハイテクに見えない仕掛けにアムステルダム式を感じた。

アムステルダム・コミュニティのオリジナル・メンバーである秋山くんによると、

このグリーンのロゴは初期ごろに存在していたもので、

そのUSモデルである首の切りっぱなしが本当にクラシック。

ギンサバミチならば、

「ほんたうにクラシツク」となるのだろうか。

話がそれた。

ちなみに上のボードはアレックス自家製シングルフィンだ。

こちらはオリジナル・ブレンドのコーヒーと、

クラシックなブラウニーやクッキーをいただいた。

缶クラフトビールもあるというので、

ビール片手で買い物もできるというのは、

さすがハイ・ファッションのお店だ。

小物もアムステルダム・ウェットスーツ色というか、

表現をまとっていて渋い。

トランクスも拝見させていただいた。

女の子のはわかるけど、

これは石田さんのスタイルでしたか?

秋山くんにそう聞いてみると、

「ジョエル(チューダー)が気に入っていたんですよ、

それでモデルラインナップに入れました」

そんなことなのかと、

さすが*和尚だと称えた。

*ドラグラ界ではジョエルは和尚の称号を持つ

私はちょうどMサイズで、

かなりの人がここに当てはまるのと、

カリフォルニアでは、

ウェットスーツをカスタムするサーファーは、

プロや達人だけだ。

99%のサーファーたちは、

ストックサイズだけの展開なので、

この方式が妙に落ち着くのもあちらっぽい。

上画像はジョージ・グリーノウと、

前出したトーマス・キャンベルで、

彼らもまたアムステルダム・コミュニティの一員であり、

大切なファミリーメンバーだ。

ジョエルやアレックス、

はたまたこの二人が関係していることは、

非現実的というほどありえない。

このアムステルダム・ウェットスーツのシードモデルですが、

明日正式にNAKISURFよりオーダーしますので、

ご希望の方はぜひご連絡ください。

アムステルダム・コミュニティのご恩と縁で、

私の作品やレアステッカーが入ったお宝袋をプレゼントします。

アフターケアとしては、

少々のワレならば、

ここNAKISURFで修理いたしますので、

ぜひこの機会をお見逃しなく。

shop@nakisurf.com

またはインスタグラム

@nakisurf_chiba

DMでもNAKISURFへのお電話でも結構です。

話しこんですっかりと遅くなりましたが、

いろいろお話をありがとうございました。

秋山くんは、

11フィートのグライダーに乗るグレイトなサーファーだ。

いわゆるこちら側の人で、

ウェットスーツにもかなり詳しく、

より良いケアのことを詳しく教えてくれた。

私は大切なことをユーザー&ファミリーに伝えることができる。

「波には心で乗ります」

石田さんのお言葉を思い出していた。

ありがとうございました。

【巻末リンク:この序章編】

【サーフィン研究所特大号】AMSアムステルダム・ウェットスーツ展示会[序]_ALTERNA SURF WAX_(1693文字)

【巻末リンク*2:石田さんが出した波】

【サーフィン研究所&ドラグラ・プロダクションズ】ダクトテープ・インビテーショナル!!_石田さんの波_アンディ・ニエブレス優勝!_(1053文字)

【巻末リンク*3:正式NAKISURF】

【サーフィン研究所渾身特大号】ノースハワイ到着まで_NAKISURFがアムステルダム・コミュニティに参加しました!_(2638文字)

Happy Surfing and Happy Lifestyles!!