naki's blog

2010年03月10日(水)

春はざま ミニノーズライダー 好きに乗り_(2633文字、短編です)

こんにちは、

日本では春の終わりの雪が降ったようですね。

これを寒の戻りというのか、

春嵐というのかはわかりませんが、

天気は冬とのはざまであっちに行ったり、

こっちに来たりしているようです。

2010_rainbow_V4568

こちらノースハワイは、

春の始まりの例にもれず雨が多い。

そして強烈なトレードウインドが吹いているので、

自動的に風の弱いソフトサンドリーフに向かう。

着いたらうねりが小さすぎるのか、

「リーフ」は波が割れておらず、

ビーチブレイク側でサーフすることに。

2010_Softsand_V8575

ブイ情報を見ると、

極小サイズだったのでミニノーズライダーを持っていった。

2010_Softsand_V8576

5′11″のロングボード。

ファイブイレブンというと、たった180cmというわけで、

長老フレちゃんは、

「時代は変わったよな、5′5″のガンがあって、

ここの8フィートを5′0″で滑って、そして5′11″のロングボードか、

昔は重い思いをしてワイメアから闘牛岬までログをかついでいったんだよ」

としみじみしていた。

2010_Softsand_V8578

CANVAS主宰のクリスちゃんはあえて5′12″にしている。

みなさんはご存じでしょうが、

5′12″は6′0″(183cm)なのです。

彼たちはそんな数字の遊びを楽しんでいるようだ。

俺はこうして数字のあとにカッコ=丸括弧(まるかっこ)をつけるのが面倒なので、

あえて5′11″にしてみた。

1インチなんて関係ありませんからね。

つまり5′12″とは、

「今何時?」

「2時60分」

というようなもので、とっても面倒ですよね。

そんなことをしていると、いつか

「それは三時じゃねえか。男らしくしろよ!」

とD先輩に叱られそうです。(笑)

2010_Softsand_V8580

ノーズライダーだからというわけではないが、

今日はノーズライドだけに専念してみた。

このボードはノーズコンケイブと幅のバランス、

2010_Softsand_V8581

そしてクリスちゃんの言うテイルキックが総和されていて、

じつにゆったりと安定しているボードなのです。

これがショートボードの長さだなんて誰も信じないだろうな。

2010_Softsand_V8582

ノーズライドにはテイルキックが必要で、

これがあると、ノーズに乗っていても、

テイルが波にきちんとトレースしてくれ、

それはしっとりとした乗り心地になるのです。

写真のようにテイクオフしてそのままノーズに乗る。

ボトムターンまでノーズのまましちゃいました。

自分の足の前にサーフボードがないのって楽しい。

孫悟空の觔斗雲(きんとうん)みたいだなあ。

2010_Softsand_V8583

サーファーにとって、

ノーズライディングはちょっとしたファッションか課題になっているらしく、

「ハングテン」

とか、

「ハングファイブ」

という商標やお題をずらりと見たことがあります。

2010_Softsand_V8584

ここで自己流行中のキャッチコピーが浮かんだ。

「一寸先は海」

「そうは言ってもノーズのエッジまで足がのっていませんよ」

というお叱りのメールが読者や潤ちゃんから来そうだが、

こんなのはだいたいでいいのです。

2010_Softsand_V8586

この程度でもノーズライディングの醍醐味が’あり、

正確には「3寸先は海」となるが、

「2寸3寸を気にしないほうが、一日を楽しく送れますよ」

とまだ来ないメールに返信する。(本当)

宛先はとおる、そしてCCはJUNで。

これもサーフ雑誌によくある『HOW TO』の弊害なんだろうか。

「左手はこの位置で、肩を入れて、後足を蹴るようにして」

というあれです。

「俺がHOWTOの講師になったら、

“お好きなように”

と教えるだろうから依頼がなかったのか」と今気づいた。

2010_Softsand_V8589ここでハイラインに持ち込めたので、

その真のノーズに乗る。

世の中は色々とややこしいです。

2010_Softsand_V8591

「サーフィンはノーズだよ人生は」

というキャッチコピーが浮かぶが、

それなら

「ワタシはノーズで旅に出る」

の方が秀逸だと自己評価をしてみる。

2010_Softsand_V8592

自省したのは昭和の作家だが、

平成のブロガーはこうして自己評価をする。

ビーチブレイクのいい波に乗れたようだ。

エンゼルスのマツイさんのオープン戦はどうだったのだろうか?

とか、

昨日のアカデミー賞授賞式の色々あれこれを考えていた。

2010_Softsand_V8594

なぜ左手が上がってしまったのかはわからないが、

きっとスタンス修正をしたのだろうか?

できれば手はぶらりと、

『ノーガード/両手ぶらり戦法(©あしたのジョー)』

が好みなので、

こうして手が上がると苦手な数学の先生に

「はい、船木くん!」

と差されそうだ。

2010_Softsand_V8595

ふう、左手は一瞬で下がったようです。

めでたしめでたし。

ずいぶんとノーズに来ました。

これなら読者や潤ちゃんに指摘されないノーズライドになったような。

「On The Board誌の見解はどうなのか」

をいつかブラッドピット似の辣腕編集長に聞いてみよう。

「みずきちゃん、元気ですか〜?」

2010_Softsand_V8596

と関係ないことまで書いてしまうほど、

ロングボードのシークエンスは長い。

あんまり長いと、落語の『寿限無』を思い出してしまう。

撮る方も飽きてきたのか、カメラのバッファが切れたのか、

この後のショットはなくなっていた。

飽きてしまった俺は逆真流にしてみた。

本当に安定したボードです。

と大型客船の乗り味を思い浮かべ、

3週間前にベイブリッジを潜れなかったクイーン・メリー2号を連想した。

2010_Softsand_V8598

その後はスイッチスタンスにし、

このスリルにようやく波乗りの持つ辛みを感じて、

ドキリとした瞬間なのであります。

2010_Softsand_V8599

ひゃっほう〜!

体が開いても「いつもより長く乗っています」

と海老一染之助・染太郎師匠風に。

2010_Softsand_V8600

最後はクロスステップ風のハングファイブでフェイドアウトして、

自分ではマンライだとにんまり。

2010_Softsand_V8603

ふう、やっと終わりました。

ロングっておもしろいですね。

俺はあまり際どい技をしないのですが、

それでもこんなにスリリングで、

サーフィンのエッセンスがしっかりとあって、

オリジナルな欲求を満たしてくれるのはうれしい。

2010_Softsand_V8621

なんといっても180cmの長さなので、

こうしてたやすい持ち運びが俺はとっても好きなのです。

サビタにも普通に車内積みできるし、

闘牛岬の長い徒歩にも楽々なのです。

メキシコ大ちゃんや千葉アジトの大西が揃って

「いい人です」

というデレック・ボックルマンの動画が届きました。

いい人と波乗りって関係ないようでいて大きく深く関係していると思う。

と、さまざまな先輩の顔を思い浮かべていた。

Derek Bockelman for Cole Surfboards and Naki Surf from jeremie brillant on Vimeo.

もう水曜日なのですね。

春はいつ戻ってくるのでしょうか?

今日もすてきで幸せな日にしてくださいね。

こちらは夕焼け虹がどこかに出ている時間です。

ALOHA,

2010年03月09日(火)

東風がさらに強くなってブンタイが変わり、砂粒にイナリーズを_(2238文字_短編です)

2010_NH_

こんにちは、

こちらは雨足は弱まったものの、

東からのトレードウインドがとても強い日となった。

昨日に引き続いてホワイトハウスに。

今朝はエニシ中村さんと待ち合わせをしていて、

彼は完璧な時間に電話をかけてきてくれた。

R0018764

美しい日の出を眺めながらサビタでドライブダウン。

南側海岸に出ると、昨日の半分程度のサイズ。

波ははかないなあ。

ややあって、長老フレちゃんがやってきた。

中村さんは、

「ブログで見ています」

とフレちゃんに言うと、

「俺は最近有名になってきたらしい」

と照れ笑い。

潮はミドルロータイド。

サイドウインドのデコボコが波面にたくさんあって、

滑走というよりオフロード走のようだった。

フレちゃんのBD3ライドを目の当たりにし、

「彼は何歳でしたっけ?」

「66歳です」

「そんなお年なんですね!やはりハワイはすごいですね〜」

「フレちゃんはハワイでも珍しいタイプだと思います。

66歳だったら普通はロングに乗っていますよ」

「そうですよね、あんな短いボードに乗っているんですもんね」

とフレちゃん話をしながら彼の滑走軌跡を後から眺めていた。

何回かセットが入り、

その波待ちの合間にパドリングについての詳細を話していた。

コミュニティ、そしてオーガニックのこと。

何本か乗り、虹を探すが見えなかった。

ここでフレちゃん終了。

「上がるな」

といつものフレーズがテイクオフのスプレイにやや消されて聞こえた。

昨日の波と虹を思いだしていた。

「海はなかなか思ったようにいきませんね」

といつもの台詞が口をつく。

さらに風が強くなってきたのでたまらず上がる。

上がるとフレちゃんが砂浜で待ち構えていて、

中村さんと記念撮影。

R0018776

中村さん家族もパシャリしました。

左から仁(じん)くん4、たかこさん、太音(たお)くん2、中村さん。

R0018787

とってもオーガニックでヘルシーなファミリーでした。

次は南スペインでお会いしましょうね。

春の証明なのか、

プルメリアの色づきかたがこうしてセクシーになってきました。

20100302_NH_T7746jpg

霧雨が集まってできた水滴は、

まるで宇宙を閉じ込めているようです。

パシャリと、その拡大世界に大満足して、

ランチはとっておきのトレーダージョーズ・シリアルを。

R0018620

これにマカダミアナッツを入れて食べるとさらにおいしいのです。

『バナナ・マカダミア・ナッツ』

って語感もいいなあ。

このシリアルをNAKISURFで扱えるようにしたかったのですが、

食品の輸出入って色々とややこしいので現在頓挫中。

こうなったら輸入食品の権威、

俺の大好きなKALDIで扱ってくれればいいなあ。

2010_NH_T7766

サビタに残された靴下を発見し、

そしてその中から出てきた砂がイナリーズのものだと断定した。

俺はあまり足を拭かずに靴下を履くので、

家に砂を持って帰ってくることになる。

周知の通り波好きなのだが、

波に関係している砂も大好きなのです。

それは、

こうして出てきたときにそのブレイクを思い出せるからに他ならない。

2010_inaris_T7423

去年は屋久島の砂をボードにつけたままケースにしまい、

それが原宿ショールームでザラザラっと出てきたときには、

「おーい、これが屋久島の砂ですよ〜」

とスタッフに自慢したことを思いだした。

他人にとってみたら

「屋久島の砂がWHAT?」

となるのだろうが、

本人にとってみれば、

無数にちらばった砂粒ひとつひとつにそのときの記憶がコーティングされているようで、

なかなかありがたいものなのです。

そんなことを思いながら、

その白みがかったイナリーズ砂粒をマクロに眺めていた。

こちらはそろそろアボカドの季節でして、

樹からたっぷりと実り、どんどん熟してくる。

メキシコ大ちゃんに教わったワカモーレ。

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トマト、タマネギのみじん切りにアボカドを混ぜ合わせ、

コリアンダーを散らして、

ライムと塩で味を調節したら完成です。

軽く焼いたトルティーヤで巻いて食べると、

ロザリートの『ポポトラ』そのままの味にグラシアス。

R0018486

話は変わり、

昨日読み終えた本のお話を。

それはもうすぐシーズン到来の野球関係で、

こちらは2006年のWBCもの。

大好きな野球ライターの著書で、

あの大会期間中に報道されなかった真実がここまでたくさんあると、

「野球選手も大変だ」

と王監督やイチローさんに感情移入してしまった。

最近囁かれているというイチローさんとマツイさんのすれ違いのきっかけもこの中にあり、

ベースボールとプロ野球、

そしてメジャーリーグの明確な緯度の違いをさらに知った。

2010_V4661

この刊を読むのは二度目で、

けれどしっかりと一気読みしてみました。

野球ファンには満点の一冊だと思います。

本っていいなあ。

今日もお越しくださってありがとうございます。

そうだ、弊社扱いボード関連のブログページを作成したんですよ。

http://www.nakisurf.com/links/blog-links.html

コールも書いていて、

AVISOジョンに王子ニック。

そして純城にクリスちゃん。

なかなかすごいラインナップではあります。

一番掲載頻度が高いのが王子ニックで、

純の頻度が世界標準なのかもしれませんね。

今日は(も)波乗りと、

ノースハワイと天候と、

花と食べ物と本の話でした。

「何が書きたかったのですか?」

とメールが来そうな予感だが、

一日ってこんな感じではありませんか?

朝起きて、体をほぐしながら歯磨きして、

コーヒーを一生懸命に入れ、

真剣にカメラをセッティングして、そんな今日です。

みなさんもすばらしい火曜日となりますように!

寒くなるそうなので、暖かくしてお過ごし下さい。

春は隠れちゃったのかなあ。

2010年03月08日(月)

Eスラッジハンマーでのダブル虹の意味は思想のプリズム?_BD3の各々インプレッションを知り、モデルになったD大先生_(なぜかゾロ目の5555文字_中編です)

こんにちは、

今朝起きてブイ情報を見るとEの字ばかりがそこにあった。

『E』はeastであって、

つまり「ハワイ海上は東うねりだらけ」、ということだった。

この島の東側ではまだサーフしたことがなく、

さらに言うと、用もないのに空港街を通り抜けて、

人口密度の多いブレイクに足を伸ばしたりはしないようにしている。

逆真会ではないが、

「人と違うことをする」

というのを心がけている結果が東側のブレイクを遠ざけているようだ。

で、波情報を収集をすると、

ソフトサンドリーフは昨日程度。

だがあそこは遠く、毎日行けるような場所ではない。

昨日、闘牛岬がこの東うねりの回り込みで良かったようで、

だが、激烈な混雑だと聞き、即座に選択から外した。

東うねりだったらホワイトハウスはどうだろうか?

あそこの”スラッジハンマー”という第2セクションが東うねりで出現したはずだ。

スラッジハンマーというのは尋常なネーミングではなく、

訳すと「壊滅的な大カナヅチ」ということになる。

要はこのリップを受けると、

人間が壊滅的な打撃を受けるということ。

で、ラワイバレーを下り、ホワイトハウスに着くと、

スラッジハンマーは見事なるブレイクを見せていた。

しかも無人、どこまでも無人。

ハイウエイにも人はいないし、

「TSUNAMIか?」と思うほどだった。

20100307_NH_V8729

無人はいいのだが、あまりにも無人なので、

情報伝達も兼ねてフレちゃんに電話をし、

「誰もいないのです」とやると、

「日曜の朝はそうなることがあるぞ。みんな教会に行くからな」

さらに波のすばらしさを伝えると、

「後3分で家を出る」と電話は切れた。

BWGにワックスを塗ったり、

ウエットを着ていると、

フレちゃんがやってきて、

「よくやった!こんなにいいとは思わなんだ」

と大喜びしている。

フレちゃんによると、闘牛岬は現在30人以上のサーファーがいて、

こちらは4つのブレイクをもってして全て無人。

東うねりと、南側ブレイクが結びつかなかったのだろうか。

さらに昨日まで突風並に吹いていたトレード(貿易風)が、

今朝は止んでいたので、

各ブレイクでサーフ可能だったようで、

島全体にサーファーは散らばっていたのだろうか。

急降下ドロップをBWGで楽しみ、すばらしい日曜日の朝となった。

セッション後半にそれは大きな虹が二重に出て、

俺とフレちゃんは、

「これはすごいダブル虹だ〜WOW!!」

とずっとそれを見上げていた。

俺は「ここにカメラがあればなあ」

とうれしいやら悔しいやらというフクザツな心境。

どうしても撮りたかったので、

次の波に乗って上がり、

ウエットのまま移動して撮ったのがこれ。

20100307_NH_V8676

ここは南側なので、

朝の虹は沖にいると西側(右)の海の上に架かり、

岸に上がると、山にかかってしまう。

時間的に太陽が昇っていくと、虹はこうして地に這うようになる。

太陽が低くなると、

円弧が大きくなるというのはハワイに越してきて知ったことだ。

それにしてもこの島は虹を見ることが多い。

けれど、決して慣れることがないのが虹で、

空に架かった大きな色彩を見ていると、

ありとあらゆることを考えてしまう。

「思想のプリズム」

とキャッチコピーが浮かび、

コーヒー色のランボルギーニの人に伝えようと思ったが、

それは週末書いたブログのことだったと、思いとどまった。

http://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/11125

たまにこうして、

自分のブログ世界に書いた本人が引き込まれちゃいます。

20100307_NH_V8731

さて、スラッジハンマー。

いつもは波にも引き込まれて、

したくもない海底散歩やハイハイをしたりするのだが、

今日はBWGのおかげで一度もそんなことはなく、

平穏で安全な滑走を楽しめた。

上がってきてすぐにドッキーに電話をかけて感謝の意を伝え、

「フナキさん、それでは”世界が終わるかも”

と聞いたときにはこのボードを持って家を出ますか?」

と難しい質問をされた。

少し考えてから、

「このBWGとツインスタビを小波用に、

そしてトライがあれば無敵なのでそうするでしょう」

と答えると、ツインスタビではなくクアッドではどうでしょうか?

と聞かれ、それもそうだな、と感じていると、

iPodからは陽水さんの『傘がない』がかかっていた。

2010_NH_T7626

ウエットを洗ってからココナッツコーヒーをオーバードーズして、

たまっていたメール仕事をしつつ、

南房総のあの人、

新島のあの子、

奄美のあの人、

屋久島の師匠、

そして石垣島のがんちゃんにそれぞれの内容でメールを書いた。

日本が朝4時という時間にメールが来た。

これはD先輩だろう、

と思ってメーラーを開くとやはりそうで、

先日お願いしていた

『Dセンパイ・インプレッション』が届いていた。

9J4V1513

「現在お持ちになられているモデルを、各5000字でお願いします」

と依頼すると、5000字という量にピンと来られなかったのか、

「うん、楽勝で書いちゃうからな。ちょっと待ってろよ」

と引き受けていただいた。

これがその第一弾の『AVISO BD3』となる。

あえて、推敲も修正もしていません。

D先輩独特のブンタイでぜひ。

件名『BD3 の5′0″』
.
差出人”MIURA “
.
この「BD3」は、カリフォルニアはサンクレメンテからの輸入ボード。
そんなことは聡明なみなさんは知ってますよね。
しかも最上級グレードのAVISO。
ランボルだったらレヴェントン、フェラーリだったらエンツォだねきっと。
ほか弁だったらうなぎダブル弁当か、大海老フライ&牛焼肉御膳だ。
中華ならカニ玉に酢豚か。
「麵硬味濃チャーシューチャーシュー玉子のりのりきくらげきくらげ」
は吉村家の最上級です。
ナボナはお菓子のホームラン王。
三時のおやつは文明堂ってね。
吉村家は、新杉田の店に俺が16才(昭和50年)の頃から通っているからラーメンは詳しいです。
最近は環2家の店長鶴巻くんのスープがいいね。
こくがあってまろやかで。
あれ、話が飛んじゃった。まあいいか。
これは字数を稼げるな。
船木は「最低でも5000字は書いてください」
というけど、司馬遼太郎じゃあるまいし、そんなに書けるわけないよな。

なんだっけ?そうそうBD3のインプレでした。

すんません。

今オーニシさんが向こうに行っているけど、

カリフォルニア好きの俺はそれまでもうらやましいんだよ。
ローカルのさ、外人に「ハーイ」と挨拶してさ、いい波にたくさん乗ってね、
向こうはみんなよそ者にやさしいのよ。
こっち(日本)みたいによそ者だって睨まれないのだけでうれしいですよね。
日本ももっと大人になれよな。
ピアに沈む夕陽見てさ、
タコスでビールというのはもうトーマス・キャンベルだっけ?
そんな映像世界なのよ。
昔にポップアイって雑誌あったけど、
もうそんな西海岸の俺たちの夢がまだあっちにあるんだね。
これで何字かけたかな?
ひゃあまだ570字だってさ。
船木はさ、毎日3000字くらいブログに書いているけど、
変だよね。
もしかしたらバイトに書かせているのかもね。(笑)
疑うよな、ほんと。

さて、BD3だ。

「短くても100%の波乗りになる」
と言っているユーザーは多く、
たしかに船木の言うように“最速”がバンバン出るのも事実だ。
俺が始めて乗ったのは奄美のクラマスで、
その船木から借りて乗ったんだけど、
あまりの調子良さに姿をクラマスようと思ったよ。
わかる?わかるよね?
クラマしちゃ先輩としていけないと、思いとどまったけど、
クラマは俺世代なら鞍馬天狗でしょう?
あはは、もうしつこいね。
酒を飲みながら書くのっておもしろいですね。
ウミカフェローカルのRさんや、
“ハーバーライト”ローカルのKさんにも乗ってもらったんだけどさ、
みんなノーズを浮かせすぎで、
ちゃんとバシと乗れないんだよ。
「もっと前ですよ」
と言おうと思ったけど、黙ってた。
したらさ、「三浦くん、これ乗れるの凄いね−」
と誉めてくれたからさ、俺の面目躍如だったよ。
プロの世界は厳しいのよ。
俺はさ、昭和34年生まれで、
”仕事は盗んで覚えろ”って親方から教わった世代だからさ、
そう簡単には物事を教えないんだ。
でもさ、NAKISURFの人には教えちゃうよ。
なんたって俺は夢にまで見たライダーだからね。
でも「前に乗ってパドル」って、
船木もどこかに書いてたな、これ。
まあいいか。
えーと、まとめますと、
早くて、ターンも伸びて、
もうとんでもなくニクイボードです。

ニクイボードだからBD3じゃなく、BD291にしろよ、

って、このあいだ船木にシロカネのラ・ボエムで言ったんだよ。
したらさ、
「爆撃機みたいな名前だから平和なNAKISURFでは却下させてください」だって。
本当にニクイよな、「お前なーそれじゃラ・ニクイぜ」
って言ってやったんだよ。ちゃんちゃん。

これで何字?

1300字。。
1万円を半分にするといくらだっけ?
これじゃあ落語の「時そば」みたいだよな。
あと3700字はみなさんにさしあげますね。
ひゃあ、NAKISURFのライダーはこのようにしごかれますのでご注意を。
家系ラーメンもCヨロでお願いします。

にくい。

と終わっていた。

先輩すごいです。

やはりこういうのはありがたいです。

補足ですが、

「ニクイ」というのは先輩が最近使用されている変形形容詞で、

英語だとenviableだと思っています。

辞書風に説明しますと、

〔動詞「うらやむ」の形容詞化〕うらやむ気持ちをそそられ、憎くなってしまうさま。人が恵まれていたり、物事が優れていたりするのを見て、自分もそのようになりたいと思うさま。

「彼の優雅な生活が—・い」

「—・いほどの美貌」

[派生] ——が・る(動ラ五[四])——げ(形動)——さ(名)

今度はきんちゃんからメールで、

奇しくも同じBD3のインプレッションが届いた。

不思議なことってあるんですね。

こちらも同じように編集せずに掲載します。

件名『BD3 (50)』
.
差出人”SONEKIN “

.

こんにちは、船木さん友人のきんです。

先日、千葉でAVISO BD3(5’0”)を試乗したので、

私なりのインプレッション(体重重視!)を書きます。

さて、私は身長168cm、体重70kg、年は50才です。

通常は

COLE FIREFLY 5’11”×19”×2-3/8”に乗っています。

BD3は以前に、5’1”と5’2”に試乗した事があり、今回は初の5’0”でした。

当日は波も良く、たまにチューブというコンディション。

さて、感想としては、私にはこの5’0”が一番合っていました。

テイクオフを考えれば、5’1”の方が楽なのですが、

乗った後を考えた場合、この板の性能を引き出せたと思います。

スピード感、板の切り返し等、大満足な一日となりました。

帰りの車内ではとてもいい気持ちでイーグルスの

『ホテルカリフォルニア』を聴いていたのですが、

「We haven’t had that spirit here since nineteen sixty nine」

の意味がわかり、

コールさんは1969年以来(ウッドストックですね)に

精神(歌詞では酒となっていますね)を復活させたのだ、

と頭の中がピッカリと輝くようでした。

すばらしい。

パドル力さえあり、

中級以上の方であれば、

5’0”でも70kgまでは十分いけると思いますね。

また、フルスーツの重量を考え、

テイクオフを楽にと考えている方であれば、5“1だと思います。

また、いつも思う事ですが、

BDに乗り、通常ボードに戻った時に、気のせいかテイクオフが上手くなっている気がします。

BDが短い為、

正しい体の位置?テイクオフの仕方?が矯正されているから??

ん~不思議です。

一皮むけた気がするんですよね。

ノーズ側に乗るようにするとテイクオフも早く、スタンスも自動的に決まるので、

とにかくノーズが水面に当たる程度まで乗り込んでくださいね。

この文章を読んで、「こんな親父でも乗れるんだ~」と思って頂き、

そしてオーバーヘッドの波をBD3でクルーズしているご自分を想像して頂ければ幸いです!

ぜひ!

NMS_0553

と、あの日一番のバレル写真が添付されていた。

きんちゃん、

ありがとうございます。

うれしくてライダーになっていただこうと思ったが、

ライダーだらけになってしまうのでぐっとこらえる。

そうしていたらNAKISURFライダーのドノバンが

「フナキサン〜、コンニチワ〜」

と、お土産のメネフネマート謹製のイナリスシ片手に現れた。

これも不思議。

2010_Donavon_T7941

俺のシャツを着て、スカーフを巻いて、

といつものことをやってから、

モデル撮影をお願いした。

「雨は平気か?」

と東の黒い雨雲を見て心配がるD大先生。

2010_Donavon_T8112

これはある雑誌社が社運をかけて発売する、

サーフ小物のライダーにD大先生がなり、

それを使用する商品の授与と、その撮影なのでありました。

「まだ非公開でお願いします」

と担当の方に言われているので、

ここでお見せできないのは残念だが、

それはまるでポルシェかフェラーリ。

いいなあ。

とオジーもにっこりしています。

2010_Donavon_V4502

またまた不思議なのは、

オジーがウッドストックのTシャツを着ていたこと。

これもきんちゃんのインプレッション文章内にある内容で、

これで全てが円くつながったような気がした日曜日。

撮影が終わった途端に大粒の雨が落ちてきた。

そんなこんなで全ては完全なる円を描け、

俺の胸のなかで拍手がはしゃいでいるようだった。

週が明けましたね。

月曜日のお忙しいところをNAKISURFにお越しいただき、

本当にありがとうございます。

トップページの小バナーのデザインが変わり、

http://www.nakisurf.com/

ツイッターがもうすぐ700人のフォロワーとなります。

何か記念的なものをしたいなあ。

「ここはいつでも海色の、幸せな発信基地でありたい」

と朝見た虹を思い出しながらここまで書いてみました。

20100307_NH_V8672

また明日お会いできたらそのときに、

そうでなかったらいつかぜひ。

Have a wonderful week!!

2010年03月07日(日)

雨のち快晴のソフトサンドリーフのBWGで『BE FREE』_コシビ焼きのレシピも_(2255文字、短編です)

20100302_NH_T7702

こんにちは、

ノースハワイは雨が多く、ザバザバ降っています。

これを長老フレちゃんに言わせると、

「風が強かったり雨が良く降るのはスプリングタイムだな」

ということで、

季節はこうして変わっていくのですね。

貿易風が強く、この風によるうねりが大きく、

ウッドの住むカパア地区では頭半くらいのうねりがあるそうだ。

けど、うねりと風の向きが同じ、

つまりオンショアだというので、

波乗りにはあまり適していないようです。

昨日の夕方ホワイトハウスに行ったら4フィートくらいあって、

「なんでこんなにあるの〜?」というほど驚いた。

ハワイで4フィートというとダブル近くあるので、

すごい波が予想予報など何もないまま届いているのは、

海の不思議を感じるエピソードだ。

その波を夢にまで見て、

興奮して目覚ましが鳴る前に起きてしまい、

夜明け前に行くと、

波はすっかりとなくなっていた。

R0018741

一度オフィスに戻ると、

キャッチサーフからこんな画像が届いていた。

乗っているのはYクアッドで、

キャッチサーフならこんなエアもできるのだなあ、と感心する。

Catch Surf Y-Quad Chris Drummy 2

エアリアルもいいのだが、

着水の際にボードが体、顔に跳ね返ってくることが多々あって、

こういうスポンジボードならそんな時にも安全なんだろう。

と、これを書きながら気づいた。

「西側は快晴で無風」

という情報を聞きつけ、

えっちらおっちらソフトサンドリーフに行くと、

胸から頭程度と小さいながらこんなに長い波がブレイクしていた。

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この白い車がエンコしているようなので見に行くと、

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やはりこの通り砂浜に埋まっていて、

前輪はホイルから脱落していた。

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「これじゃあ動けないよな〜」

と持ち主を捜すがどこにも見えない。

ややあってブレイクに入ってきた筋骨隆々のサーファーが言うには、

「昨夜砂浜を酔っぱらい運転していたら埋まっちゃったらしいよ」

ということで、

「こんなに酔っぱらって運転していたとは」

と怖ろしくなった。

俺たちはたまにこの砂浜でキャンプというか、

ごろ寝野宿をするので、

深夜にこんな酔っぱらいが走っているようだったら轢かれてしまうのだろう。

とにもかくにも、

この車はここに永遠にオブジェとして残るのか、

または次回来たときには引き上げられてなくなっているのか。

ここで報告しますね。

さて、今日はBWGでサーフ。

これはガンタイプだが、切り返しの速さ、

そして取り回しの鋭さに

「タルイ波でも間違いなく調子が良い」

と感じていた通りだった。

20100306_Softsand reef_V8498

BWG(ブッシュワッキング・ガン)は、

テイルが細く薄いから後足側のレイルが入れやすく、

軽快という言葉がぴったりするほどスラスラと走り、

このボードが本当にイナリーズのゴジラ波にも制圧するのだ、

と、その乗り味の広範囲さに再び驚く。

もっと驚くのが5′5″(165cm)という長さのガンで、

これはミニガンを通り越して、

「こういうボードのことを何と呼べばいいのか」

と、シェイパーたちは協議中であろう。

俺にしては珍しく際どいアクションをしたのは昨夜サーフ雑誌を見たからに他ならず、

やはり影響されやすい、そして感化しやすいということを再確認した。

上がってくるとこんな闘犬が、隣の車に恐ろしげな太鎖でつながれていた。

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獰猛で危険だというピットブルとその鎖は、

この平和なソフトサンドリーフにはマッチしないようで、

この犬さまの目を見ながら

『BE FREE』

という言葉がなぜか浮かんできた。

帰りにビッグセーブというマーケットに行くと、

こんなにおいしそうな

『チョコレート・チョコレート・クリームパイ』

があって、手が伸びそうになったが、

ぐっとこらえて写真だけにしておいた。

cake

俺のような男がゴジラ波やキングギドラ波を耐えるためには、

こういう食べ物も節制しなくてはならないようだ。

だが、食べられなくてつらいのはほんの一瞬で、

すぐに忘れてしまうのも食べ物欲のはかなさだろう。

波乗り欲の強さを数値で知ってみたくなった。

釣り師ランディが50パウンド(約23kg)

のコシビ(キハダマグロ)を釣ったというので、

少し切り身をいただけることになった。

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新鮮な魚は刺身で食べるのが一番好きなのだが、

このコシビは刺身で食べてもなぜかおいしくないので、

いつも調理することにしている。

熱したオリーブオイルにニンニクのスライスを落とし、

そこにそっとマグロを入れて、

塩こしょうする。

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両面焼いて、

切り身の中央がまだピンク色くらいのところで終了。

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完成!

お皿に載せて、ビールと一緒にバクリと豪快にぜひ。

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残ったマグロは、

酒、醤油、しょうが、みりんでさっと煮ちゃいました。

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これを一晩おいておくと、

味がしみるのでさらにおいしくなるのです。

血合や筋のところは「大熊猫」とPJに贈呈する。

それにしても大熊猫(パンダ)は大きいですね。

成猫PJがまるで子猫に見えます。

22パウンド(約10kg)もあるんですよ〜!

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鍋を洗ったり、

後片付けをしてから戻るとパンダ猫はこうして高いびき。

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どの国の猫にも刺身は喜ばれるようです。

と思いながら残り少なくなってきた

『トレーダージョーズ印の緑茶ミント』をかじる。

うむうむ〜、じつにおいしい。

緑茶は日本のもので、

“それがアメリカで企画製作されて日本に行く”

というにはこちらも逆輸入スタイルです。

黄色い模様は緑茶成分が滲んでいるということなので、

購入された方はご安心ください。

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日本列島は寒い日曜日になっているようですね。

どうぞ暖かくしてお過ごし下さい。

この低気圧が抜けたら波は出るといいですね。

水温も早くぬるむといいなあ。

すばらしい日をお過ごし下さい!

ALOHA!

2010年03月06日(土)

弊社コピーライト部ブチョー(来年パイナップルに昇格予定)の仲春初日_(3355文字、中短編です)

.

『春海に浮かぼう』

.

というキャッチコピーが浮かんできた。

これは春の海で、波に乗って遊んでもらうことを言葉にしてみた。

これだけだと弱いので、

手前に満開桜を前ボケさせて、

夕陽の海に波待ちしているカップルを写真に撮って、

とここは写真家ならではの視点で、

広告写真のイメージラフを考える。

2010_NH_T7629

現在締め切りに追われている。

その締め切りとは、

サーフィンライフのカタログ号、

そしてサーフスタイルのカタログ号に

弊社からそれぞれ出稿掲載する運びとなり、

サーフィンライフのカタログ号には、

AVISO

COLE

SURF PRESCRIPTIONS(Doc=ドッキー)

CANVAS(1/3ページ)

として3.33ページの出稿。

サーフスタイルには、

『NAKISURF』として、

扱いボードを見開き2Pで掲載。

ここはユーザー(読者)が見て、

読んでサーフボード購入を検討するページであるらしいので、

重要となるのは、

各新作サーフボード写真と、

それぞれの説明文ということになる。

じつはNAKISURF扱いの各メーカーは新作だらけなので、

ここには16ページあっても足りぬが、

じつは掲載料というのがあって、

世の中思ったようにはいかないようにできているようだ。

しかし、年度初めであったので、

予算から掲載料をなんとか捻出して、

「いざいざ〜」

と出稿の運びとなりました。

それら説明文を書くにあたって、

弊社ではコピーライト部という部署がある。

この部署は俺が勝手に作ったもので、

さらには俺はその『ブチョー』なる役職に自薦して就いている。

これは部長ではなく、ブチョーというのがポイントで、

要はそこも「コピーライト」というところにこだわっている。

キャッチコピー界のことはあまりわからないけど、

コピーライターは、

天才、糸井重里さんを筆頭に野球選手のようにぞろぞろいる。

雑誌広告やインターネットですばらしいコピーを読むと、

蝶が飛ぶような一日となるほど言葉が好きなのです。

ブチョーとして最初の業務は名刺作りだったので、

ここにも言葉遊びを取り入れて、

柳瀬(ゼネラルマネジャー)のところに

「柳瀬(パイナップル)」としたらどうだろうか?

と役職を変更しようという提案をしたのだが、

「名刺というのは、

相手に名前と所属、連絡先を示すためのものですから、

“パイナップル”ではとっても疑問だらけな会社となってしまいますよ」

と諭され、一瞬で却下されてしまった。

それにもめげず、コピー業務は勝手に継続していった。

糸井さんの日産自動車での名作「くうねるあそぶ」

というコピーを

「のるおよぐあそぶ」と盗作して、

サーファーにアピールしようとしたり、

「海、営業中」

とか、

「スリル波」

と名作を数々生みだした。

「名作」と書いてあるのは自分が書いたからに他ならず、

これを人前で伝えるときは、

「いやいや〜つまらないコピーですいません」

と蛭子さんのように照れ笑いするようにしている。

へりくだるのは日本的で、

「ドーダ!」と威張るのがアメリカ的。

俺は日本人なので、

先方に対して謝りながらのプレゼンが性に合っているようだ。

とにもかくにも、

こうして言葉を色々なところから見つけてきて、

つなぎ、紡いで、それを歓びにして業務は進んでいく。

「世界最速の魔法」

「緻密な操作性」

「波を滑る電流」

「滑走の真髄」

「夢の乗り味」

「甘美なるボードエクスタシー」

と去年のサーフィンライフ・カタログ号に書いた。

その各ボードの説明文はこんな感じでした。

「サーフボードのロマネコンティ『HPS』の新作。

バターが溶けるような乗り味と、

稲妻が落ちるような速度に酔うように乗るべし。

ポリ製のしなりと、

エポキシ樹脂の高強度を獲得した伊東一刀斎のような剣豪ボード。

美板送生涯(美板をもって生涯を送るべし)」

とHPSでやって、

「今も語り継がれるネオクアッドの元祖総本山

『ファイヤーフライ』の新作。

濃厚でありながらシャキッとした乗り味は、

艶と華があって颯爽としている。

まるで小粋なボードが美しい波を口説いているのではないか、

と思えるほどに春風味が体を吹き抜けていくよう」

と、これはグラスホッパー初登場時の説明文。

AVISO BD3のもありました。

「膝波から8フィートオーバーまで。

短身に豪勢なる性能を持ったサーフボード業界の異端児。

この超性能は負け知らずの連勝中で、

ビーディー3ではなく、

『雷電3』と別名を付けそうになったほど。

タクシーに、家族旅行の車内にというコンパクトさ。

正統なる極上滑走の興奮をあなたに」

そんなことを去年に書いていたのか、

と思いながら今年版を書いています。

来月の頭には書店に並ぶそうなので、

ドーゾドーゾ見つけて読んでみてください。

.

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コピーライターは思ったより楽しいので、

大好きな『カルディ・コーヒーファーム』社に仕事はないものか?

とコネをたぐり、

なんとかカルディ社の人事部の人とお会いする運びとなった。

その人事部の人は、コーヒー色のランボルギーニで現れ、

俺はそれを見て、

「さすが世界のスーパーストア・カルディは違う」

とうなってしまった。

聞くと、

ガソリンでなく、コーヒーを燃料として走るのだそうで、

「”偉大”の上位語はなんだろう?」

と、感嘆符を忘れて、最上級の賞賛の言葉を考えてしまったほど。

“コーヒー豆で作成”というコーヒー名刺を受け取ると、

「コピーライターとして雇ってください」

と即座にお願いした。

ランボルギーニの人は俺の目をちらりと見て、

テーブルの端に視線を落とし、ややあってから

「それではこのコーヒーを飲んで、コピーをお願いします」

と熱い紙コップを渡されながら言われたので、

俺も同じように外に止まっているランボルギーニの尾翼を見て、

それからもったいぶるように

「ジャングルの息吹がそよ風となり、舌に吹き抜けていくようだ」

と書くと、

「船木さん、すごいです!

この豆はエチオピアのジャングル産なんですよ!

どうしてわかりましたか?」

「味覚をイチローさんのように、

つまり彼がバッターボックスに入るように研ぎ澄まして集中してみました」

と言うと、

「それではイチローさんの言葉で、一番好きなものを教えてください」

「満足は求めることのなかにある」

としっかりと答えながらこの試験は満点だろうな、

と自信たっぷりに次の質問を待っていると、

ランボルギーニが見える窓から拍手がわき起こり、

「なんだなんだ?」

とやっていたら目が覚めてしまった。

求職劇の全ては夢だったようで、

強い雨が屋根を叩いていた音が拍手だった。

でもまだ夢をひきずっていて、

その余韻なのか

『春のパンケーキ』

という字面が頭に残っていた。

そのイメージもしっかりとあって、

「とちおとめイチゴをたっぷりと生地に練り込んだ、

ピンク色のふっくらパンケーキ生地に真っ赤なイチゴが3個のっていて、

そこに桜の花びらをあしらった豆乳クリームがふわりと咲いている。」

というものだった。

これは何かの予告編なのか、

それともただの春の夢なのか?

と思ってオフィスに来て暦を見ると、

今日は『啓蟄』だった。

『仲春』というのがあって、

それは

「春という季節を3つに分けた真ん中をそう呼ぶ。

その期間は啓蟄から清明前日まで」

ということで、

今日からつまり春の中の春となったようですよ。

その夢だったのかなあ、

と思った日です。

そうだ、コピーライト部は昨年まで

「ブチョーのひとり業務。たまに亮が補佐」

だったのですが、

晴れてJUNという子分ができて、

ふんぞりかえる胸と、

ブチョー用の背広はどこにもないけれども、

彼が日替わりトップページ、

http://www.nakisurf.com/index.html

そしてツイッター、

ミクシー、

マイスペース、

フェイスブックと、

「縦横無尽の表現」をしてくれているのです。

なので、来年には彼をブチョーとして、

俺はパイナップルに昇格しようかと思っている。

パイナップルの上は何にしようか?

と考えていると、

また単語が止まらなくなってしまった。

結局パイナップルの上の役職を

『永谷園の松茸の味のお吸いもの』

としようと思ったが、

「合成味覚は良くない」

と感じ、現在難航中です。

決定したらここでお知らせしますね。

すばらしい春の中の春の日、初日をお幸せにお過ごし下さい!

土曜日もNAKISURFにお越しくださってありがとうございます。

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