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【サーフィン研究所:渾身謙遜号】キャッチサーフによる思想拡張のこと_チュラさんとナイアガラ・パーティ_(1981文字)

台風一過。

そんな風合いで低気圧が通過した。

アクアラインを通行止めにするほどの猛風だったのだ。

気温が上昇している。

今日は23度まで上がるという。

ありがたい。

木曜日にキャッチサーフの展示会に行くと、

キャッチサーフに乗りたくなった。

Catch Surf® Special Skipper Fish 6’0”

Nakisurf Original Twin + Vektor VMK (rear)

.

で、

キャッチサーフに乗ると、

サーフィンの楽しさをありありと感じた。

もちろんスペックありき(マジックボード)でサーフィンするときもあるし、

こうして直感だけでサーフすることもある。

両方のマインドがあると、

フレッシュな気持ちでいられて、

幅が広がるということをあらためて実感した。

幅というのは、

サーフィンの技術的なことと、

思想という両方のことだ。

最近の思想は仏教寄りだ。

仏教というのは、

2500年ほど前(紀元前6世紀ごろ)に登場したというが、

その世界を平面的に示すものがある。

両界曼荼羅図だ。

その胎蔵界の大日如来図が浮かび上がった。

とまあ、

私はキャッチサーフに乗ってそんなことまで考えていた。

前向きであるのと、

上空の、

広大なる宇宙まで感じられたのは、

きっと春の恩恵なのかもしれない。

閑話。

こちらは土佐高知の積み残し。

今回は短い滞在だったので、

限定的な人しか会えなかった。

出発前夜は、

チュラさんこと、

ベンチュラ・セイジと会食ができた。

北海道に行っていたようで、

ちょうど私と入れ違いになるところだったが、

一日だけ重なるという運を得た。

チュラさんは、

カリフォルニア州ベンチュラ郡でマジカル・グレープを主宰していて、

「みんなのワイン」という逸品が誕生して早2年となる。

カリフォルニアでの盟友だが、

私たちに共通することはいくつかある。

サーフィンの好き加減とか、

文学を愛すること、

またはグルメ志向ということだ。

けれど私たちは、

海原雄山のように眉をしかめたりはせずに、

ハッピーサーフィンぽい感じで外食している。

ふたりの合い言葉は、

「いつかは総料理長」ということである。

今回の夜会は、

高知は南万々にあるエトネさんが舞台となった。

今回の趣向というか主題はワイン。

北海道には、

チュラさんと同じルーツでワイン造りを始めた人がいるという。

サーファーで、

チュラさんと共通の友人がいて、

その逸品を「みんなのワイン」と交換してきたというので、

ありがたくご相伴させていただいた。

北海道産の白ブドウとくれば、

ナイアガラ種だろう。

大瀧詠一さんもナイアガラ・レーベルだったし、

華厳さんも同類であるようで、

ナイアガラには縁がある。

カジュアル・フレンチであるエトネさん自慢のアラカルト。

ワインを持ち込みさせていただけたり、

心からくつろげる環境を表現する器量は、

やはり海外経験が豊富なオペレーションだと推察した。

ぐいぐいと皿は進み、

あまりのおいしさに写真を撮ることも忘れ没頭した。

中盤にチュラさんが渾身でありつつ、

謹製ですよと、

ケンソン型メルローが開いた。

前述した「みんなのワイン」である。

このデザートを食べていると、

どこか違う国に行ってしまったと思ったほど酔った。

さいきんの酒量が減ったというか、

ほとんど飲まなくなったが、

こういうときに飲むとすっかり小旅行気分となる。

外食体験とはかくあるべきだと、

身振り手振りが大きくなって、

フォークを落としたところでお開きとなった。

余談だが、

エトネさんのシェフもサーフィン大好きなようで、

どこかでご一緒したくなったことも付け加えておく。

おまけの画像は千葉から。

スマイリー・グリズリーが乗るロックサバ号と同モデルかつ、

3838車番があったので、

ヨロコビつつ、

「ガォ〜🐻」と撮ったことを思いだした。

大手酒販屋に行くと、

メスカルが展開されていた。

「メスカルはテキーラの親分」だとあったが、

むしろテキーラのルーツと書いたほうがよかったのではないだろうか。

加齢すると、

なんにでも展開的思考となるのが利点であり欠点な気がする。

まあとにかく、

こうしてメスカルが世間に広まり始めたようだ。

これはウルトラセブンの最終話。

いまも名作である。

「明星が輝くころ、光が宇宙へ飛んでいく。

それがぼくなんだ….」

「さようなら、ダン….」

この脚本は、

沖縄出身の金城哲夫さんが書いたものだとあった。

内地(沖縄から見た本州)でこれを書いた金城さんだからこそ、

セブンの「よそもの感」をうまく描けた理由ではないかと感じていた。

放映から57年も経っていることもわかった。

昔の新島。

【巻末リンク:ワインのプロたちとチュラ式ワイン】

【サーフィン研究所格式特大号】令和エステール_チュラさんワインを試飲するということ_(3358文字)

【巻末リンク*2:ナイアガラ関連】

【お知らせ】ドラグラ・プロダクションズ発足!!_(2665文字)

【巻末リンク*3:エンゲッツ方面】

【サーフィン研究所特大号】WBPの円月殺法_ネムリ・キョウ・シャチョー_(1963文字)

Happy Surfing and Happy Lifestyles!!