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naki's blog

SoHo回想記_(1348文字)

こんにちは、

いかがお過ごしですか?

南南西うねりと、

北西からの風波のミックスがサンクレメンテに届いていて、

ごらんのように王子邸前はかなり良いコンディション。

しかも週末なのにほとんど無人で、

それはすばらしいセッションとなった。

今日はニューヨーク回想記というか、

書き忘れていたことがあったのでここに。

ニューヨーク5番街(Fifth Avenue)。

パリのシャンゼリゼ通り、

ロンドンのオックスフォード通り、

ミラノのモンテナポレオーネ通り、

これらは世界4商店街の1つである。

ルイスビッチョンや高級ブランドが建ち並んでいた。

謎のW氏曰く、

「ここで買い物することを悦とするには、

一万円札が湧くような生活をしていないと無理ですよね。

生半可なお金持ちだと、

あっという間に文無しになる値段設定が一流ブランドの定義です」

そうなんです。

俺の友人もブランド品の魔力に囚われ、

カード破産している。

まあ、サーファーなら物質でない価値のあるものを知っているのだけど、

普通の生活をしていると、

こうしたものに誘(いざな)われてしまうのかもしれない。

郵便配達号の大きなことに田舎から来た俺は驚き、

興奮しながら写真を撮った。

ニューヨーク名物のこの蒸気は地下から来ていて、

冬場建物内を暖めるセントラルヒーティングの役目をしているのだという。

圧がかかりすぎると、こうして地上に放出していると聞いた。

前出したブランド品がこうして路上販売されていて、

シェーンによると、市価の1割程度で購入できるという。

俺たち三人はソーホーに行きたくなり、

電車での行き方がわからないので、

タクシーに乗り込んだ。

初乗り2.50ドル。

「安いなあ」と思ったのもつかの間、

バリ、バリとメーターが50セント単位で上がっていく。

悔しかったのが、渋滞中や信号待ちでも上がっていくこと。

ネパール人の運転手だったが、

やたらと話し好きで、俺は途中で話を中断してしまった。

ソーホーの目的地はこの『サタデーズサーフ』。

店内をくまなく見て、

おいしいコーヒーをいただいた。

2杯のソイラッテ、チップ込みで10ドル。

チップなしで7ドルだったかな。

かつてのグリーンルームフェスティバル大阪ではないが、

名村造船上跡地を思いだす風景であります。

せっかく来たのでソーホー散策をすることにした。

ものの本によると、

ソーホーはアートとファッションの街だという。

なるほどおしゃれなブティックも多く、

個性的な店が軒を連ねていた。

上の赤いテントのカフェBariはレビューで悪名高きお店だけど、

一度流行ってしまうと、どんなに評判が悪くとも

こうして並ぶ人気店となることがメディアの強さだろうか。

待ちに待った路上アート。

この人の特徴はニューヨークの地図の上に描くこと。

さらにはキース・ヘリングの手法を取り入れていたので、

わりと人気があるようだった。

ニューヨーク味ということでしょうか。

移動アートバン。

帰りはタクシー代20ドルをセーブしようと、

地下鉄ということとなった。

ニューヨークの滞在が5日間だったわけですが、

見たいものは見尽くした感があります。

大都会の夜は更けないのです。

さて、このKHアートだが、

何年経っても意味不明で、

ただ今となっては深いものだと信じ始めた。