こんにちは、
いかがお過ごしですか?
南南西うねりと、
北西からの風波のミックスがサンクレメンテに届いていて、
ごらんのように王子邸前はかなり良いコンディション。
しかも週末なのにほとんど無人で、
それはすばらしいセッションとなった。
今日はニューヨーク回想記というか、
書き忘れていたことがあったのでここに。
ニューヨーク5番街(Fifth Avenue)。
パリのシャンゼリゼ通り、
ロンドンのオックスフォード通り、
ミラノのモンテナポレオーネ通り、
これらは世界4商店街の1つである。
ルイスビッチョンや高級ブランドが建ち並んでいた。
謎のW氏曰く、
「ここで買い物することを悦とするには、
一万円札が湧くような生活をしていないと無理ですよね。
生半可なお金持ちだと、
あっという間に文無しになる値段設定が一流ブランドの定義です」
そうなんです。
俺の友人もブランド品の魔力に囚われ、
カード破産している。
まあ、サーファーなら物質でない価値のあるものを知っているのだけど、
普通の生活をしていると、
こうしたものに誘(いざな)われてしまうのかもしれない。
郵便配達号の大きなことに田舎から来た俺は驚き、
興奮しながら写真を撮った。
ニューヨーク名物のこの蒸気は地下から来ていて、
冬場建物内を暖めるセントラルヒーティングの役目をしているのだという。
圧がかかりすぎると、こうして地上に放出していると聞いた。
前出したブランド品がこうして路上販売されていて、
シェーンによると、市価の1割程度で購入できるという。
□
俺たち三人はソーホーに行きたくなり、
電車での行き方がわからないので、
タクシーに乗り込んだ。
初乗り2.50ドル。
「安いなあ」と思ったのもつかの間、
バリ、バリとメーターが50セント単位で上がっていく。
悔しかったのが、渋滞中や信号待ちでも上がっていくこと。
ネパール人の運転手だったが、
やたらと話し好きで、俺は途中で話を中断してしまった。
ソーホーの目的地はこの『サタデーズサーフ』。
店内をくまなく見て、
おいしいコーヒーをいただいた。
2杯のソイラッテ、チップ込みで10ドル。
チップなしで7ドルだったかな。
かつてのグリーンルームフェスティバル大阪ではないが、
名村造船上跡地を思いだす風景であります。
せっかく来たのでソーホー散策をすることにした。
ものの本によると、
ソーホーはアートとファッションの街だという。
なるほどおしゃれなブティックも多く、
個性的な店が軒を連ねていた。
上の赤いテントのカフェBariはレビューで悪名高きお店だけど、
一度流行ってしまうと、どんなに評判が悪くとも
こうして並ぶ人気店となることがメディアの強さだろうか。
待ちに待った路上アート。
この人の特徴はニューヨークの地図の上に描くこと。
さらにはキース・ヘリングの手法を取り入れていたので、
わりと人気があるようだった。
ニューヨーク味ということでしょうか。
移動アートバン。
帰りはタクシー代20ドルをセーブしようと、
地下鉄ということとなった。
ニューヨークの滞在が5日間だったわけですが、
見たいものは見尽くした感があります。
大都会の夜は更けないのです。
さて、このKHアートだが、
何年経っても意味不明で、
ただ今となっては深いものだと信じ始めた。
■