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naki's blog

トータルデザイナー、タイラー・ウオーレン_(1533文字)

こんにちは、

関東は春の暴風雨のようですね。

どうぞ暖かくしてお過ごしください。

こちらは波が突然小さくなってしまいました。

ロングやミッドレングスなら楽しそうです。

サンディエゴの肉ちゃんがサンクレメンテに寄ってくださって、

月曜日にロングボードをする約束をしました。

そして枡田琢治さんと偶然にお会いした。

彼はアート・ブルーワースタジオに行くところだったのだそうで、

しばし『サーフィングの未来について』話しました。

それからNATION/CANVAS、

COLE、さらにはSeea本社にも行き、

最後にはタイちゃん家で終了。

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サーフボードの歴史話、

タイラーのボードデザインのセオリーを聞きながら、

ありとあらゆるサーフボードを手にしていった。

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いつものようにワインを注いでくれるタイちゃん。

すばらしいホスピタリティを持った青年です。

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描いたばかりのアート。

こんな幾何学様式模様を眺めていると、

波のあるエーゲ海のアートのような気がしてきた。

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ソフトスポークンで、心温かきタイちゃん。

クリスちゃん(クリスチャン・ワック)の親友でもあります。

ちょうど国府の浜に向かうCANVASボードにアートを施したところでもありました。

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「このアブストラクトティントを見てください!」

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完成直後という、

それは美しい自身シェイプのボードを見せてくれました。

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タイラー版サンディエゴ・フィッシュ。

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これには、

『Dream Fish』というすてきな名前が付けられています。

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私が次に欲しいボードとなりました。

それは美しいフォルムとアウトライン。

そしてオーラをまとっている。

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タイちゃん号に入っていたのは、

このシングルフィン。

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故テリー・マーティンがタイちゃんに創ってくれた

ラウンドピンログをオマージュしたログ。

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それは艶やかでまばゆいばかりのボードです。

ボランのニーパドルバタフライパッチもじつにいい。

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彼はログのテイル二種をくらべ始めた。

上がピンテイルで、下がスクエア。

そしてテイルエンド近くまでワックスが塗られていた。

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次に見せてくれたのは、

アレックス・ノストに作ったログ。

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ハルのようなコンケイブが入っていて、

大きく付けられたグラスオンフィンから、

これがノーズライダーとわかる。

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マシンを使わないで、

ハンドシェイプだけでこのアウトラインを出せるタイラーは、

やはり超一流シェイパーといえよう。

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バーオブソープの歴史。

↑左側がほぼ初期型。

右がかなり細くした進化途中形。

こうして作ったものを自分で乗って、

アイディアをデザインとして確立していることが、

タイラーの特技でもあり、魅力だろう。

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左からバーオブソープほぼ初期型、

ナロウソープ、スーパーソープ、

そしてディスク。

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これにドリームフィッシュと、ディスク家系、

クアドラティックフォーミュラが加わったのがこれ。

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それはうれしそうにボードを眺めるタイラー。

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家宝のようなボードが集まって、

財宝のようになってきた絵。

また例によって、

テイル形状を比較研究を開始しはじめた。

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「見てください!

これらはシェイプの時期(年)も動機も全てちがうのに、

どれもほぼ同型なんです」

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本当に不思議です。

でもタイラーはこのラウンドピン・テイルが、

こんなにも好きなのだということも知りました。

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すごいことです。

これにフィンもこだわるのがタイラー流で、

彼デザインのものがたくさんあった。

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キャプテンフィンでも彼モデルがありましたね。

そう考えると、

タイラーはボードからフィンまで、

トータルデザインしていたのです。

https://www.nakisurf.com/brand/tylerwarren/

彼を取り巻く気品がボードへとしたためられ、

それこそが贅沢なことだとも知った。

時代の寵児というと大げさだけど、

彼と一緒にいてそんな気持ちとなった。