こんにちは、
関東は春の暴風雨のようですね。
どうぞ暖かくしてお過ごしください。
こちらは波が突然小さくなってしまいました。
ロングやミッドレングスなら楽しそうです。
サンディエゴの肉ちゃんがサンクレメンテに寄ってくださって、
月曜日にロングボードをする約束をしました。
そして枡田琢治さんと偶然にお会いした。
彼はアート・ブルーワースタジオに行くところだったのだそうで、
しばし『サーフィングの未来について』話しました。
それからNATION/CANVAS、
COLE、さらにはSeea本社にも行き、
最後にはタイちゃん家で終了。
サーフボードの歴史話、
タイラーのボードデザインのセオリーを聞きながら、
ありとあらゆるサーフボードを手にしていった。
いつものようにワインを注いでくれるタイちゃん。
すばらしいホスピタリティを持った青年です。
描いたばかりのアート。
こんな幾何学様式模様を眺めていると、
波のあるエーゲ海のアートのような気がしてきた。
ソフトスポークンで、心温かきタイちゃん。
クリスちゃん(クリスチャン・ワック)の親友でもあります。
ちょうど国府の浜に向かうCANVASボードにアートを施したところでもありました。
「このアブストラクトティントを見てください!」
完成直後という、
それは美しい自身シェイプのボードを見せてくれました。
タイラー版サンディエゴ・フィッシュ。
これには、
『Dream Fish』というすてきな名前が付けられています。
私が次に欲しいボードとなりました。
それは美しいフォルムとアウトライン。
そしてオーラをまとっている。
タイちゃん号に入っていたのは、
このシングルフィン。
故テリー・マーティンがタイちゃんに創ってくれた
ラウンドピンログをオマージュしたログ。
それは艶やかでまばゆいばかりのボードです。
ボランのニーパドルバタフライパッチもじつにいい。
彼はログのテイル二種をくらべ始めた。
上がピンテイルで、下がスクエア。
そしてテイルエンド近くまでワックスが塗られていた。
次に見せてくれたのは、
アレックス・ノストに作ったログ。
ハルのようなコンケイブが入っていて、
大きく付けられたグラスオンフィンから、
これがノーズライダーとわかる。
マシンを使わないで、
ハンドシェイプだけでこのアウトラインを出せるタイラーは、
やはり超一流シェイパーといえよう。
バーオブソープの歴史。
↑左側がほぼ初期型。
右がかなり細くした進化途中形。
こうして作ったものを自分で乗って、
アイディアをデザインとして確立していることが、
タイラーの特技でもあり、魅力だろう。
左からバーオブソープほぼ初期型、
ナロウソープ、スーパーソープ、
そしてディスク。
これにドリームフィッシュと、ディスク家系、
クアドラティックフォーミュラが加わったのがこれ。
それはうれしそうにボードを眺めるタイラー。
家宝のようなボードが集まって、
財宝のようになってきた絵。
また例によって、
テイル形状を比較研究を開始しはじめた。
「見てください!
これらはシェイプの時期(年)も動機も全てちがうのに、
どれもほぼ同型なんです」
本当に不思議です。
でもタイラーはこのラウンドピン・テイルが、
こんなにも好きなのだということも知りました。
すごいことです。
これにフィンもこだわるのがタイラー流で、
彼デザインのものがたくさんあった。
キャプテンフィンでも彼モデルがありましたね。
そう考えると、
タイラーはボードからフィンまで、
トータルデザインしていたのです。
https://www.nakisurf.com/brand/tylerwarren/
彼を取り巻く気品がボードへとしたためられ、
それこそが贅沢なことだとも知った。
時代の寵児というと大げさだけど、
彼と一緒にいてそんな気持ちとなった。
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