波に押されて前に出る。 その力を使って、水壁を滑る。 壁は揺れて、 動き、形を変えた。 私は直感的、 または想像をはたらかせて「波」の次を読んだ。 そして、 どこまでも力を入れずに、 テイルを踏んで減速しつつ、レイルを入…
【サーフィン研究所】波乗りの極意はふわりと乗ること_ポイ先生の授業『1光年の距離』_(1477文字)

波に押されて前に出る。 その力を使って、水壁を滑る。 壁は揺れて、 動き、形を変えた。 私は直感的、 または想像をはたらかせて「波」の次を読んだ。 そして、 どこまでも力を入れずに、 テイルを踏んで減速しつつ、レイルを入…
淀みに浮かぶうたかたは かつ消えかつ結びて久しく とどまりたるためしなし (方丈記より) 現代語訳 (川や全ての) 水の泡は、 消えつつ、 または現れるが、 長くとどまることはない。 あれだけ大きかった波も、 瞬時に小さ…
重い波に乗りたい。 風に進路を阻まれたい。 息が続かないほど波に沈められたい。 そして、 飛び落ちるような斜面を滑りたい。 全て本当のことであり、 こういう波を見ると、 いやこの波を前にして自分がどう思うのかについてを考…
室戸岬は暖かいので、 もう桜が満開になっている。 何の種かはわからないが、 たっぷりと咲き誇っている。 春のはじまり。 今日は、 海に光の路が出来て、 水平線の彼方で上に吸い込まれるような感覚となった。 右に見えるのがミ…
波に乗っているときに飛ぶような感覚となった。 この感覚をどのように伝えようか、 ずっと考えていた日だった。 海があり、 大地がある。 海のためには山です。 そう言って、 林業に入ったポイくんとか、 学くんたちの顔が浮かん…