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【大切なテクニック編】パドリングを文章で解説_真夏日のサンクレメンテ_(1320文字)

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今日はひさしぶりにサンクレメンテ・ピアに。

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この人の絵からわかるように、

ピアからTストリートにかけて、

砂浜がほとんどなくなってしまっている。

Screen Shot 2015-03-06 at 14.58.46

満月の満潮いっぱい時間にサーフすると、

完全に無人というか、

サーファーは誰も来なかった。

しかし波も一向にやって来ず、

時計台の針が進むばかり。

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ピアから見える時計台とアムトラック鉄道。

サーフ後、パドリングを教える機会があった。

その人は13年間毎日のようにサーフしているのだけど、

パドリングがおぼつかないので、

テイクオフがほとんどできていなかった。

その人の体型と腕の長さからしてみると、

波に乗るときのパドリングは、

彼が出せる速度のたった20%程度の負荷しかかけられていないようだった。

だからテイクオフがうまくできないということなのだろう。

本人にヒアリングしてみると、

どうやら本人は20%ではなく、

90%くらいできていると思っていたようだ。

パドリングで大事なことは、

1.サーフボードの上でぐらぐらしないこと

2.腕を深くまっすぐ、そしてボードの下に弧、楕円を描くように漕ぐこと

そしてその中には、さらに細かいティップもあるのです。

それは、腕を時計の短針で言うところの10時半、1時半に、

そして可能な限り前方に伸ばすようにして落とす。

そして自分のボードの下、腰骨まで楕円状に水を深く、

水を重くしっかりとつかんでくるように回す。

その負荷が最大限になるようにヘソの下に向けて水をつかんできたら、

ーー腰骨の手前に手の平が来た際にーー

そこから全力で、

例えばブロック5〜10個を動かすような負荷で、

最後を漕ぎぬきます。

その後は負荷がほぼゼロになるように脱力し、

(ゴルフやテニスで言うところのフォロースイング)

その勢いで海面から腕を抜くように出し、

指先が身体の一番外側を通るように回します。

この状態のときはさらに脱力しきってください。

だから上手なサーファーのパドリングを見ると、

海面では脱力しているので軽く漕いでいるように見えるのです。

そして最初の10時半か1時半の位置に腕を落とした瞬間から、

重くなった水を掴むような負荷をかけて同上の繰り返しです。

ポイントは、

A.最大負荷は身体の真下から腰骨の先5〜10cmだけ。

B.その後は完全脱力すること

C.海面に腕を入れるときは短針が10時半または1時半の位置から

D.できる限り腕を伸ばしてから海の中に

E.腕の軌跡は楕円状に。

F.そこから(A)までできる限り深く、ゆっくりと、しかも重たい負荷をかけていく。

G.ぐらぐらさせない。

こんな感じでしょうか。

近い将来にプールなどの水中から動画で、

パドリングの楕円軌跡等を紹介できるようにしてみます。

まずは撮影できる場所を探してみますね。

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暑い暑いと思っていたら、真夏日になっていた。

こんな日と金曜日が重なると、

各地でレジャー行きの渋滞が起きる。

田舎町ではあるが、

サンクレメンテも同様で、

午後のサンディエゴフリーウエイのサウスバウンドでは、

オルテガ・ハイウエィからキャミノ・エストレヤまでおよそ10kmの大渋滞だった。

南カリフォルニアは、

年々人が増えている気がします。

それではまた明日!


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