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naki's blog

波乗り道具に対してのハードルを取りさる質問メールをお待ちしております_サーフボード美_(1502文字)

こんにちは、

ものすごい低気圧が勢力を増しています。

これは完全に台風以上だと思います。

どうぞお気をつけてお過ごしください。

マイブームクッキング2の”大槻 ケンヂ”編を見ていたら、

彼がギターを買いに行く際に

「楽器屋で買いたいギターを渡されて、

店員の目の前で試弾させられるのが(下手なので)恥ずかしかった」

と告白していたが、

サーフ世界でも同じようなことを良く聞きます。

「サーフショップに入るのが恥ずかしい」

「サーフボードの質問をするのがどうも」

「基本的なことは聞けないじゃないですか」

「初心者なので、名匠のボードを買うことがはばかられる」

私からすると、

そんなことは全く気にしないでいいと思うのですが、

なぜか波乗り道具に対しても意識的なハードルがあるようで、

聞けないまま時が過ぎていた人たちが多いようであります。

サーフボードは、私もわからない暗黒の時代がありました。

じつはいまでもわかっていないのかもしれません。

けれど今、サーフィン歴1万1千日を越え、

このサーフボードプロデュースという仕事をして、

シェイパーや職人たちとほぼ毎日時間を過ごすうちにわかってきたこともあります。

なので、どんなご質問、

うまく言葉にできない抽象的なことでもよろしければ聞いてください。

なんとなくですが、

友人たちに勧めたボードのその後を見ていてわかってきたことがあります。

もちろん、お決めになったモデルやシェイパーなどがあれば、

それの確認に、または白紙状態でもかまいません。

あなたの大切なサーフ時間をよりすばらしいものにしたいです。

shop@nakisurf.com

まで、件名を『サーフボードの質問』として、

私の名前(船木、NAKI)宛でお寄せください。

すぐに、または少々お時間をいただいてしまうかもしれませんが、

全て返信いたします。

今こそ打ち明けてください。

コンテストプロパガンダ洗脳時代の、

「ペラペラの薄く細いショートボードで波に乗れない」

というウソみたいな事実はもう過去のものとしましょう!

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上の画像は今日のタイラー・ウオーレン。

「ハンドシェイプはアートそのものだね」

と言いながら自分のシングルフィン5’10″を削っていた。

彼はプロダクションシェイパーでないので、

「二度と同じものを削れない」という短所があるが、

食で言うところの一品一品手間をかけて、

彼の天賦の才を施す”何か”をそれぞれのボードにしたためている。

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こちらプロダクションも創作も全て越えての名匠コールの今日。

新しいショートボードをハンドシェイプで模索していた。

「ライトニング・キッカーのボトムを見ていて、

幅広ボードにそれを搭載したら、と突然ひらめいたんだ」

そんな現代最高峰の刀工がブランクスを思いのままに表現するのは、

見ているだけで興奮してくる。

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こちらシェイプ後の工程ラミネート(グラッシング)。

世界最高の職人とされるデイブ・ネイラーが、

カーボンストラップをストリンガーに施していた。

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デイブ謹製のカラーボード。

ティント、またはオペイク、

ピグメントと呼ばれる樹脂の中に顔料を溶かして彩色する技法。

クロスが重なったところが濃くなり、

そして滲みやカスレ等がじつにアーティスティックな逸品であります。

エアブラシでは出せない風合いで、古今東西で大人気のカラー表現。

最上段のダブルストリンガーはボランクロス。

少し緑がかっているのが特徴です。

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(水曜日のおまけ)

先日予告編が公開された『スターウオーズ7』だが、

「もし、ウエス・アンダーソンが監督だったら」

というWhat ifから始まるパロディシリーズです。


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