新品・中古サーフボード販売、カスタムオーダー、ウェットスーツ、サーフィン用品など。NAKISURFは、プロサーファー、フォトグラファー、サーフライターで知られるNAKIのコンセプトサーフショップです。

naki's blog

【テクニック編】ミニボード系ボードの乗り方[お師匠タイちゃん編]_(1505文字)

 

tyler_warren_soap

2013_gravels_Tyler_1886

〔Nationシェビィに乗るタイラー〕

こんにちは、

みなさんお待ちかねのテクニック編、

今日はミニボードの乗り方です。

この動画を使用します。

Twin and Fin Less // || \\ Tyler Warren and Derek Hynd from Visualguyser on Vimeo.

今日のお師匠はタイラー。

もうひとりがデレック・ハインド。

ただ彼はフィンレスなので、

その乗り方はまたいつかのときに説明します。

ミニボードはミニシモンズ系だったり、

ミニフィッシュだったりするのですが、

タイラーならソープシリーズ(シンミントも)。

CANVASはレースカー。

COLEだとBDシリーズ。

NATIONはシェビィ。

まずはミニボードに乗るための基本的なことを説明します。

(繰り返しますが、今回はタイラーの動きだけで説明しています)

1.円弧の動き

2.足の位置

このふたつのことが重要です。

そしてその次に波に合わせて、

とてもゆっくりとターンしていることがわかります。

円弧というのは遠心力みたいなもので、

波から離れて戻る、または前のセクションに進むときに、

ボードの片側を長く押しつけるようにすると、

短いボードのアウトラインと、

ツインフィンが支点となって円弧状にターンします。

クイックなターンでは円弧はもちろん、

このボードの良さが出ませんし、全く機能しません。

この動画を繰り返し見てそのターンの長さと、

ターンからターンがつながるまでの遅さを覚えておいてください。

(速さではなく、遅さです)

ターン角度を付けたいときは後ろ足を踏みます。

さらに鋭角なターンをしたいときに後ろ足をテイルエンド側に、

しかもボードの波側にずらして踏み込みます。

これでターンの仕組み、タイミングがわかり、

そして強弱ができるようになりました。

そして最初に書いた円弧というのを意識して動画を見ると、

その動きが理解できると思います。

タイラーはノーズライディングをしていますが、

これもロングのとは違い、クロスステップではなく、

まずは前足に後ろ足をくっつけて、センタースタンスとし、

そこから前足を出してノーズに行くスタイルです。

ここで大事なのがこのセンタースタンス。

そのノーズに行く前に、

真ん中のみで加重することは、ミニボードのみならず、

オルタナティヴサーフ系ではとても重要なので、

ここで紹介しておきます。

ノーフィンのデレック・ハインドもこのセンタースタンスを多用していますが、

これによって、”これぞグライド”という滑空のような滑りを味わえます。

逆に言うと、オルタナティヴサーフ、

つまりオルタナ族のくくりはこのセンター位置が基本と考えてもいいかもしれません。

波の目的ラインに乗ったらセンター。

余裕があれば前足を出してノーズライディング。

波がにぎやか、つまり切り立ってきたら、後ろ足をテイルに置きターン。

円弧の半径を小さくしたければ、後ろ足をテイル寄りにおいてターン。

イ. センター

ロ. 通常スタンス

ハ. バックフットスタンス

ニ. ノーズライド

の4つだけ、またはノーズに乗らないのであれば、

イロハの3つだけで完全に操作可能で、

サーフボードを機能させられるのです。

タイラーのライディングを見て、

いいなぁと憧れていた方、

あそこまでの完璧なるターンはできないにしても、

このイロハ3つを会得すれば、

ミニボードを基本的に乗りこなすことが可能です。

陸上でイメージトレーニングをして、

海でやってみることを何回か繰り返せばこのカテゴリーは修了です。

それではまた!

Screen Shot 2015-03-05 at 15.28.03

Tyler Warren’s 5’5″ Bonzer


Tagged on:

Comments are closed.