夢に見た鮮やかなバレル。 突然、文意がやってきた。 「よし、BLUE誌の原稿を書くぞ」 とワードを開き、 背筋を伸ばし、白紙に向かって 「バレルの本質を理解しようとすると、 深遠なる宇宙に行き着くだろう」 とタイプしてみ…
やってきた波_(522文字)
波。 なかなかやってこない波がある。 秋のはじまりに乗り、 「もしかしたら生涯で一番好きな波かも」 と感じ、それを確かめるためにも もう一度その斜面を滑りたいと決心した。 うねりを待つ。 低気圧発生と聞けば、ウエザーレポ…
ワカモーレ・チップスとメキシコビールの正しい飲み方_(1774文字)
「森のバター」 とされるアボカド。 ほんのり甘くて、まろやかで、 くちの中でやさしく温かく溶けていく。 ここメキシコ・サユリータで食べるアボカドは、 いままでどこで食べたアボカドよりも甘くて、 味が濃く、 豊満な風味があ…
波に乗れ 永遠の波に乗れ_(872文字)
海があって、波がある。 波に乗るのは、 人間だけではなく、 魚、イルカやアザラシ、 ペリカンなどが滑走、滑空していく。 波に乗る(飛ぶ)ペリカンを眺めていると、 彼、彼女らは何年そうしてきたか、 何万回波に羽ばたいたかは…
俳句日_(185文字)
. 初春も 夢波想い 目を細め 冷波や 光きらめき 花のよふ 岬波 トリム麗し 年忘 初春を ハチドリ運ぶ 日和かな 夢板を 年の瀬で待つ めでたさよ サーファーの夢 想いをのせた 年頭誌 春近し 泡花散って 波の音 海…