こんにちは、
土曜日をいかがお過ごしですか。
こちらはちょうど金曜日の夜になったところです。
これからカイラと行った奄美大島の旅記事をBlue誌に書かせていただくので、
その材料集めと、他の読みものにも没頭しつつ、
また大波もやってくるようなので、
サーフもあいだにはさんでという週末とする予定です。
さて、トップ画像と下の作品を得ることができた。
「サンオノフレ・サンセット」
こんなにすばらしい夕焼けとなるとは全く予想すらしなかった。
沿岸は朝からずっと深い霧で、
ほぼ何も見えない状態だった、
ライブカメラを見ていると、
日没の3時間くらい前に霧が薄くなったので、
支度をしてからサンオノフレに向かった。
到着すると、完全なる無風の海が広がっていた。
しかも新しい西うねりが(オーバーヘッドくらい)入っていて、
さらにはこのパワフル満月による超干潮というセットアップ。
”それはそれはの緩斜面なのになぜか崩れる”
そんな不思議な波を乗っていった。
太陽が水平線の向こう側に行くまでは、
曇天グレーの空で、まさか夕陽は出るわけがないと思っていた。
だが、うれしいことに沈んだ夕陽がそのグレー雲と呼応したようで、
照り返しというか、反射でどんどん暖色に染まっていった。
オペラを観た日に映画館を撮ったものがこれ。
昨日書きましたね。
起きてからこれをもう一回見ると、
「とてもきれいなもの、けれど人口的」
という感想を抱いた。
「次は自然の色で、とても美しいものを撮りたい」
そんなことをぼんやり考えていたので、
タイミング的にも最高だった。
サンオノフレのフォードアーズと、
オールドマンズを分ける大きなパームツリーがあった。
しかし、
海岸侵食で倒れてしまったその無念の木の幹にカメラを置いて、
2.5秒間シャッターを開けて撮ったのがこの波写真。
先ほど書いたように全くの無風ならば、
波はこんなふくらみとなって映る。
波面が鏡面のようになっていたほどツルツルピカピカ。
ターンをすると、
その自分が起こした波紋が扇状に拡がっていき、
それがグレー空とマッチして、
ジョン・オルトンのフィルム・ノワール、
つまり極端な明暗対照法の白黒作品のようにとても幻想的で、
思い返すと全てがファンタジアな日となった。
こんな日があると、
ケリー・スレーターのウエイブプールは必要ないとさえ思えてしまう。
やはり自然はすごい。
そう強く感じられるのはこの月のせいだろうか。
とてもパワフルに感じます。
ジェイミソン・オコーネルが、
10’8″のメガフィッシュで、
このサンセットに染まった美しい斜面を滑り、
半ば放心気味に上がってきたところ。
「サイケデリック!」
そんな単語が出てくる空色。
普段は撮らないセルフィーをそのジェイミソンと。
私たちはそれほどまでにこの夕焼けに興奮したのです。
そのままいつものボードアンドブルーに行き、
またここでもみんなでセルフィー。
(じつはジェイミソンの奥さんがここで働いているのです)
キャッチサーフの話になって、
シングルフィンが出るのを友人たちは楽しみにしているようだが、
「すでに(USAの)最初のデリバリーで、
7,8,9フィート全てのサイズが前受注で完売してしまったよ」
そう言ったら「え!」と驚いていた。
キャッチサーフ社内の情報によると、
去年もこの時期には完売していたのと、
エアジョーダンのように新色を買うのを毎年楽しみにしている人の需要なのだそうです。
生産数を増やして対応するというが、間に合いますように。
ジェイミソンと彼の友人マイク。
ジェイミソンのサーフ名言がNALU誌に掲載されて、
それがうれしくて、うれしくて写真を撮っているところ。
私はこれを撮りながらほっこりとしてしまった。
ジェイミソンは若いのに苦みを効かせたすばらしい名言を書いたと思います。
感動できるし、感情移入もできる言葉、しかも波乗り世界。
ありがたいことです。
それではそれでは、
すてきな土曜日となりますように。
今日も来てくださってありがとうございました。
それではまた明日もここで!
Fullmoon Party.
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