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WCT選手のファインラインのためには_COLEダブルバンプスクアッシュ(DBS)第一弾ムービー_(1684文字)

おはようございます。

いかがお過ごしですか。

こちらは疲れ果てて、

これを書きながらイスに沈んでいました。

IMG_8914

最近気になっているのが、

日没後の照り返しに揺れるように動く波。

それをこうしてスローシャッターで撮っているが、

これが簡単そうで難しい。

自分の思い描いた作品になるまで撮り続けてみます。

IMG_5905

さて、波乗り話です。

自分にとって「遅速」という新しいファクターがやってきた。

で、ミッドレングスを乗ったり、

ファインラインを求めてのシングルフィンだったりの日々。

ゆるやかな人間関係というか、

やさしいローカルだらけなので、

行く場所もサンオノフレばかりになってしまった。

ASP-WCTもおよそ2km横でやっているので、

昨日は風向きと波チェックを兼ね、

ライブブロードキャストを受信して、

ラウンド3のジョエル・パーキンソンを見た。

そこには無風のオーバーヘッド波で、

彼流のそれはすばらしいファインラインが描かれていた。

で、最近わかったことがある。

これはキャッチサーフの連中、

そしてレッツパーティのスティーブ、

NATIONのライアンとも話して確かめたことと前置きして書き進める。

そのくらい自分の言葉としては書くには不確かだった。

それは、

「あのラインを描くためにWCTサーファーたちは、

どのくらいの時間を費やしたのだろうか?」

ということ。

とかくボードだったりテクニックに目が行きがちだが、

あのターンのためにホームブレイクでは、

幼少の頃から波に乗り、

朝暗い内から陽が暮れるまで、

さらには世界中のありとあらゆる波に乗り、

毎日毎分の時間を割いて、

人生をかけて取り組んだ集大成があのサーフィングだろう。

そして、

「ものすごい量の時間と、

人生の大半を費やしていないとあのターンはなし得ない」

ということに気づいてしまった。

恥ずかしながら自分にもその覚悟はあった。

世界のサーファーと渡り合えなくても、

それに近い似たターンを磨こうと思っていた。

競技も同様に、

真摯真剣に取り組めば、

良い波が巡ってくるはずだ。

そうすれば勝ち上がるチャンスがあるかもしれない、と。

で、ドノヴァンと会って、

ある言葉を得てからコンテストに出場することがなくなった。

その言葉とは、

「コンテストは敗者生産場だぜ」

ということ。

ドキリとして、そしてなるほどなとピッカリとした。

確かにコンテストは一人の優勝者を輩出するが、

そのためには他全員が敗者となる当然の事実を知ったのです。

で、コンテストは自分には荷が重いというか、

「気が合わない」

ということが分かった。

そしてあんなWCTターンを求めない方が、

自身にとって日々の幸せと、

さらには自身のラインの独創性が生まれるのだろう。

それからは少し方向転換をして、

波のこと、

そしてそれにまつわる心象風景が気になり、

写真にしたり文章としたりしてきた。

さらには、

自分の手本となるタイラー・ウオーレンやクリスチャン・ワック、

最近では、

コーリー・コーラピントがそうしているようにショートボードにも乗り続けてきた。

ショートボードの楽しさ。

それは「軽量」ということに尽きると思う。

これは持ち運びの重量ではなく、乗り味が軽快なのです。

201409_Cole_9167

その軽さを求めて、

上記したサンオノフレで乗った映像をつなげてみました。

1本だけピア波が入っていますが、

これは地形が悪く、

行ったけど波乗りにはならないほどのダンパー波でしたが、

せっかくなので入れてみました。

これからちゃんとしたショートボード波、

つまりビーチブレイクでも試しますが、

とりあえずロング波=日本や世界の緩慢な波と仮定すると、

ボードの良さがわかると思います。

ASP流ではなく、

私流のファインラインでお恥ずかしいのですが、

緩慢波に対してのボードの性能がおわかりになると思います。

薄くて小さくて、

細くて軽いのにテイクオフ性能がすごいです。

あと、泡からのキレもあります。

前置きが長いですが、

こちらがCOLEダブルバンプスクアッシュ(DBS)第一弾のムービーです。

ちょうど2分間です。

よろしければ見てくださいね。

今日もみなさんの良い日となりますように。

 


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