「波に乗る、波を撮る」
そんなことに心が安まる。
この絵を見たときに思い浮かんだのが大師匠抱井さん。
彼と全く同一のスクエアなカービングターンだと思います。
抱井さんをご存じの方、
このことについてフェイスブック上でコメントをいただけたらうれしいです。
タイちゃんからウナクネ式ボンザー6’0″(左、白)が届き、
テラスCEOのマックスがやってきたので一緒に進水式に行く。
じつは私的にはフォードアーズに行きたかったのだが、
遠くからやってきたマックスのことを考えて、
平日、干潮で空いているだろうという希望的観測の元、
高名ブレイクのアッパートレッスルズに行くことになった。
ボンザー兄弟ではないが、
たった2本のボードに10枚のフィンというのは誇らしい。
ご存じのようにボンザーはフラットなセクションでも進んでいくので、
真性ウナクネライディングを味わえる。
ただ、この腰胸サイズのアッパートレッスルズの波が弱く、
フォードアーズと何も変わらないということを改めて知った。
さらには波数が少なかったので、
いつものように一部のサーファーたちだけが波に乗り、
マックスが乗ろうとしても乗れずにそれはかわいそうだった。
「これならフォードアーズにすれば良かったね」
日本語でマックスにそう言うが、
実際は自分に言い聞かせているようでもあった。
駐車場からブレイクまで徒歩30分かかるので往復60分。
そのことを考えると、
アッパートレッスルズ=3本/時
フォードアーズ=10本/時
マックスのスカイプミーティングが3時にあるというので、
2時間はサーフしたが、その徒歩時間を加算すると、
フォードアーズは3時間乗れた計算となった。
フォードアーズ30本>アッパー6本
じつに5倍もの本数の差があり、これに距離が加わる。
アッパーの平均滑走距離が20m、
フォードアーズが50m=累計1500m
アッパーの累計が120mということで、
12.5倍もの差がついたサーフセッションでありました。
なので、また当分アッパーに行かなくなるのだろう。
それにしてもサンオノフレはみんなで楽しくサーフしているのに、
トレッスルズは上手なサーファーだけが波に乗り、
他人の波を奪っていくのがコンテストみたいで気になった。
みんな波に乗りたいわけだから順番に乗ればいいのに。
「最大数(マキシマム)ウエーブを設定すればいい」
そんなアイディアが出たが、
こうした有名ブレイクはどこもそうなのだから
“君子危うきに近寄らず”
という言葉をここに置いておきます。
マックスには難しい日本語なので英語で調べたらこうありました。
“A wise man keeps away from Trestles”
私はキャッチサーフで国際ミーティングがあり、
それから近所のキャンバス工場に行く。
デイブ・ネイラーのティント日。
2本のボードが3/4 パッチのプロ仕様で仕上がっていた。
NATIONギャラクティックレーザーとその亜種ボード。
最近オンフィンが多いけど、
プラグで自由にフィン仕様を変えられたほうが多様な気もします。
さっきのハイパフォーマンス・プロ仕様の受け取り人たちが来た。
しかもティーンエイジャー。
それはこのダンド兄弟。(サンクレメンテ)
向かって左がカレン、
そしてお兄ちゃんがコナーというプロ予備軍。
しかも前出したような波を総取りすることがない
「わかっているサーファー兄弟」
これはNATIONのテストモデルでCool Story。
ふたりともコンテストに出ているので、
こういうオーソドックスなハイパフォーマンスボードが必要なんですね。
サンクレメンテの名店『ノマドカフェ』に行き、
サーフムービー&レッドエール。
The Pesosのブラッドフォードがバスの中でおもしろい音を聴いていた。
1970年代後半に活躍したジョナサン・リッチマンだという。
ミュージシャンたちはユニークな音源を持っている。
ブラッドフォードはこのスクールバスに乗っているが、
どこかで見たことがあるぞと、ブログ内を探してみると、
ドナルド・タカヤマがご存命であったとき、
ロビー・キーガルが乗っていたものと同一なものだった。
https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/30834
ロビーがおフランスに引っ越すときにブラッドフォードに譲ったのだそうで、
そこからドナルドの写真が出てきたのは何かの示唆なのだろうか。
ウナクネ界ではドナルドは、
ドナルド・シャカヤマ(釈迦山)として神格化されているけど、
そのシャカヤマのモデルになったとされている。
とすると、
ボンザーから始まった今日の締めくくりとしては完璧になるな。
これからBlue誌のコラムを書きます。
何を書こうか。
ウナクネ的なことを書きたいのだが、
一般的ではないので、このブログ読者にそれは譲るとして、
どんなテーマにしようか。
そんな海に漕ぎ出す夜です。
それではすばらしい週末となりますように!
また明日ここで。
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