さよならフィルモア。
ただいま、サンクレメンテ。
ベンチュラ&フィルモア経由でサンクレメンテに帰ってきました。
アメリカには水曜日に入国しているので、
森本家には、じつに4日間もお世話になりました。
みなさん、温かく迎えてくれてありがとう。
左から智保さん、希南ちゃん、航太くん、そしてセイジ森本。
ベンチュラを見渡せる丘の上では結婚パーティが行われていて、
波は小さいけど、
水温もそこそこ(そこまで冷たくはないということ)で、
沿岸はご覧のように霧が出ていて少しひんやりとしていたが、
こうしてボードを大目に持っていってウイークエンド風のサーフセッションができました。
例によってフィンレスだけど、
昨日ポストした動画を受けて、
「NAKIさんでもあんなに乗れないのですね」
というメールをいただいたので、
もしかしたらフィンレス=通常のサーフィングだと思われていると感じたので、
ここにその少し説明をしておきます。
まずはサーフボードにフィンがついていないのをフィンレスという。
フィンがないと、ひっかかりがないので、
サーフボードは信じられないほどまっすぐ滑らなくなる。
つまりはどうにもならなくなるんだけど、
“そこをなんとか”
そうやって乗るのがフィンレスの醍醐味。
難しいからやっていたのだけど、
今ではたくさんの楽しみどころが出現した。
それは、
1.スリルあふれる(小波でも畏怖するほど滑走が怖い)
2.超が付くほど体幹のトレーニングになる
3.大波の際のレイルの入れ方に似ているので、ビッグウエイブの練習に
4.バランス感覚を究極的に養える
5.波がダンパーだろうが、良くなかろうがあまり関係ないので、ほぼ毎日できる
6.1に書いたように遅速が高速に感じられるので、小波でもかなりうれしい
7.人とラインもグライドも違うので競わないで楽しめる
8.フィンレスの愉しさ、難しさを知っている人と話が弾む
9.海から上がってくると、見ていた人に話しかけられるので仲間ができやすい
10.フィンがなくてもサーフできるようになるので、フィンを忘れたとき、または壊してしまってもサーフ可能になった
11.乗っているだけで、全方向に滑っていくので、大笑いしてしまうほど楽しい(まるで柔らかい氷上のよう)
後は、3日前にも書いたけど、
岩だらけのブレイクでもフィンがないので、
底にひっかかって転ぶということがないので、
今までサーフできなかった場所でもサーフできるようになる。
利点ばかりだが、
普通の、つまりフィン付きのサーフボードを乗ってみると、
そのすばらしさ、簡単さ、高性能さに驚くほどで、
やはりフィンレスはサーフィングというものではなく、
波乗りというより波横滑りというものだと感じる。
例えてみるのなら、
太いタイヤで氷上を走るモーターサイクル(バイク)が似ている。
□
閑話休題。
(話が変わって)
氷を買ったら、
こんな大きくてびっくり。
大きな米袋よりもはるかに上回っている。
冷えすぎてしまいます。
カリフォルニアに来たら、
インアンドアウトバーガーを食べることがほぼ約束となっている。
こんな軽くておいしいバーガーは世界でもここだけだろう。
ゴールデンイエロー色に揚がったフレンチフライの美しいこと。
私の注文は、
ハンバーガー
グリルドオニオン
エクストラトマト
エクストラトースト
フレンチフライにはノーソルト
ケチャップに胡椒
そして大量のチリペッパーに水。
おいしい〜!
さらに夜になって、もうひとつのお約束はメキシカン。
こちらはセイジ御用達のローカルレストラン。
モデロビールの生ジョッキの大きさといったらほぼピッチャーでした。
1リットルは入っているのだろう。
セイジは豪勢にモルカヘテという石臼を焼いて、
その上に肉魚エビ野菜チーズの盛り合わせという料理を注文してご満悦。
ツナくんは、このフィッシュブリトー。
やたらと巨大で、
ナウシカのオーム(サンド王蟲)を思い出した夜。
帰りは、
サンクレメンテまでの道で、このように炎上している車があった。
きっとオーバーヒートなのだろうけど、
せっかくの休日なのに車も予定も全て台なしですね。
このおかげで水温計をやたら見る癖が付き、
さらには自分のラジエターの水量も点検しました。
みなさんもお気をつけて。
さよならみんな、また来ますね。
少し北のサーフタウンに葡萄の里に、
そしてすばらしいフレンドシップにありがとう!
Life is good.
◎