ブイ情報によると、
南うねりと北西うねりが同サイズで入ってきていた。
さらには南風だったので迷わずソルトクリークに行くと、
最近では1番いい波だった。
グラブルズまで降りると、
右側からラップしてくるライトが、
ご覧のようなパーフェクトコンディション。
昨日はミッドレングスで、
今日はショートに乗るというのは、
波質も考えると、
お菓子かお肉かというほど違う。
こういうコンディションの際は、
折れないように強度のあるボードがいい。
ということで選択したのが、
カーブボール5’3″Keahana製。
正確なターンと、やけに速い滑走性が切り札なんです。
かなり深いバレルを何本も潜り抜けました。
しかも後ろ足はこんな位置を踏んでいるのですね。
□
COLE@Cole’s
「このコロヘのルースキャノンを見ていて気づいたことがあったんだ」
「違い、ですか?」
「この当時(3年前)は、シングルダブル(コンケイブ)
が絶対だと思っていたけど、
カーブボールに代表されるようにこのスロットを適正位置に入れると、
センシティブなハイパフォーマンスボードは、
シングルコンケイブのマッチングが1番優れている」
「なぜそう思ったのですか?」
「速度さ。このスタイルのシングルコンケイブが1番速いんだ。
ただ、緩かったり弱いという波質によっては、
もたつくときがあるので、VEEをテイルに入れ、
さらには(テイル)リフトを付けて、
というテストをライダーたちでしてみたらこれがばっちりはまったんだ」
Archy x Ford | California Summer from RVCA on Vimeo.
「でもアーチみたいなパワーサーフはできません」
「そこで思いついたのがダイヤモンドテイルさ」
「レイルラインを短くできる、と」
「ステップバックの距離を縮められる」
「なるほど!」
「テイルブロックもボリュームがあって、
しかもキックされているので、蹴り出しも軽いのさ」
「これが新しいハイパフォーマンスモデルなのですね」
「そうだね。現時点では最高峰のサーフボードとなる」
「すごいです!」
「どんな膝腰オンショア波でも切れるようにアウトラインを作ってみたよ」
「やたらとかっこいいです。モデル名は決まったのですか?」
「それがまだなんだよ」
「昆虫シリーズですか?」
「いや、速く切れるからスピード感の名前を考えているよ」
「楽しみです」
「例えば、Lightning Slicerはどうだろうか?」
「稲妻を切ってしまうほどの速い斬れ味が伝わります」
「まあ、名前は後で考えよう」
「そうですね」
「新素材というわけではないが、
Future Flexのブランクスがあるからそれで削ろうか?」
「ありがとうございます。すぐに乗りたいので、
納期が早いポリエスターも一本お願いします。
「乗りくらべるのはいいことだ。そうするといい」
「楽しみです。お願いします」
新しいサーフボードデザイン。
しかも現代の基本系のハイパフォーマンスモデル。
カリフォルニアの究極ショートボード。
オンショア膝波でもスパッと斬れるサーフボードの誕生が間近です。
■