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naki's blog

『Bird Series』のNATIONアメリカン・ロビン_COLE/アンディ・アイアンズからのオーダー_【クリスチャン・ワック掲示板】_(2720文字)

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nation_retro_twin_surfboard

このところシングルフィン(TW Tracker 6’4″)、

またはショートボード(COLE DBS 5’7″)で滑っている。

ファインラインのみで滑るシングルフィン。

そのファインラインをトレースするショートボード。

どちらも同じに感じるのだろうが、

その感覚は全く違う。

「ボードの重さ」

というファクターはご存じだろうか?

昨日サーフしていて突然、

サーフボードの重さが大事なことに気づいたのです。

今まで(20代後半)までは、

「ボードは軽い方が良い」

と信じていたが、

30代後半になると、

「どちらかといえば(ボードは)軽い方が良い」

と変化し、

40代後半のいま、

「ボードの重さが波を滑る味となる」

と断言できる。

フォードアーズの干潮時間は波が薄くて、

もしかすると、

日本のビーチブレイクの半分程度のパワーの、

つまり地中海風波となったのです。

そして重いボードと弱波のマッチングの良さを知ったのです。

今までよく聞いていたのが、

「風が強いときは、重いボードが良い」

ということだったが、

「弱い波のときは、重いボードの方がよく滑る」

ということに気づいたのです。

波に乗った日が一万日を超えると、

波に乗っているとき、乗った後、またはいつでも、

波乗りに関して以前より気づくことが増えた。

「波に乗るのに慣れてしまうと、感動が薄れませんか?」

そう聞かれて、

「逆に感動が増えました」

と答えた。

そうなのです。

想像も自惚れもどんどんふくらんでいるのです。(笑)

で、今朝。

重く、そして回るようなターンをするボードに乗って、

フォードアーズ波のライトを滑っている夢を見た。

起きてから、

しばらく現実との境目がなくて、

半覚醒のままで、

回るように切れこむツインフィンの感覚をなぞっていた。

で、こんなツインフィンをデザインしてみました。

1970年代のアウトラインですが、

グラッシングは6+4, 6のボランで重く。

レイルはテーパーとし、けどフォルムはソフト。

これはレイルを波に入れやすくして、

ソフトにすることによって、

レイルセットに失敗したときに許容範囲を増やすアイディア。

ボトムはロールとVEEミックス、

必要である箇所にはコンケイブ。

これはこういう重いボードのロール(バレル)状の挙動が好きなのと、

回転性能にはVEEボトムが一番だと信じている。

コンケイブはもしかするとレイル側にオフセットすれば、

その薄くなったレイルを揚力で支えられるという2014年最新のコンセプト。

テイルは厚めに。

これは小波というか、

「極小波にテイクオフできるかも度」倍増計画なのです。

当方、膝波でもきれいに乗りたいですし。

長さは5’5″くらいであとはライアンにおまかせ。

ぱっと見はレトロフィッシュにしか見えない。

でもこれなら鳥のように、

円弧を描きながら波の上を滑らせ、

そして流れるように漂うことができるボードだとデイドリーミング。

こういうファインライン系のボードを独自に

『Bird Series』と呼ぶことにしてみた。

そしてこのモデルだが、

個体色からの連想で、

「アメリカン・ロビン」と名付けてみた。

こういうサーフボードのデザインというか、

コンセプトを作ることが大好きだということに気づいた。

この資格とかあれば、

サーフボード企画士とかできるのだろうな。

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Xmas03 Rocky shore

3ヶ月の会期というマンライ個展が無事終了しました。

で、その@DSL55では、

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誰が貼ってくれたのかがわからぬが、

マンライの痕跡がステッカーとして残っていました。

これもバードだ。

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コールシェイプに待ちに待ったブランクスが到着しました。

コールはブランクス信者であるので、

気に入ったグレードしか使わない。

だが、今回注文していたグレードの生産量が少なく、

夏の繁忙期と重なり、入荷しづらかった金のブランクスです。

お待たせしておりましたが、これでかなり進みます。

B級ブランクスを使って納期を早める大手、

そしてA品のみを使って、納期が遅れるインディーズ。

もちろんB級を使おうとは言えないが、

お待たせしているサーファーたちの板挟みになる私のような仲介人の辛いところであります。

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コールのファイルから偶然出てきたのは、

故アンディ・アイアンズからのオーダー用紙。

ノートに書いてあるので、

きっと電話を受けてのものだったのだろう。

アンディはコールに長さを伝えずに、

幅(18-5/8″)は固定、

厚み2-1/8″-2-1/4″と幅がある指定をし、

さらにディノ(アンディーノ)のレイル、

そしてラウンドスクアッシュとワイドスクアッシュという記載。

とすると2本のオーダーだったのだろうか。

連絡先にヒルトンホテルの電話番号と部屋番号が書いてあり、

アンディはアメリカ人の成功者らしく、

何もないノースハワイからやってきて、

サーフコンテストの宿が、

海を見渡せる高級ホテルの10階だったということにも興味がでてきた。

その部屋でアンディにインタビューした人はいないのか。

もししていたらアンディは何を語ったのだろうか?

今では知ることができない伝説。

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ローワーズWCTはじまりました。

これはルーク・デイビスのインスタグラムで、

ボードモデルは、

ネーションのスコアボードだと思う。

こんなものすごいリッピングがいまや全盛ですね。

 

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それはかわいいシーアの子たちがマリブコンテストに行き、

なんとそれぞれ2位と4位になっていた。

いつもフォードアーズにいて上手なかわいい子たちだけど、

こうして全体で見ても上手なんですね。

あ、こうやって考えられるのはコンテストの効能だろうか。

運試しでもありますね。

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パンちゃん(©パンダコパンダ)

と呼んでいるパンカー・パットのインスタグラム。

ものすごい海のパワーが押し寄せている瞬間だろう。

これはすごい。

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動物好きなので、

アニマル系のチェックも欠かしておりません。

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日本のお巡りさんとレッツパーティ!?

キャプションをいいかげんな意訳してみると、

”オーストラリアのジェイ・フィリップスは、

日本での友だち作りに余念がない。

彼は私たちのパーティTシャツを着ているので、

速攻でレジェンド認定しています。

ジェイ!着てくれてうれしいよ!”

翻訳はこんな感じですね。

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【クリスチャン・ワック掲示板】

レースカー、フォーセールです。

5’1″ x 20.25″ x 2.5″

sanded gloss, glass on fin,

“Christian Wach、ボクヨウのサイズです”

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ボードは現在クリスチャンの自宅にあります。

お詳しく知りたい方は、

shop#nakisurf.com

(#を@に変えてください)

までメールをお願いします。

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それではすばらしい週末をお迎えください!