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naki's blog

すばらしい波乗りをして、よく生きることについて_(1633文字)

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夜明けのボンザー5’5″

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今日の夜明けは、

こんな不思議な色になりました。

@トレッスルズ乗降場

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GoProでTuckertunaさんこと前田さんが写真を撮ってくれた。

DCIM104GOPROG0171051.

ウナクネ思想の朝。

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感動的なサーフィングをしました。

『夢で逢えたら』

故大瀧詠一さんの歌詞を思い出しました。

“夢でもし逢えたらすてきなことね

あなたに逢えるまで眠り続けたい”

.

このボンザーの初見レビューというか、

最近の私も含めた今日の感想を書いてみます。

こんにちは、

最近というか、

私は48歳を過ぎてからとても体が冷えるようになりました。

特に手足。

水温15度以下になるとサーフブーツの出番です。

これを履かないと、足が攣ってしまったり、

足の裏が硬直するほど冷えてしまうのです。

そしてこれも冷えから来るものでしょうが、

冬場はとても疲れやすくなってしまいました。

体をあまり冷やしたくないので、

(撮影や約束がなければ)暖かくなった午後に行って、

短い時間だけサーフしていました。

冷えるから背中も痛くなるので、

(あまり反り返れない)

6’4″のシングルフィンをメインとし、

またはログボードに乗っていました。

そんなときに夏の終わりに注文したボードが完成してきました。

それは小さく、たった5’5″しかなかったので、

腰胸波ではあまり乗りたくないな、

というのがファーストインプレッションでした。

ですがタイラーに誘われて、

しかもスティーブ・クリーブランドがカメラを回すというので、

勢いも借りて乗ってみると、

その楽しさに心の底から興奮してしまい、

心は震え、飛び跳ねたくなるような衝動に駆られ、

体はとても熱くなりました。

「サーフィングバンザイ!」

https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/60445

サーフ歴は31年を越えるのですが、

これはまるで初めていい波に乗った日、

エアをメイクしたとき、

長いチューブを抜けたとき、

大きい波を思いのままに乗り切ったときに起きたような、

全身の細胞が震えているような感覚です。

電子レンジの仕組みを思い出しました。

たしか電子レンジは、

「マイクロ波で水分子をつなぐ振動子にエネルギーを与え、

分子を振動回転させて温度を上げる」

そんな概要だったと思うのですが、

『サーフィングでの極度の興奮=マイクロ波』

ではないかと思うほど、

細胞分子が振動して体温が上がっている気がします。

で、この3日間は冷え性も治ってしまって、

夜明け前の気温1度の海に行き、

その海岸でハダカになってウエットに着替えても全く寒くはありません。

やっぱり健康への究極の道は、

食べるものや普段の生活をあれこれ気を使うよりも

「自分が一番好きなものを極度に楽しむ」

ということが解決方法なんですね。

しかも波は自然からのもの、

大きかったり小さかったり、

風を受けて凹凸ができたり、

潮位によって強弱が変わるほど不安定なものでありますが、

それもマイクロ波発生への要素なのだと思います。

テーマパークや酒場、TV、読書、ゲーム、スポーツ、

または旅行等の娯楽でこのマイクロ波は発生するのでしょうが、

ここまで体を熱くするものではありませんでした。

やはりシステム化された娯楽でなく、

自分の力だけでサーフボードだけを浮かべて沖に漕ぎ出て、

そして寄せてくる水の山に乗ることが波乗りの本質なのだと再確認しました。

今まで「負」、つまりネガティブな感情も持っていたのだが、

いまそれら全てが蒸発するように霧散してしまっている。

体の悪いものが出ていってしまったようでもあります。

よく健康に過ごされているご老人の方がおっしゃるのが、

「よく笑って、よく生きる」ということ。

今はそのことがよくわかります。

「すばらしい波乗りをして、よく生きる」

これが私の生き方だと知った日です。

このことをみなさんにお伝えしたく、

ここに書きました。

どうぞすばらしい日、そして人生となりますように!

2015年新春。