ニューヨークタイムズより
Q:ファミリーピクニックがあったので、私はエビのオードブルとサーモンポシェを用意しました。ところが、目立つふるまいをするのが嫌いな従姉がいて、私はエビだけを、彼女はサーモンをそれぞれ持って行くことにしよう、と言うのです。(ちなみに彼女はいつもチキンです)。彼女の言う通りにすべきでしょうか。それとも、もう注文したので両方とも私が持って行きたい、と言うべきでしょうか?―匿名
A:こういうささいなことで調整がつかなくなるのだから、おかしなものですね。自説を曲げずにサーモンも持って行きなさい。「私はアラスカからサーモンを持ってきました」と言って、いとこが目を回すのをご覧なさい。
これは朝日新聞から妙訳を抜粋したものだが、
私はいまだにアメリカ人のこういうジョークがわからない。
でも人生相談となると、日本人でも同じようなもので、
時折アイロニーに昇華するほど優れたものがあったりする。
今日はカラちゃんことカラニ・ロブが、
総帥率いる私たちのウナクネ派に入門した記念すべき日。
アレックス・ノスト総帥と熱い契りの握手を交わした。
「ショートボードばかり乗っていたので、君たちのようにロングボードも自在に乗りたいんだ」カラちゃん
「あなたならすぐに会得するでしょう」アレックス総帥
「こんなボードに乗っているんだね。オリジナルボンザーなの?」カラちゃん
「はい、その通りです」アレックス総帥
「速そうだね」カラちゃん
「かなりのものです。こんなのが40年も前にデザインされていたとは宇宙人クラスでしょう」アレックス総帥
「ノーズライドのことを聞きたいんだ。上半身は動かさないと理解したけど、下半身はどうしているの?」カラちゃん
「割とグニャグニャさせています」アレックス総帥
「なるほど。上は固めて、下は柔らかくだね」カラちゃん
「はい、そうです」アレックス総帥
「よしやってみよう」カラちゃん
その「上カタ下グニョ」系ボード。
NALU誌が届いたので、
私のフィッシュ特集内で準主役をつとめてくれたアーリック・ユールに贈呈した。
やはり新しいNALU誌(新T編集長の第2号)が、
どこまでウナクネ度に迫ったのかが気になる総帥。
ウナクネ影皇帝とされているタイラー・ウオーレンの表紙はもちろん、
トム・カレン、ジェリー・ロペス、
『ブラックアンドホワイト時代』のケリー・スレーターに反応していた。
ウナクネ広報部長(私)が乗る
Nation 5’10″チャンネルシングルフィン。
総帥のこれ以上ないほどの究極ボトムターンに、
いつものことだが、人生が変わるほどの感動を受けた。
アーリックは自作フィンレスでスライド三昧。
陽が暮れて真っ暗になっても上がってこなかった。
明日が静かに、そして確実にやって来ようとしている。
こちらは金曜日の夜となりました。
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