最近はフォードアーズも西うねりばかりとなり、
そうなると岬波しかブレイクせず、
あの鎌倉七里ヶ浜系の波ではなくなる。
そこで、先週くらいからソルトクリークにやってきて、
岬岩場のロッキーショア、そして右(北)側のグラブルズ、
さらにはグラブルズ北のモナークビーチでサーフし続けている。
ミラーがこの系の波に熱中し始め、
ならば私もまたこんな波をやろうということになったのだ。
この3日間のグラブルズは本当に誰も来なかった。
推測するに、
ここは満潮がよろしきサーフスポットとされているからで、
しかも今週は朝が満潮時だったので、
ライブカメラに映っていたサーファーたちは無風、
またはオフショアの朝にサーフし、
それで引き上げていっているようだ。
で、干潮は誰も来ず、ムハハとミラーたちと笑っていた。
ただ、タイちゃん(タイラー・ウォーレン)だけは、
「グラブルズ良かったでしょ?」
電話で話したときに言ってきたので、やはり彼はすごいと思った。
ということで、干潮がよろしきロッキーショアは満潮時に行き、
グラブルズは干潮に行く逆真流を貫いた結果の無人至福でありました。
ソルトクリークへは、
1時間1ドルの駐車場からこんな芝生の丘を下っていきます。
(年間駐車場パスあり)
これが例のブレイク。
完璧であり、しかも無人であります。
セットはかなり大きかったので、これは普通サイズ。
Photo by Brian Miller Media
NATIONシャンパン6’11”
このボードばかり乗っている理由は、
じつは他のボードを折ってしまったからで、
そのことによって、この波の威力がわかっていただけると思う。
この辺りでは、
パイプライン化する場所であり、
昨夜もジョンジョンとジェイミー・オブライエンたちの、
パイプラインの乗り方を動画で確認していた。
すごい世界だ。
All photo by Brian Miller/ GoPro
こんな風にレイルだけを傾けて一直線に乗っていける愉楽。
シングルフィンのミッドレングスの速さにアディクト(大のファン)している。
セッションが終わってきて、
ビーラッドも参加してアフターサーフ・ランチ@駐車場。
いわゆるロータイドなので、
こんな良い波だったとは誰も信じないだろう。
昨日スキッパーにチームスタンプを施した件。
シルバーとブラックの戦慄。(大げさか)
シェーン・マクファーソンが、
「どうだい日本製のウエットだよ!」
そう言って自慢げに披露してくれたものだが、
この裏面テープは日本製ではないことを示している。
なぜなら日本人というか、
アジア人にこれはスレるし、伸縮範囲を狭めるので重く感じるはずだ。
だが、これには意味があって、
アメリカ人のサーファーのほとんどはウエットスーツを脱ぐと、
そのまま、つまり塩々が付いたまま天日で干し、着るときに砂を払う方式。
なので、ものすごくラバーが傷む。
その状態で力任せに着るから、簡単に破いてしまうそうだ。
サンオノフレで一番人気のウエットスーツは、
NAKISURFでも鋭意ご紹介してういるリユニオン・ウエットスーツだが、
その主宰横田さんによると、
「アメリカ人にはネックエントリーは作りません。
翌日には、”首が破けマシた”と持ってくるからです」
それほどまでの扱いをされるウエットスーツの耐久製を増すためのステッチラバーテープ。
でもこれを進化させたらウエットスーツの耐久製が増す事項であるのかもしれない。
Photo by Famous Hair Artist Murata san, North Chiba
D-Senpai on NATION GALACTIC LAZER
最後に千葉の大先輩である凡鳥山岡さんから、
Dセンパイの「堤防から堤防のあいだで一番上手かった」
そんなご感想を込めてこの写真を送ってきてくださった。
セクションメイクのスピードが感じられるすばらしショットであります。
これでDセンパイは57歳。
すばらしい滑走です。
山岡さん、ありがとうございました!
Keep Happy Surfing!!
◎