真夏日3日目。
こんな日は夏の予告編になるかと思い、
サンオノフレはフォードアーズに。
持っていったボードは、
Canvas Arrowhead 8’4″
Nation Sonic Boom 5’4″
Tyler Warren Bonzer 5’5″
到着すると、リバーとテレサのカップルがいて、
天才リバーはそれは上手なギターを奏でていた。
リバーはギターは初心者だったはずだけど、
ここまで弾けるようになっているとは。
もしかすると持って生まれた才能と、
またはものすごい時間をかけて練習しているのだろうと察した。
おそらくその両方だろうけど。
なんでもそうですよね。
イチローさんも言っていたけど、
時間をかけないでできるようになる天才はいません。
そのテレサが私のアローヘッドに乗りたいというので、
「Sure!」と託してみると、
一本目からこんなチーターファイブを軽々と決めた。
横にいたグッドサーファーチームもそれを見たようで、
「あれ、CANVASだよね。何モデル?」
そう聞いてくるので、
「アローヘッドだよ」
「聞いたことがない」
「今年モデルなんだよ」
「へー。で、あの長さはいくつなの?」
「エイトフォー」
「え!そんなに短いの?まるで10フィートみたいなテイクオフだ」
「そうなんだよ。やたらと速いよ」
「すごいね。長さのレンジはいくつからなの?」
「6フィートから11フィートオーバーだって」
「それすごいね」
「コンピューター上でデザインするときに、
短くても長くてもフォルムが同じなのは珍しいことだとライアンが言っていた」
「でもそのデザインが一番というか確かだよね」
「あ、でも短いのがFLOWというモデルになるという設定だって」
「FLOW知っている。アローヘッドは、そのロングモデルなんだね」
「そうミッドレングスからログ」
マンライセッションを終えたテレサ。
この柄ウエットもいいですね。
Eさんに教えてあげないと。
さて、リバー。
彼の波乗りは伝統とニューウエーブの両極にある。
ミニからログまで乗りこなせる16歳。
タイラー・ウオーレン(ウナクネ影皇帝)は、
このリバーと、
コーリー・コーラピントを次世代のアイコンになると予想しているようで、
それぞれをサポートしている。
逆に言うと、
タイラーもこうして上の世代のサーファーからサポートされていたようで、
そんなことも含めてカリフォルニアのサーフ事情が垣間見える。
今日のサーフバディはジョー兒玉さん。
サーフ歴が週末のみ1年と思えないほど、
安定してライディングと、
キックアウトからパドリングの姿勢になることも会得されたようです。
そして、周囲のサーファーとの交友関係も良好です。
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さて、サンオノフレのいつもの光景だが、
写真やビデオで撮ったことがなかった
「キャッチ&トランスファー」
を写すことに成功しました。
一緒に乗っていたサーファーがワイプアウトして、
ボードが流れてきました。
そのボードに「フィンチョーク」という柔術の技をかけます。
これは夏にやってきたみずきちゃんもやっていました。
https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/55887
テイルから持ち上げて、
トランスファー、
つまりボードを乗り換えます。
しかもフィンファーストの前後逆転。
マンライ決定のスマイルが出ました。
すばらしい。
話を聞くと、
このキャッチ&トランスファーは1960年代頃からあったようで、
隣のおじさんが、
「俺も昔やったなー」と懐かしんでいたのが印象的だった。
私の番となり、
まずはアローヘッド。
アローヘッドの直進性能というのがすごく、
電車というか、トロッコに乗っているよう。
その楽しさというのは、
10フィートクラスのログボード並であった。
締めにファイブファイブ・ボンザーで、
やはりこういう日は最高です。
また明日ここで!
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