Photo by Zack
ジェイミーオブライエンのダブルキャッチサーフ。
ボードを2本使って波に乗る時代となりました。
それにしてもバックドアのこの景色。
インサイドの泡地帯付近を良く見ると、
激浅箇所の海面が盛り上がっていて、ここがどれだけ危険かがわかる。
昨日USオープンで大原洋人くんが優勝してから、
なぜか電話やSMSでの「おめでとう」がたくさん届いた。
同じ祖国というだけだが、日本人サーファーとしては素直にうれしい。
ちょうど「コンテスト=お祭り」と例えて、競争だけではなく、
自分たちが愛していることへの尊敬や感謝だと、
ここで書いたばかりなのでさらにうれしく感じる。
少年時代からサーフコンペティションへ傾倒し、
自らも選手となり、
そして今は選手へのサポートを続けながら
メディア活動をするヨゲさん(カラーズマガジン)に電話すると、
「ヒロトやりました!」
感激のあまりに涙声になるほど喜んでいた。
日本のメディアでも大きく扱われていて、
それらを読むと、
この優勝は東京五輪の追加種目への加速事項となりそう。
全米オープン(オブ・サーフィング)で日本人が優勝するということは、
夢にも思わなかったほどすばらしいこと。
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夕陽と、ジョンon the 改造オディシーが撮れた。
それにしても美しい日でありました。
金網バレルに入る私たち。
ジョン↑
兒玉さん↓
それぞれのスタイルが出ておもしろい。
サンクレメンテのニューオフィス(一時的なものだが)から見えるNAKISURF号と朝陽。
この下にはサンクレメンテ・スケートボードパークがあり、
ここはノアがスケートボードを始めたところでもあります。
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さてさて、
金曜日の夜からアート・ウイークエンドと称して、
ジョンと一緒に「一枚のアートを完成させる」というプロジェクトにかかっていた。
まずは、
ハンティントンビーチの内陸にあるウエストミンスター市に巨大な画材屋があり、
そこで「アーチ・ペーパー」と、木炭や消しゴム等を求めた。
ジョンはキャッチサーフのアートディレクターで、
前職ではマーク・ゴンザレスのアシスタントをしていたり、
さらにはバリー・マッギーと親交があり、
さらには↓グレッグ・クレヨラ・シムキンをも収集しているアートマニア。
私はそのグレッグ・クレヨラ・シムキンの「サイ王」の木炭画に触発されて、
クジラが描きたくなり、
さらには、
「(自分が一番欲しい)キャンパーを背中に載せて、クジラのお母さんを捜す旅をする」
という母からはぐれてしまった赤ちゃんクジラと、
50歳になる男(私かも)が交流するストーリーが浮かび、どんどん描き進めていった。
第一段階の完成↑
ほぼ最終版。
「光の反射は影の中にもある」
そんなありがたい啓示があった。
それを描き足しての完成です。
タイムラプス動画を撮ったので、
完成までをコマ送りでご覧になってみてください。
絵を描くことって、とっても楽しく、
食べることを忘れてしまうほど没頭できるもの。
そして今までは一人で描いていたのだが、
達人ジョンの意見を取り入れてみたりもし、とても満足できるものとなった。
「週末が終わって作品が手に入った」というボーナス感覚もいい。
これは来年の個展に出品する第1品目となります。
どんな額装にしようかと、クジラの名前を思案中であります。
それではまた明日ここで!
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