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naki's blog

【特大号】フィンレスVSサバちゃん_波に乗ることの真理を得た日_(2908文字)

Hey Hey!

Super Takibishi Yasu

Catch Surf Odysea Plank 7′ (Finless)

#takibigod

.

ソウルブーム到来かと思ったら、

ウナギ・クネクネブームだという。

「これはドラゴン・グライドへの布石である」

そこに気づいている読者が何人いるだろうか。

Photo by Takiro = 三蔵瀧朗㉚

#takiro

.

そのウナギクネクネ、

略してウナクネミートが千葉エックスでありました。

夏の終わりというか、

そんな冷たい北東ー東風が吹き荒れたおかげで、

日曜日だというのにエックスはほぼ無人だった。

秋の始まりの雲か、

または夏の終わりの雲かは読者に委ねる。

NALU誌連載コラム入稿しました。

『サーフボードはおびただしく浪費され、

サーファーたちの孤独を癒すことはできない』

こんな終わり方としたが、

今朝起きて、ここは削ってしまった。

またT編集長とサーフしたい。

南房総に行って、

彼の師匠と鰻(うな陣)を食べて、

サーフ業界の歴史と未来を論じたい。

さて、ウナクネ派の集まりへと話は戻る。

Catch Surf x DFW Pro 7′ x 2

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マーちゃん(右グレー)、カマちゃん(オレンジ)。

「サバーのポーズで乗ろう」

ということになった。

昔は、

チビ太のポーズであり、

それは今サバ手という呼び方になった。

Catch Surf Skipper Fish 6’0″

.

ハッピー・アミーゴの化身である河合さん。

土曜日はみんなで一宮「ほしみや」さんに行き、

星野さんの絶品料理をいただきました。

高知県室戸市の陰陽師と言えば彼でもある。

空と海。

「さb−✨🐟」

市原マーちゃんの

「サバーポーズ」が全員に伝搬し始め、

Catch Surf Skipper Fish 6’0″

.

私もその例にもれず、

サバーとやったら自身が抱えていたいくつかの難問が霧散した。

閑話。

「いつもですが、お忙しいところをすいません。

ブログやインスタグラムに出てくる『サバー』は、

サバ読みを具現化して「さb−」となったと理解しております。

ですが、

「さb−」と表記すると、

サバーですか?サビーと、どちらの発音になりますか?」

ウナクネ静岡支部のSGさんから質問を受けたが、

これは信奉のようなもので、

どちらも正しいと思える。

鰻を信じる人もあれば、

WSLを崇拝する人もあるが、

ウナギクネクネ派は一神教ではないので、

ワールドチャンピオンのジョンジョンも神であり、

そしてウナクネ開祖のデューク・カハナモクも神である。

そしてタキビシも神になるだろう。(予告)

Saba chan Barry McGee Thruster 5’9″

サバ師、または後のラカ法王

.

——がしかし——

私たちにとって、

サバちゃんはそれら全ての神よりも高く君臨している。

少しすると、

彼はラカ法王38世として発見されることになるが、

愛を語らず、輪廻も、解脱も、

語録を持たず、

波乗りはオルタナ好きで、

酒も好きで、

仕事も特に成績が良いわけではないが、

ただ笑顔で「さbー✨🐟」と言うだけで、

性別や職業、国籍、宗教いかんを問わず、

全員が信服してしまう。

その証拠に呼んでもいないのにみんながこうして一所に集まれば、

休日だというのに無人エックスが出現し、

そして自主的に全員がフィンレスに乗るというのも神がかっている。

そんな敬服を込めて「さbー✨🐟」とやれば、

家庭円満、痛快無比、相思相愛、豊年豊作、臥薪嘗胆(がしんしょうたん)、

愉快活発、極楽浄土、無病息災、良妻賢母、横井旦那(京都、橘)となり、

「笑う門には福来たる」という意味を体現することになる。

Catch Surf Skipper Fish 6’0″

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ツナくんはサバーとやりたかったそうだが、

「あまり目立ってはいけないと親に教わりました」

ということで封印していたと夜聞いた。

それならばと、

「家に着いたらさ、

一番搾りを飲みながらサバーのポーズをするといいよ」

と指導すると、

「はい、わかりました。やってみます」

そう言って、

袖ヶ浦ナンバーのカングーで、

太東岬のアブラヤの先まで帰っていった。

Catch Surf x DFW Pro 7′

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ナッキー。

彼女はサーフ歴たった14か月で、

『SURF MAGAZINE』の見開きとなった。

フィンレスなのは、

私がフィンという概念を教えなかったからで、

よって彼女のレイルワークは、

サーフ歴20年レベルまで達している。

市原マーちゃんの友人カマちゃん。

彼もまたフィンレスに魅せられて、

週末聖地まで詣でてくる一人だが、

DFWオレンジは、

ここまで夕闇に映えるということを知った。

Catch Surf Odysea Plank 7′ (Finless)

.

春先くらいにフィンレスを乗って以来、

日本はもちろんのこと、

モロッコやイタリアでフィンレスを楽しんでいるティナ。

今週からアイスランドでフィンレスをしてくるという。

スーパータキビシヤスと愛娘ルリエル、

そして決めポーズの私

.

そのティナと入れ替わりにやってきたのが一級焚火師。

またの名をスーパータキビシヤス。

ルリエルの誕生日が23日なので、

3歳と5日という記念ショット。

メルちゃんが見えませんね。

もう日没後だったが、

抑制されたものを解き放つ瞬間。

弾けた笑顔。

サバーのポーズを決め、

世界でも有数なるクネリを見せた。

サバちゃんの唱えるサヴァーダ思想のことを突然思いだした。

「タキビネコたちは『サヴァーダ』を聖典としています。

サヴァーダは火を神だとして崇拝し、

私たちが行う焚火を祭式だとしているのです。

タキビネコたちが信じているのは、

この世で行った業(カルマ)が原因となって、

次の世の生まれ変わりの輪廻が決まるということ。

彼らは悲惨な状態に生まれ変わる事に不安を抱き、

無限に続く輪廻の運命から抜け出す解脱の道を求めます。

特にこの雄猫(バラ)ボンとナツコは祭祀を通じ、

神々と関わる特別な権限を持ち、

宇宙の根本原理”ブラフマン”に近い存在だとされているんですよ。

コート(毛皮)の首輪状のリングがその証拠です」

【ウナクネ三部作・序編】ネオ・フィンレスに最敬礼_炎のなかのサヴァーダ思想 バラボン論的タキビネコ論_(2088文字)

そのタキビシのファイヤークネクネで、

セッションは大団円を迎えた。

さて、サーフマガジン、第3号が発売となりました。

今回も盛りだくさんではありますが、

ここに私やウネクネ関係の代表的な掲載や、

作品を示しておきますね。

こういう高感度雑誌を見ると、

ウナクネ一途時代と読み解けるが、

旧式(名前は言えない)のは、

いまだに『HOW TO』や『適正体重』を鋭意掲載して、

読者のライディング距離を短縮することに躍起になっている。

ムーチョ・アロハビールをぜひ。

井上陽水さんではないが、

♪フィンを外してみませんか

大きめのボードに乗ってみませんか

すばらしい気持ちになってみませんか♪

そんな意味が込められた広告。

名著は駆逐される。

そろそろこのサーフマガジンも休刊だそうだ。

諸行無常。

満月に向ける上弦の月。

潮満ちて、そして干いて。

エスカレートもなく、

デスカレートもない永遠の輪廻。

ウナクネ思想にありがとう。

波に乗ることの真理を得た日。

法王と神。