2年前にディーゼルさんで個展をやったとき、
キュレーターの犬帥(けんすい)さんは、
『マンライ(満足ライディング)』という展示名にしよう!
そう断言した。
『マンライ』。
私の好きなコトバのひとつであります。
元々は、
日本のソウルサーファーの始祖オガマさんとカカイさんが言い始め、
使用方法としては、
お二人が駆使される千葉弁が最も正式なもので、
「これはマンライだっぺ」
「マンライだね」
何年も聞いていたが、
お二人はJPSAのベテランジャッジでもあるので、
マンは『満点』の略だと思っていた。
http://k-shape.weebly.com/home.html
でもある日、これはもしかしたら違うと気付くに至り、
26年前だかそのくらいのとき、
鎌倉市寺分にあるブルーワー・サーフボードの工場で、
市場食堂の午餐を終えたカカイさんに聞いてみると、
「満点ではなく、満足という意味だよ」と言う。
満点と満足は大きく違う。
というか全く違う。
満足[名・形動](スル)
1 心にかなって不平不満のないこと。
心が満ち足りること。
また、そのさま。
「満足な(の)ようす」
「今の生活に満足している」
2 十分であること。
申し分のないこと。
また、そのさま。
辞書話「舟を編む」ではないが、そうあった。
波に乗って、
自分の心が満ち足りたら「マンライ」。
波乗りはすべからくこうありたい。
こういう気持ちの持ち方こそが、
重要なテクニックであると思う。
楽しむ心。
満足する気持ち。
波乗りだけではなく、
人生にも役に立ちそうですね。
それでは明日またここで!
私はそろそろ空港周辺に進んでいきます。
Have a great day!!
[オマケ]
そのオガマさんがやはりコンセプトボードを作ってらして、
その名もアッシーくん。
好きなパートが、
「前のヒレを取って乗るとあんがい上手く乗れるのですが、
それだったら普通のサーフボードの方が100倍上手く乗れます。」
大師匠たち、
インスピレーションをありがとうございました!
この歳になって、
こういう遊びというか、間が大切だと知りました。
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