今日もそうだが、
昨日はあまりにも暑かったので、
納涼サーフと称してエックスに。
水温が27度もあったので、
着の身着のままで入ると、
温かく、無感覚のようになり、
まるで楽園のようだった。
エックス。
以前はこの視界を塞ぐテトラポッドを悪く思っていた。
「景観も悪いし、結局は政治家と国土交通省の癒着でしょ。税金使いの悪しき習慣だ」
そんなことこんなことETC….。
けれど、このエックスにあるテトラポッドは故意か偶然か、
南北にある堤防効果と相まって、砂浜に砂を取り戻している。
そして左右からうねりを受けるので、
波が合わさる瞬間にピークは倍増し、
波乗りには最適の「寄ってくる」バンクを創り出す。
それはまるでパイプラインやバックドアのピークそのもの。
けれど、沖がふさがれているので、常にサイズ難である。
テトラポッドによってどのくらいサイズを失うかというと、
例えばテトラの影響を受けない波は、
オーバーヘッドサイズ(200cmくらいの波高)あれば、
エックスは腰サイズ(80cmくらいの波高)となる。
ちょうど2/5、つまり40%と、
私独自の研究結果をここに公表する次第であります。
で、昨日は腰くらいのダラヨレ波だったので、
多くのサーファーたちが、
「大波」を求めて他所に行ってしまっていた。
ハーフサイズ、
つまりセットで膝下サイズ(35cmくらいの波高)のエックスはほぼ無人。
ご近所の啓太郎くんと、あかりさんがいただけだった。
でもどこまでもパーフェクトな小さく、
ささやかな波が、
それは美しくブレイクしていった。
波がこのように内側に寄ってくるので、
これはまるでローワー・トレッスルズかどこかのようで、
飛行機に乗らないと乗れない波質が、
ここ千葉で乗れるという不思議。
でもハーフサイズ以下の40%サイズ。
小さくても私はかまわない、
なぜならボードを大きくすればいいだけだから。
さらに言うと、
「満潮時がギンギンです」と、
太東岬からやってきた瀬筒雄太くんが言うが、
そのときにはウナクネだったり、
近所、遠方からの愛好者が集まるので混雑している。
私はエアコンを使わないで生活し、
海に涼を求める派なので、
たいていの暑い日は、
気温が最大となる正午頃に行く。
新月の干潮。
いるのは私たちと、
テトラに付着した貝類を獲る漁師が、
浮き輪風のブイと共にいるだけである。
Catch Surf Skipper Fish 6’6″
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啓太郎くんは、
波乗りが大好きのようで、
お母さんに押されながら4時間も納涼サーフしていた。
Catch Surf Odysea Log 9′
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昨日はデューク・カハナモクの誕生日と書いたが、
そのお祝いも込めて、
デューク時代のスタンスで乗る波もあった。
Catch Surf Odysea Log 9′
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まだ身体が小さな啓太郎くん。
キャッチサーフの9フィートに乗ると、
ずっといつまでも滑っていき、
やがて砂浜まで行ってしまったのがうれしい。
『サーフハッピー』
とは、デューク・カハナモクが私たちに伝えてくれた大切な言葉だが、
彼の誕生日はこうしてハッピーにお祝いできました。
ありがとうデューク!
子どもたちの夏休みの自由研究用に、
「サーフィンの歴史」をポストしています。
どうぞご覧になってください。
Have a wonderful day!!!
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